【超主観ヴィッセル神戸分析】リーグ戦第2節 vsコンサドーレ札幌

どうもたけっちです。

先日行われたヴィッセル神戸の第2節、コンサドーレ札幌戦をそしてDAZNで観戦し、振り返りした超主観な(ココ重要)分析という名の感想殴り書きをさせていただきます。

⚠️⚠️注意⚠️⚠️
今節はDAZN観戦でビルドアップの立ち位置など確認するのに限界がありましたので福岡戦ほど細かく確認出来ませんでしたのでご容赦ください。


スターティングメンバー

福岡戦からの変更は2名、2年連続フル出場の酒井高徳が驚きのベンチ外。井出遥也がベンチスタート。
今季初スタメンの佐々木大樹、怪我で松本戦と福岡戦はベンチ外だった飯野七聖が今季初出場初スタメン。
佐々木大樹が右サイドハーフに入り、汰木康也が左サイドハーフに。
武藤嘉紀と大迫勇也が2トップ。
山口蛍と齊藤未月がダブルボランチとなり、福岡戦で佐々木が投入された直後の布陣4-4-2となった。
また福岡戦ではベンチ外だった菊池流帆と大崎玲央がベンチ入り。

前半

酒井が欠場となりまたもや急造となったDFライン。

前節では可変式の3CBでのビルドアップでボールを動かしていたがこの日は意識的に大迫と武藤を目掛けてのロングボールを多用。

序盤から大迫が空中戦で圧倒的な強さを見せ続けボールは握れないがロングボールからチャンスを作り開始直後には武藤のシュートを放つも枠に外れる。

しかし完結した攻撃が多く見られて中途半端に奪われるような場面はこの日は数える程であった。

守備面でも高いラインでボールを回す札幌に対して、大迫と武藤に続いて汰木と佐々木がプレスに行き、危ないところは齊藤と山口がコースを切るなどチームとして連動したプレスでロングボールを蹴らせて山川、本田を中心に跳ね返し続けボールを握られるものの安定した試合運びを披露。

そんな中前半の9分に佐々木と武藤が連動したプレスで右サイド深くで挟み込みボールを奪うと、武藤が走り込んできた大迫へとパス。

試合後に「落ち着いて蹴ることを意識した」と語った通りにエース大迫がゴール左隅にきっちり流しこんで早い時間に神戸が先制に成功する。

先制した後もロングボールで大迫と武藤を中心とした攻撃を繰り出すも、勢いを強めて攻める札幌に何度か綺麗なサイドチェンジを通され、ピンチになりかける場面があったものの札幌の攻撃のクオリティの低さにも助けられ無失点で前半終了。


後半

札幌は1トップの荒野が下がり気味で受けていた形から後半からはキムゴンヒを投入して前線で起点を作るように試みる。

神戸はハーフタイムでの交代はなし。

後半開始直後は同点に追いつこうとする札幌の攻撃にやや受身となり10分ほど耐える時間帯とはなったが、各選手が慌てずにしっかりと対応して同点は許さず。

後半10分すぎから札幌のWBが高い位置を取ることで空いたスペースを両サイドハーフの汰木と佐々木が走り込みフリーでボールを受けるなど徐々に神戸の時間帯に。

待望の追加点は後半14分。

前川黛也のロングボールに大迫が相手選手と競った後に自分で収めると、右サイドに展開していた佐々木へ見事なボールを送る。

これを佐々木が上手くトラップして右足を振り抜くも1度目はGKに防がれるがこぼれ球が自身の元へと零れてダイレクトで左足で蹴り込み追加点をあげる。

後半17分に飯野と汰木を下げて、ジェアンパトリッキと菊池を投入。
後半24分にも大迫と佐々木に変えて大崎と
泉柊椰を投入。

山川を右サイドバックへ回して、菊池と本田がセンターバック。
大崎がアンカーに入り齋藤と山口がインサイドハーフへ。
更にパトリッキと泉の両WBが常に裏を狙って前へ前へと圧力を高める札幌を逆に押しかえす。

