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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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#パブリックスペース

住宅街に現れたグルグルすべり台!?「壁」を取ったときのポジティブ妄想力で、小さな小学校の再生が、エリアの問題をも解決!

さて、今回のデンマークレポートは、前編「夜遊びの祭典「ディストーション」...」に続き、住宅街へ突入していった編(後編)です。 池沿いの一本裏の骨董通りをあとにして、ぐいぐい住宅街へ入っていくと、 うぉ〜。。上から、なんだ、このグルングルンすべり台は!! 離れてみると、、集合住宅の合間に現れた公園? でも敷地の端っこに建つ建物が以外と大きい。ガラス張りの1階をのぞき込むと、爆音ミュージックをバックに、子どもたちが全力でぴょんぴょん跳ねまくってる!!! なんだ、、この施設

100年の時を越え、台北の酒造工場が市民に開かれた巨大クリエティブパークに!文化人たちが立ち上がり、政府が受け入れ、誕生した「華山1914創意園区」

さて、地理がつかめていないので、2日目もまずは徒歩で。東門市場から昨日とは逆に西側へ少し歩くと、「中正記念堂」の裏側。28年前と変わらない鮮やかなブルーの屋根。白い塀の向こうの公園にも惹かれるけど、それを横目に今日は北へ。 バス停にベンチ。 集合住宅の1階にもベンチだらけ。日本でこうあるべきだと吠えていることが、ほとんど実現されているのか、この台北では... 歩道にもベンチ。そう、お店がなくたって、公園じゃなくなって、どこにだってベンチ(座れる場所)は基本必要なんで

空いた土地は市民のための小さな公園に!思い描いていた「パーカナイズ」が台北の路地にあった.

さて今回は、前回の永康街をさらに南へ下っていきましょう。和平東路を渡ると、師大夜市です。 このエリアはまわりに大学も多いこともあって、洋服、アクセサリー、コスメなどの女子高生・女子大生向けショップが中心。(詳細は「台北ナビ」のレポートが詳しいです) 台北にはいくつかの夜市がありますが、ここはギトギト感はほとんどありません。 原宿の竹下通りのような空気。だから、屋台もチャレンジしやすい。 メインストリートから外れても、こんな感じ。相変わらず集合住宅の1階はお店だらけです

今年、7000のベンチの街は100周年。日本はベンチ元年に!JAPAN / TOKYO BENCH PROJECT はじまりました。あたたの街もベンチを増やしてみませんか?

100年前にアメリカのある街に7000のベンチが設置されていたという前回の記事は、実に多くの方々に読んでいただけたようで、ありがとうございました。行く先々で「読みました」とか「打合せ先で、話題になっていました」と言ってくださる方がたくさんいて、大変驚きました。 どうして、こんなにも反響があったのかと考えたのですが、まず何よりも7000のベンチが設置され、人の営みがあのように描かれているポストカードのインパクトが、今の時代にも通じるくらいすごいんだなと痛感しました。一方で、部

都市*まちの作り方を台湾の「騎楼」に学ぶ!半屋外の歩行者空間の果てしなき可能性.「迪化街」から台北のまちを歩く.

お久し振りです。いろいろと新しいイベントごとが続いたので間が空いてしまいました。その間に広島県呉市と長崎市へ行ったり、東京生活でもグランドレベルネタは積もるばかりなのですが、今回はグランドレベル(1階)大国、台湾・台北ネタをもう一つお届けします。 というわけで、台北の迪化街というまちへ行きましょう。 迪化街は、いわゆる漢方、乾物、布などの問屋街です。まちへ入ると、鼻をつくのは漢方や香辛料の匂い。訪ねた5月末もただでさえ暑いのに、匂いで体温がさらに数度上がるような感覚に

1階づくりはまちづくり!株式会社グランドレベルを設立し、3331アーツ千代田にてパーティーを開催。グランドレベルが変われば社会が変わる!?

2016年9月1日、パートナーの田中元子が株式会社グランドレベルを設立しました。これまで設立へ向けて、いろいろとサポートいただきました皆様、ありがとうございました! 「9」月「1」日は、「g」round「l」evelの日として、この日を設立記念日にするのだという田中の想いもあって、起業を思い立ってから半年ほど待ち、無事に登記は終了しました。というわけで、同時にホームページもリニューアルしました!ちなみに新しいロゴは、BAUMの宇田川裕喜さんにデザインしていただきました。

カスみたいな木“カス木”が多い日本の謎.Googleストリートビュー×MITで緑化分布地図がつくられはじめた今、世界に学ぶべきは「育てる心」と「管理のデザイン」!

前回取り上げたのベンチと同じように、日本のまちを歩いていて、気になってしょうがないやつがいます。 それは「樹木」を含めた「植栽」です。街路樹であったり、もしくは建物の敷地内に設けられる植栽たち。まずは、ちょっとだけ見ていきましょうか。 東京の清澄白河。清澄白河から現代美術館へ抜ける道。もちろん、小さなお店が増えてきていて、グランドレベルのコンテンツが充実してきていることはあるのだけど、この通りが人を引きつける魅力は、この樹木たちに支えられているところが大きい。樹木なくして

公園を哲学しよう!コペンハーゲンの「Superkilen」に見る、公園の知られざるチカラ.地域の問題を解決し、場のポテンシャルを最大限に引き出す.

グランドレベルという会社をつくる前に、ヤン・ゲールに会いたいと突然言い始めた代表の田中。気づけば1月のコペンハーゲン。毎日、極寒の日々でしたが寒さを吹き飛ばすくらい、目に飛び込むものすべての物事に興奮し続ける充実の一週間でした。そこで見たこと考えたことの一部は、これまでのいくつかのレポートで紹介させていただきました。しかし、ひとつまだお話していなかったある公園の話があったのです。 それが「Superkilen」(スーパーキーレン)という公園(photo=Comrade Ki

「喫茶ランドリー」はどうしてヤバい?市民の能動性を引き上げ、受け入れる。グランドレベルの壮大な実験がはじまりました。

グランドレベルの企画・運営で、昨年2017年12月にプレオープンし、2018年1月5日にグランドオープンした、ちょっとだけ話題となっている「喫茶ランドリー」は、ただのランドリーカフェではありません。そこには、0歳児から高齢者までの、たとえばこんな自由な使い方、過ごし方が展開されています。 代表の田中がグランドレベルという会社を設立したのが、2016年9月。それ以前から会社設立の話は方々にしていたところ、設立前にも関わらず相談ごとを持ってきてくださったのが創造系不動産でした。