高齢者だろうが容赦しない
前回のイケズ話の続編です。母と娘の日常的なひと悶着。
ある朝、高齢母が右肩を痛めて腕が上がらなくなった。痛みのあまりロクに眠れず、服を着るにも腕が痛すぎてツライのだという。だから「服を脱ぐのを手伝って」といわれた。わたしがイライラしながら服を引っ張ると「痛いっ。もっと優しくしてよ」と不機嫌そうに顔をしかめる。左を先に脱がせ、傷めた右はあまり動かさずに済むようにやり方を変えたら無事脱げた。ただ、「もう二度と手伝わない。あとは自分でやれ」と突き放した。その場を去ろうとすると、後