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NTT法廃止

 NTT法を廃止しても、ユニバーサルサービスに関しては電気通信事業法で規制する方法があるのではないですか?。NTT法はNTTだけを規制する「非対称性規制」で、法の下の平等を定めた憲法14条に反する疑いもありますが、それが正当化された理由は「公正競争論」にありました。つまり競争が適当に行われたならば、電気通信事業者のサービスが拡充され、以ってComputer&Communication領域に於ける新産業の創出に資するという考えでした。果たしてこのような新自由主義的政策は効果を上げたのでしょうか?。なるほど、携帯電話の料金は安くなりました。しかし、GAFAMのような日本がこれから伸ばしていかなければならない新産業領域では大きく出遅れました。5Gの携帯電話も開発の主導権を取れたわけではありません。トップの「技術は金で買えばいい。」という考えのもとでは、開発の現場で意気が揚がるわけがないのです。こうした悲惨な状況下で一人気を吐いたのが、NTT法で頭を押さえつけられたNTTの技術陣です。光電融合技術という特大ホームランを放ったのです。この技術の凄さがわかりますか?。エレクトロニックスからフォトンニックスへの転換を日本が主導権を取れるということですよ!。  NTTの武蔵野研究開発センターに立っている石碑には、「知の泉を汲んで研究し実用化により世に恵を具体的に提供しよう。」という吉田初代所長の言葉が刻まれているそうです。松下幸之助の「水道の哲学」に通じるこのような愚直な取り組みが、世の中を大きく動かすのです。競争・自由化一辺倒の新自由主義が全てではありません。ましてや、深田萌絵さんのように情報通信ネットワーク上の安全保障を考えるならば、他の追随を許さない独自技術の開発力こそが、「新しい経済安全保障」ではないでしょうか?。
https://youtube.com/live/yY6w7N16cbM?si=mPCc8d4zBcRnyTVY…

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より

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