すると後半44分。

スローインからのこぼれ球を武藤が回収しアウトサイドで走り込んできた山口へと供給。

山口は相手DFを背負いながら迫ってくるGKの右側を抜くシュートを放ち決定的な3点目を上げて札幌の心を折る。

その後武藤に代えて扇原貴宏投入し、その扇原がPKを与えてしまいこれを決められ1点を返されるもタイムアップ。

神戸が開幕2連勝を飾った。


選手個々について

前川黛也→ミスらしいミスがなく、ロングフィードも明確な狙いが見えて正確なボールを何度も大迫へ供給し2点目のきっかけとなった。
PKの場面はシュートに触るも勢いに負けてしまい惜しくも2試合連続のクリーンシートは逃したが安定したパフォーマンスを披露。

飯野七聖→ 今季初出場ということもありやや空回り気味にも見えたが、攻撃時は果敢に上がり相手WBを押し込み、守備にもスプリントして戻るなど攻守に躍動。
強いて言えばもう少しボールに絡んで欲しかったがロングボールを多用する方針などもあるため仕方ない部分もあり。
試合後にはお子さんが産まれたと発表。(おめでとうございます!)

山川哲史→開幕戦に続いて本職のCBとして出場。激しい当たりを繰り返す荒野に対して全く怯むことなく完璧に封じこんだ。
試合途中からは右サイドバックに回るなどそのユーティリティ性は怪我人続出のチーム状況にはありがたい。

本多勇喜→この日もロングボールを入れてくる札幌に対して危ない場所にしっかり蓋をするなど完璧な働き。途中から出場してきた菊池のカバーなど連携面に課題を残した。2試合続けて大活躍で急造のDFラインを支えている。

初瀬亮→福岡線での可変式の3CBとは異なりこの日は果敢にオーバーラップを仕掛けるなど飯野と同じく相手WBを押し込む重要な働きを見せた。前節と同様に汰木との連携が上手くいかず持ち味の攻撃はイマイチの結果に。
それでも守備では何度かサイドを変えるボールをカットするなどチームに貢献した。

齊藤未月→前節の慣れないアンカーから山口とのダブルボランチへ。この日も相手のカウンターになりかける場面も猛然とプレッシングしボールを出させなかったり、楔が入った瞬間にボールホルダーにアプローチをかけてしっかりとボールだけ刈り取るなど高い守備能力を見せつけた。

佐々木大樹→前節での好調さが認められスタメン起用。同サイドになることが多かった武藤とプレスを連動させ先制点のきっかけに。
後半には大迫からのボールを見事なトラップで収め、1度目はGKに阻まれるもこぼれ球を逆足でダイレクトで放ち今季初ゴール。
ボールに絡む場面こそ少なかったがきっちりと役割を果たした。

山口蛍→齊藤とのコンビで主に攻撃的に動き躍動。後半44分にはチャンスと見てすかさず飛び出していき相手選手を背負いながも難易度の高いシュートを決めきった。
走行距離は両チーム合わせて最長を記録し、スプリント回数も武藤と並びトップを記録するなどピッチを縦横無尽に駆け回り文字どおりチームを支えた。

汰木康也→札幌のWBが高い位置を取り初瀬の守備が前節より安定していたこともあり前節よりボールに絡めていた印象。
サイドからの仕掛けで時にはドリブルで相手がフォールせざるを得ない状況にしFKを獲得、時にはクロスを供給しチャンスを演出。
ゴールとアシストこそつかなかったが、良い動きを見せているため次節こそは結果として残したい。

武藤嘉紀→猛烈なプレスで両チーム通じてトップのスプリント回数を山口と共に記録し、両チームトップのシュート数を放ち攻守で相手の驚異となり続けた。
残念ながらポストに嫌われる場面もありこの日は武藤の日とはならなかったが大迫、山口のゴールをアシスト。
特に山口のゴールは右のアウトサイドで走り込む山口へと巧みに出す技ありなパスを見せた。

