40代からの普通自動車免許(AT限定)取得への道【高速教習編】

やってきました高速教習!

もう想像すると何もかもが怖いので当日までは何も考えないでいようと思いつつも、前日の夜には「高速教習 死亡事故」などで調べてしまうのが
人間というものです。

調べちゃダメですよ。絶対。おじさんとの約束です。

コンディションは良好

曜日は土曜日、天気は晴れ、ゴールデンウィークの翌週。

平日に比べれば車の台数は多いかもしれないけれど、ゴールデンウィークあけということもあってそれ程でもない雰囲気。

天気は晴れで前日も雨は降っておらず路面の状態は普通で霧なども出ていない。

時刻は夕方の16時。やや西日が眩しくなり始める時間ではあるがそこまででもない。

これまで複数教習系はいつも一人だったので高速教習も一人の可能性を考えていたけれど、待合室は土曜日ということもあってかいつも以上に人がいた。

これは三人もあり得るか?と思っていたが二人だった。

もう一人の教習性は若い。大学生になったばかりらしい。

そして指導員は急ブレーキなどの時に担当してくれた優しい女性の指導員だったのでかなりほっとした。

いつもと違う教習車

高速教習の時はいつもと違う教習車(レクサス)に乗るということはどこかで聞いて知っていた。

乗り込む前に簡単な学科の復習と、いつもの教習車との違いなどの説明を受ける。

二人なのでどちらが先に運転をするのかを決めるのにジャンケンをした。

勝ったので僕が決めることになり「じゃあ先で」と。

たぶん多くの人が後を選ぶのだと思う。先に運転する人の様子を観察してそれに倣う方がイメージもしやすいから。

ただ僕はいくつかの理由から先に運転したかった。

  • 若い子に先に運転させるなんて気が引けた(ちょっとカッコつけ)

  • 行きの下道はいつも教習している道路だけれど、交代した帰りの道は知らない道だから嫌だった

  • 緊張することは早く終わらせたかった

  • 時間が経つと西日が眩しくなりそうだった

  • 時間が経つと道が混むような気がした

こんな感じ。追加で以下の二つも発生していたので先に運転したのは大正解だった。

  • 途中のパーキングエリアで駐車があった(行きは通り過ぎるだけ)

  • 教習所に戻ってきてからも駐車があった

レクサスに乗り込み、いつもと違うシートとハンドルを合わせる。

ブレーキを踏みこんで合わせたはずが、アクセルが少し遠く感じるので途中の信号待ちで直す。

何もかもが電動で心地よい。さすがの高級車だ。

エンジン音も静かだし加速も速い、ブレーキの遊びも少なくて直ぐに効く。いつもの教習車と感覚が全然違って戸惑う。

一番違いを感じるのはハンドルの軽さとウィンカーの仕様だ。

ウィンカーが元の位置に自動で戻るので、消す場合には反対方向に軽く動かす必要がある。

これまで習ってきた動きには無いイレギュラーな動きなのでちょいちょいウィンカーが消えなかったり、逆側のウィンカーが出たりしてしまった。

高速道路の走行

少し慣らし運転をしたら高速道路の入口まではあっという間で、まだいまいちレクサスの癖に慣れていない状態でした。

料金所は直ぐに登場して、20km以下の速度でETCゲートをくぐる。

思ったよりも手前でゲートは開くのでゲートの棒に突っ込んだらどうしよう?という不安は不要だった。

ゲートを過ぎたら直ぐに加速車線があって直ぐに合流だった。

結構長く加速車線があるのを想像していたけれど、全然でした。もちろん場所にもよるとは思いますが、一瞬で加速車線がなくなります。

幸い他の車は合流近くになると追い越し車線に避けてくれますし、車もそれほど多くはなかったので、行きも帰りも(ジャンクションも)合流で困ることはありませんでした。

それより怖かったのがライン取りがうまくいかないことでした。

ちょっとのハンドル操作ですごい左右に動きます。

繊細で落ち着いた操作が求められます。

そして速度も80km~100kmは出さないと逆に危険ということでアクセルを踏みますが、道のこう配によって速度が安定しません。

下りはあっという間に速度がでますし、上りは思ったよりも踏まないと直ぐに速度が落ちます。

これを安定させながら繊細なハンドル操作をしなければならず、思ったよりも忙しかったです。

もちろん歩行者も自転車も原付もいないですし、信号も横断歩道もないので運転はしやすいのですが、自然と壁を嫌って右に寄ったりします。

一番怖かったのはトンネルで、学科で習った通りに入口や出口は暗順応・明順応で一瞬見えなくなります。

そしてトンネルに入るとより壁が迫ってくるように感じられ思っているよりも右側にライン取りをしようとしてしまいます。

終始「おぉー」とか「なるほどぉ」とか喋っていました。

「思ったよりも楽しい」とか「想像を絶する怖さ」とかそういうのはまったくなく「想像の範囲内の怖さ」という感じでした。

そうこうしているうちにあっという間に出口へ。

同じ出口で後ろを走っていた方、遅くてごめんなさいでした。

高速を降りて一般道の退避所に駐車して僕の番はおしまいでした。

後部座席で見る高速教習

帰りは若い子の運転を見守ります。

ゴールデンウィーク明けで久々の運転が高速教習ということで強者だなと思いました。

最初は少しいつもとは違う教習車への戸惑いはあったみたいでしたが、あっという間に普通の感じに。若いってすごい!(関係ないか)

それにしても速度が遅いかなぁと思ってメーターを見たらきちんと40kmは出ていた。

これが高速道路から降りたあとのスピード感覚の麻痺ってやつか!ととても納得しました。

その教習生も帰りの出口を出た後に「遅いなぁと思ってアクセル踏んでたら60km超えててビックリした」と言っていたので本当にあるんだなぁと。

気をつけよう。

帰りの道はまったく危なげなく、上手だなぁという印象でした。後部座席から見る80kmや100kmはそれほど速く感じないのが不思議。

ところで、もしも同時教習の相手がとんでもない運転をする人だったらかなり怖いなと思いました。

隣に指導員が乗っていてハンドルを奪ったりブレーキをかけることはできるけれど、ものすごいアクセルをベタ踏みしたり、急ハンドルしたり、一瞬のパニックが事故につながると思ったら急に怖くなります。

危なくなって急ブレーキで止まったら止まったで後ろから追突される恐れもあるし、自分が運転するよりも後ろに乗っている方が怖いかもしれません。

高速教習を終えて

指導員が最後に「教習なので100km出せるところでは出してもらいましたが、卒業したら安全に80~90kmくらいをキープでも問題ありません。70km台だと遅すぎて逆に危険だとは思います」と仰っていました。

80~90kmだと 60km出している時とハンドル操作の雰囲気がそこまで大きく変わらないので少しホッとしました。100kmになるとちょっと心がざわざわする感じです。

どんな運転もそうですが、慣れがかなり必要だと感じたので、一般道に慣れるのもそうですが、高速道路もそれなりの頻度で使用して慣れていかなければと思いました。

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