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妄想ハッピーセット

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日常の些細な疑問から妄想を発展させる試みというか趣味。 「事実」+「妄想」があれば生きていけるわたしのハッピーセットは、手ぶらでもできる究極の1人遊び。日常はミステリーで溢れてい…
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#推理

お茶をぶっかける女

マンガみたいなワンシーンを目撃してしまった。 ************* 日常でみかけた些細な疑問を書き留める連載⑤ 同シリーズはこちら ②初々しい高齢カップル ③カフェでくつろぐ謎の家族 ************** ある秋の夜に繁華街から1駅離れたその場所は、公的機関が多く17~18時になると、定時帰りのサラリーマンが駅に向かってぞろぞろと歩いていき、一旦それが過ぎると途端に静かになる。大通りの途中には大きな神社があり、裏手に回ると樹齢100年近くいってそうな巨木が

初々しい高齢カップル

日常生活の中には小さいミステリーが転がっている。ミステリーというと大げさに聞こえるけれど、「なぜそんなことをしているの?」「なぜそれがそこにあるの?」「なぜそれが起きたの?」という小さな疑問のこと。すべての人にその機会は腐るほどある。そう、"すべての人"に。それに気づくか気づかないか、興味を持つか持たないか、それだけの話なのだ。 わたしはそれを1人で深堀りして妄想するのが趣味。キモイと思われたくないので外では話さないけれど脳内は自由でしょ。 中には調べたり検索すれば、すぐ

1人推理遊び ~小さなまちに馴染む小さな違和感~

近所を歩いていると、どうでもいいことだけれど気になることがたまにある。なぜこんなところにこんなモノがあるのだろう? この家にはどんな人が住んでいるのだろう? そんな疑問が沸くと、1人推理タイムの始まりはじまり。当事者に取材すればすぐに明らかになるだろうが、「某探偵○○スクープ」でもあるまいし、そこまでするはずもない。専門知識もないし、一般常識にもかけているので、トンチンカンかもしれないが、それを承知の上で自分なりの答えを導き出すのが楽しい。 ある日、いつも歩いている道でふと