大迫勇也→圧倒的な空中戦の強さを見せてロングボールを多用する戦術を形にした。
試合後に「シュートよりチャンスメイクのほうが多かった」と語った通りに起点となり何度もチャンスを作った。
この日シュートは1本だったがその1本を決めきり待望の今季初ゴール。

※以下途中交代選手※

菊池流帆→今季初出場の影響か昨年までなら競り勝ってた場面で負けてしまうなどやや精彩をかいたようにも見えた。コンビを組んだ本田とも連携は上手く取れていなかったが失点に直結するようなミスをしなかった。

ジェアンパトリッキ→投入直後に相手に当たりポストに当たったが強烈なシュートを放ちこの日も途中出場からフルスロットル。守備でも懸命に走り札幌の勢いを削いだという点では十分な働きを見せた。

泉柊椰→プロ初出場となったが、後ろからくるハイボールを難なくトラップしてクロスを供給するなど高い技術を見せつけた。
後半33分にはコーナーの流れからシュートが向かってくるもミートせず初ゴールはならなかったが今後の活躍を予感するようなデビュー戦となった。

大崎玲央→今季初出場。アンカーに入り松本戦と同じような中盤の布陣に。
あまりボールに触らなかったがパスコースに顔を出し続けるなどらしさを見せた。
後半33分にはコーナーからシュートを放つも枠には飛ばず。
前半終了間際にベンチに来たボールをピッチに投げ入れて主審から注意される珍プレーも。

扇原貴宏→後半終了間際に投入。
課せられたのは3-0でのゲームのクロージングだったが突破する相手選手に手をかけてしまいPKを献上。
移籍1年目となった昨季は開幕スタメン出場するなど大きな期待を背負った背番号33だったが松本戦ではTMでの出場、接戦になった開幕戦では出番がなかったように正念場を迎えている。
サポーターからの、そして何よりベンチからの信頼を取り戻すプレーを今後期待をしたい。

良かった点

酒井がベンチ外でまたもや急造となってしまったDFラインだったがしっかりとPK以外では得点を許さず守りきった。

福岡、札幌と攻撃の精彩を欠く攻撃が見られたのは確かだが、危ない時間帯もあり急造のDFラインで守りきったことは大きな自信になる。

復帰組の試運転。

スタメン出場の飯野を始め、菊池や大崎など怪我から復帰したレギュラーメンバー達が帰って来た。

特に菊池と大崎は2-0と比較的楽な展開での投入となり時間にして30分試運転が出来たことは今後のコンディションを上げていく面でかなりプラスに働く。

気になった点

リードした後に落ち着いた展開に出来なかった。

チームの方針としてロングボールを使い押し込むといった戦い方であったが大迫が圧倒的なキープ力を見せて強引に成立させていたように見えた。

ストロングポイントとして使うのは当然だが特に後半は札幌があまりプレスに来ておらずロングボールを警戒している場面が多くCBにプレッシャーがかからなさそうな場面もあったためもう少し有効的に戦えたと思う。

今後対策を立ててくるチームは多く出てくるがその時により多くの選択肢を持てた方が効果的に攻撃出来るはずだ。

おわりに

色々と語りましたが、昨年のスタートダッシュの衝撃的な大失敗に比べると勝ち点6というのは選手、スタッフ、サポーター皆がホッと出来て良かったのが何よりです。

今後どんどん書いていって何とか見やすい形に出来ればなと思いますので「こうした方がいいよ」などありましたら教えてください。

分析に関するコメントとかもお待ちしております。
「たけっちはこう考えてるけど俺はこう考えてる」
みたいな意見とかも是非欲しいですしお気軽にコメントつけてくださると嬉しいです。

次はガンバ大阪との近隣対決。

勝って気分よくnoteを書きたいものです。

ではまた次回、ガンバ戦の振り返りでお会いしましょう。

以上、たけっちでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?