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絵を描くのにGalaxy note8(スマホ)とcintiq pro16(液タブ)を使ってみて

絵を描くぞ

 絵やまんがを描くぞ!!!!!!と言って、液晶タブレットを通販で意気揚々と買ったものの内箱がバキバキでペンが付いておらずトホホ……という絵日記を以前描いた。

 

そしてこの度、ようやく購入しなおしたのだ!

 とてもたのしい。

 
 液タブとクリップスタジオ(絵を描くソフト)も触り始めて少し経った。ので、自分の備忘録と成長の足跡を残す意味で、使い始めの感想を書き留めておこうと思う。

 あと、これだけは魂に刻むけど、夜中にテンションが上がって目についたサイトで衝動買いをしてはいけない。値段、梱包、問い合わせの対応、届く速さ全て公式が上だった。

絵を描く環境メモ

(ここ2年くらい)
 Gyalaxynote8(スマホ)+メディバン 
(これから)
 ノートPC、cintiq pro19(液タブ) +クリップスタジオ、Gyalaxynote8(スマホ)+メディバンも使い続けたい
※ メディバンも好きだけどAndroid版クリスタが出たらさらにいいのにな

(追記:GALAXYにクリスタが出ましたね!使ってみよ)

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1.Galaxy note8 ~スマホお絵描きも楽しいよ~ 

 スマホでお絵描きソフトが使えると知った時は衝撃だった。

人生を振り返ると、アナログで付けペンやスクリーントーンを貼ったり絵筆を握っていた期間の方が長い。板タブ(intuos4)も少し使っていたが、どうしても手から離れた場所を見ながら描くことに馴染めず離れてしまった。

 Galaxy noteは自分にとっては板タブ+パソコンよりも断然描きやすいし、とても描いていて楽しい。ここ2年程は絵を描くときはGyalaxynote8を愛用している。

 GyalaxynoteシリーズのSペンは、ペンタブ世界最大手のWacom謹製で、なんと4096段階の筆圧感知が付いている。メディバンペイントの設定で筆圧感知をONにすると直感に違和感ない線が引ける。横にあった実物の消しゴムで消しそうになったくらいだ。疲れのせいだけではないはず。

急に失礼します
これはGalaxy8で描いた少女

スマホお絵描きの素敵な点

・思い立ったらいつでも描ける。
出先だろうが職場の休憩中だろうが触ってても違和感がないのが嬉しい。

・縮小拡大回転などの操作性は抜群
指でスッスッス。指で描けなくしてタッチ操作のみにするにもボタンひとつ

・スマホで撮った写真をすぐ使える。
例えば紙に書いた落書きが気に入れば撮ってすぐ下絵にすることもできる。

・好きな体勢で描ける
 ねそべりながら、巨大なクッションを抱きながらなど自由にできる。ただこれは諸刃の刃で、寝てばかりで過ごすのですごく筋力が落ちた。

・外出先にwifiがなくてもインターネットに繋がっている ので作業しやすい
 フリーWi-Fiが無い田舎なのでわりと重要
・画面が小さいので拡大して描くとき他の部分に気が散らない
 

スマホお絵描きのデメリット

・画面が小さいので大きめの絵を描くと全体図が把握しにくい

・描いている途中重くなりがち
 スマホの中に要らないものが入りすぎているせいかもしれないけどレイヤー12枚くらいが限界?工数や大きさにもよる

・画面の色が変わりがち
 これは完全に自分の落ち度だけど、ブルーライトカットモードで使っているため黄色がかった画面で描いていた。

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2. 液タブ&クリスタ ~未知の宇宙~

 大きい画面で描いてみたい!という願望が高まったので液タブを購入することにした。

 ずっとWacomのペンにお世話になっていたことと、すでに指の操作がないと不安な脳になってしまったためWacom製でマルチタッチ機能がついたものを…と探したところ cintiq proシリーズに行き着いた。金額を見て高価さにおののき悩んだが、勢いに任せて買った。

 正直な話罪悪感があった。
「分不相応では?」「機能使いこなせないのに無駄買い乙」「お前に買われてかわいそうな液タブ」と頭の中の嫌なオタクがやたらと囁いてくるが、自分の労働で得たお金で長年使う予定の画材を買うのは良いだろうが!!!!!!!!!!と威嚇して済ますことにした。隅々まで使いこなして、この液タブには私に買われたことを決して後悔させまい。

 大きさは16インチ(横幅42.5cm)にした。バスケットボールのリングの直径くらいの大きさらしい。全然ピンとこないけど大きいね。

 不具合が出やすいという情報も目にしてまあまあ不安だったけど、数週間触っての感想は以下のとおり。

液タブ(cintiq pro16)素敵だった点

・大きい

・タッチ操作スイスイ
 違和感なく使える。拡大などをしたところ、指を間違って関知して描いちゃう…という口コミもあり、実際に自分も何かのボタンを押した拍子にそうなったが、設定をちゃんと見直したら解決した。
 二本指ダブルタッチでひとつ戻るなどのジェスチャーが魔法のように便利

・ペンのショートカットキー最高
 消しゴムをキーに割り当てたところ、これまた便利。使いすぎると壊れるだろうか?きっともっと割り当てを変えることで便利になるだろう。

・書き味なめらか
 違和感なくスイスイ描ける。ペーパーライクフィルムを貼るとさらに紙に描いてるようだ、「やり直しできる紙」て最強。

・2つのキャンバスに同時に描くことが可能
 クリスタすごい。クリスタのことも全然わからないので知りたい。

液タブ(cintiq pro16)のデメリット

・尋常じゃないくらいペンの芯が減る
 色塗りなしのらくがきを3つ、4pの漫画のネームとペン入れ1pでもうこんな感じ↓だ

 筆圧が高いのとフィルムのせいもあるけど、すごい減る。消耗品だし仕方ない部分はある。純製品じゃない減らないステンレス芯を試してみたい気もする。

・接続系に不具合がでることが…と口コミで見た。
 自分も初日、かなり苦戦をした。接続自体はコード一本だったので簡単だったけど、ペンが反応しなかったり液タブ自体がpcに認識されなかったり…という不具合はやはりあって、ドライバを何回かインストールし直した。今はすごく安定して使えているけど、繊細な機械ということを肝に命じて大事にしようと思う。

これから

 両方の良いとこどりをして楽しく創作できたらいいなと願う。