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ANYCOLORはなぜストップ安したのか?

6月8日にIPOしたANYCOLOR

まず、ANYCOLORの上場時の終値から時系列で株価を見てみましょう。

2022.06.17 ANYCOLOR 時系列株価推移 株探        

⭐ 出典元: 株探 ANYCOLOR 時系列株価   
    


ANYCOLORの2022.06.17の終値

⭐ 出典元: 株探 ANYCOLOR 基本情報

ANYCOLORは東証グロースに上場後、初めてストップ安になりました。

ストップ高・ストップ安は日本株市場で採用していて、米国株市場にはありません。

ストップ高・ストップ安には制限値幅があり、株価によって異なります。

ANYCOLOR(5032 東証グロース)の場合、前日(6月16日)の終値は8,820円で7,000円以上10,000円未満でしたので、±1,500円の制限値幅が適用されました。

そのため-1,500円のストップ安となり、株価は7,320円で大引けを迎えました。



制限値幅について見てみましょう。

制限値幅 日本取引所グループ (1)            


制限値幅 日本取引所グループ (2)              

 
⭐ 出典元: 日本取引所グループ 制限値幅


ストップ高とストップ安

ストップ高

「値幅制限の上限まで株価が上がること」(出典元: いろはに投資を言います。

ストップ安

値幅制限の下限まで株価が下がること(出典元: いろはに投資を言います。


ストップ高とストップ安はなぜあるのか?

まず先にお伝えすべきことは、このルールは日本株市場で採用されていることです。米国市場にはありません。

株価の異常な急騰や暴落を防いで、投資家を守るため
という解説がありますが、投資家はリスクを負うべきで、過保護ではないかと思ってしまいます。

本来ならもっと上昇しておかしくない状況であっても、値幅制限によってそこで売買が停止されます。

その逆もあります。もっと下落すべき時もあります。

米国株式市場やシンガポール証券取引所のように値幅制限(ストップ高・ストップ安)の無い市場もあります。

「値幅制限の代わりに『サーキットブレーカー制度』を導入している」

サーキットブレーカー制度とは、相場が異常な変動を起こしたときに取引を1度中断することで相場の過熱を鎮め、投資家が冷静な判断ができるようにするための制度です」


🔶 ANYCOLORがストップ安になった理由を考える

ストップ安についての概要はお分かりになったと思います。

では、ANYCOLOR(5032 東証グロース)はなぜストップ安になったのでしょうか?

その前に、ストップ安となる原因を検討してみましょう。

① 業績が急激に悪化した。
② 急激な株価上昇で、高値警戒感があった。
③ 大株主(機関投資家)が株価を吊り上げていて、利確で売り浴びせた。
④ 発行済株式数が少なく、売りより買いの株数が極端に少ない。
⑤ 内紛や犯罪に絡むような事件が発生した。

この他にもあるかもしれませんが、現在考えたこととしては以上のことです。

では、ANYCOLORの場合はどうでしょうか?

私はこの4つの中では、「② 急激な株価上昇で、高値警戒感があった」ことと、「③ 大株主(機関投資家)が株価を吊り上げていて、利確で売り浴びせた」ことが可能性が高いと考えています。

⭐ 参考データ: <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位にエニーカラー 

「エニーカラーは、初のVTuber企業の上場となり、高い人気を集め上場2日目に公開価格(1530円)の3.1倍となる4810円で初値をつけた。その後も人気は継続し、16日には公開価格の6倍となる9200円まで値を上げた。ただ、株価の急伸で市場には高値警戒感も台頭している」

消去法から結論を導き出しました。正しいかどうかは分かりません。

好決算を発表したばかりで、しかも今期も業績好調が予測されています。
ですから、「① 業績が急激に悪化した」は該当しません。

発行済株式数は29,993,435 株で約3,000万株あります。
「④ 発行済株式数が少なく、売りより買いの株数が極端に少ない」も該当しません。

内紛も犯罪に絡むような事件は発生していません。
ですから、「⑤ 内紛や犯罪に絡むような事件が発生した」も該当しません。

もし、「③ 大株主(機関投資家)が株価を吊り上げていて、利確で売り浴びせた」と仮定します。

大株主はIPO(新規株式公開)直後に株式を大量保有し、株価を吊り上げ、イナゴ投資家(餌食となる個人投資家)を大量に発生させ、利益確定のため大量に売り捌こうとしたために株価が急落した。

その結果、ストップ安になったと考えました。


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東証グロース市場でダントツ1位の売買代金です。31,137,349千円つまり約311億37百万です。

東証すべての市場でも26位です。
東京海上(8766 東証プライム)やKDDI(9433 東証プライム)、商船三井(9104 東証プライム)、村田製作所(6981 東証プライム)等より上位です。

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明日(2022/06/20)以降、どうなるでしょうか?

ストップ安が続くのか、もしくはストップ安までに至らなくても続落するのか、反発するのか。あるいはストップ高するのか。

いずれにせよ、私は売却しません。それどころか、時期を見て買い増ししたいと思っています。

今後、株式分割の可能性もあります。

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