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【世界チャンピオンが見る景色】

最近激しく応援し、少し前には稽古も付けてもらったK1ファイターのK-Jee(ケイジー)さん。熊本出身。
先週11月3日、ついにタイトルマッチで1RKO勝ち、世界チャンピオンとなりました。
初めてのK1観戦で、知り合いが世界チャンプになるなんて、ツイてる。

そのお祝いの夕食会。10キログラム?位ある大きくて重いチャンピオンベルトを持って現れたK-jeeさん。

身長2メーターのイラン人のチャンピオン、シナ・をワンラウンドでマットに沈めた。
しかも2年前に敗北した相手へのリベンジ。

今回は「戦略がはまった。」
周到な分析と準備。
「相手の弱点を吐いた。」
距離の取り方、左右の動き方に勝機を見出しそこに神経を集中させた。

アタマ・ムネ・ハラ。
全てが揃わないと勝てない。
ただ強くて大きければ勝てるほど格闘技は甘くない。
何より「心が大事」と言う。

K1福岡ジムJ1に戻ってきたとき、「やる以外の選択肢は無い。」
自らを追い込んで、夢の中でも試合をする位の覚悟を決めて挑んだ。

「打たれる強さも大事です。」
相手を攻撃するだけでなく、相手のあらゆる攻撃で打たれてもへこたれない心と体を作る。

実際に前回対戦してみて、敗北したことが、大きな学びになったと言う。実際やった者でないと分からない景色。

こういった話を聞くと、僕自身も全力で戦った“選挙“の経験にも重なる。

それでもK-Jeeさんは冷静だ。
チャンピオンになる事は
「新しいステージの出発点に立っただけ。ここからがスタートで、どうこの階級を盛り上げられるか、K1を九州で普及できるか」
と次のステージでの躍動を見据えている。

もっと多くの人にK1を知ってもらいたいし、子供たちにも憧れられるスポーツになってほしい。そのために様々な策を思い巡らせている。

「何も変わりませんよ」とさらりと言ってのけるK-jeeさん。
チャンピオンベルトを巻いて、一夜にして英雄になっても、虎視眈々と、次のステージ、次の雄飛を臨む。

格闘技を見る人が感動するのは、凝縮されたリングでの戦いに、自分の人生での格闘や、それを乗り越えるドラマに自分自身を投影することができるからだろうと思う。特にどんな仕事でも、人生でも、《本気で、リスクを冒して、勝負する人》には格別の感情移入が起こる。

僕もそう。共感すること、学ぶことが多い。感じるところが多い。人生と命の縮図だ。
k-Jeeさんに祝福を🎊
さらに歴史を作り、九州に新しい格闘技の灯をともされんことを。

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