菊花賞 馬体診断予想~馬体に限れば「本命◎はこの馬一択」しかあり得ない。「1頭のキリンvsその他馬たち」の一戦だ
菊花賞 馬体診断予想です。
◇著者X(旧ツイッター)
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◇今年の予想的中 <現在57戦24的中>
日経新春|★キングオブドラゴン10人気2着
きさらぎ|◎オープンファイア2人気2着
京都記念|◎ドウデュース1人気1着
フェブS|◎メイショウハリオ4人気3着
弥生賞 |★タスティエーラ3人気1着
金鯱賞 |★アラタ6人気3着
Fレビュ|◎シングザットソング2人気1着
阪神大賞|◎ボルドグフーシュ1人気2着
高松宮記|★ファストフォース12人気1着
大阪杯 |◎ジャックドール2人気1着★ダノンザキッド10人気3着
フローラ|★ブライトジュエリー4人気3着
エプソム|◎ジャスティンカフェ1人気1着
ユニコン|◎ブライアンセンス2人気3着
マメイド|◎ウインマイティー3人気2着
宝塚記念|★スルーセブンシーズ10人気2着
プロキS|◎ドンフランキー2人気1着
中京記念|★セルバーグ8人気1着
アイビス|◎オールアットワンス9人気1着★ロードベイリーフ12人気3着
関屋記念|★ラインベック6人気3着
小倉2歳|◎アスクワンタイム5人気1着★ミルテンベルク2人気2着
京成杯AH|◎ミスニューヨーク8人気3着★ウイングレイテスト5人気2着
オルカマ|◎ゼッフィーロ7人気3着
スプリタ|◎ママコチャ3人気1着
毎日王冠|★エルトンバローズ4人気1着
秋華賞 |◎リバティアイランド1人気1着
■「菊花賞」馬体診断予想
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▼予想実績 ※…配信なし
2022|不的中
2021|不的中
2020|不的中
2019|不的中
2018|★フィエールマン7人気1着
2017|不的中
2016|不的中
2015|不的中
2014|不的中
2013|不的中
2012|◎ゴールドシップ1人気1着
2011|不的中
2010|不的中
2009|◎フォゲッタブル7人気2着★スリーロールス8人気1着
▼舞台適性
【クラス】G1
【コース】京都
【距 離】3000m 芝・右 外
【適 性】C/L型-E(持続/非根幹-ステイヤー)
▼馬体レーティング ※文中公開
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113|1頭
112|4頭
111|ドゥレッツァ、サヴォーナ、トップナイフ、他6頭
110|ファントムシーフ、パクスオトマニカ*
***|ナイトインロンドン
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***馬体不明で未算出
▼予想印 ※文末公開
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◎1頭
★2頭
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▼馬体診断
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もう菊花賞の季節か。
個人的に、G1の中でも最も得意として”いた”レースがこの菊花賞。
理由は、単純で「レース結果への馬体影響度がおそらく最も高いG1」だからだ。
実際、馬体的に納得できる結果ばかりだったし、かつ馬体だからこそ見抜ける穴馬などもよく激走もしてくれて、G1で最も楽しみなレースと言ってもよかった。ちょっと過去の菊花賞を結果を見返してみたが、古くから、もうそうそうたる馬体長距離砲ステイヤーが名を連ねている。
が、それも今は遠い昔の話涙
そうだな過去勝ち馬で言えば、ちょうど16年のサトノダイヤモンドを機に違和感、20年コントレイルは三冠馬で絶対能力故としても、一昨年のタイトルホルダー、昨年のアスクビクターモアなど、馬体がマイル~中距離仕様の馬が菊花賞馬となっている。
ちなみに、これはよく話すことだが、近年の日本競馬、サラブレッドの血統から生産、育成や調教、競馬場の馬場環境やレースの質など、あらゆる要素でSP化が進んでいる。
そして、そのSP化は馬体についても同様。最近の走る馬のそれはひと昔前とは明らかに違う。この菊花賞のみならず、以前よりSPシフトした馬体の馬の活躍が顕著で、そうした流れは「馬体はステイヤーフェチ」な私にとってとても寂しいものがある。
とにかく、
・菊花賞は「長距離ステイヤー構造の馬体をを狙え!」でよかった20年10年前とは異なり、
・今は菊花賞も「SPさえあれば距離適性など関係なし、むしろ長距離ステイヤーの馬体はSP面から激走しづらい」とも言え
明らかに、以前よりも馬体で見極めるメリットは各段に低い。結果、馬体診断のモチベーションも上がらない。
以上、もう得意とは言えない菊花賞。前置きが長くなってあまり時間もないので、診断も各馬一言だけと一気にいく。
(各馬短評)
まず、馬体レーティングの下位からみていく。
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110|ファントムシーフ、パクスオトマニカ*
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さすがに菊花賞では、馬体を見れば素通り。もう解説しない。
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111|ドゥレッツァ、サヴォーナ、トップナイフ、リビアングラス、ノッキングポイント、マイネルラウレア*、ウインオーディン*、ダノントルネード*、シーズンリッチ
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ドゥレッツァ
初見。起点高めで素材自体は上々、伸びしろもある。SP面も軽量化モデルで差しベター。ただ、いかにも完成度が甘い。人気があり様子見が妥当。
サヴォーナ
初見。上体に深みあるな。各ジョイント角や尺などパーツのスケールがある。つまり、SP面含め万能タイプで強みもあるが、フレームスケールで明らかに距離長く不安。母父スニッツェルとあり納得。
トップナイフ
仕上がり&完成度だけなら今回一番。ただそれだけかな。色々パンチに欠く。
リビアングラス
初見。まずマイル中距離馬で先行ベターのフレーム。リアのSP面はいいが、フロントや中駆構造からいかにも【L型】で、いわゆるマイペース以外の走りになるととたんに燃費消費が激しくなる構造だ。なんかこのタイプ見たことあると思ったが、そう本馬を軽量化&ジョイント短くしたのがタイトルホルダーという感。つまり、タイトルホルダーよりSP面で劣るためスローや凡戦でもどうか。
ノッキングポイント
前も例えたかな、馬体的にジオグリフとイクイノックスの中間的モデルというかジオよりかな。中距離まで。
マイネルラウレア*、ウインオーディン*、ダノントルネード*
この3頭は今回馬体写真なし。3頭とも持続シフトで中距離~だな。
ただ、軽量L型のウインオーディン*、ダノントルネード*は今走適性で距離尺以外ほぼベストだが、タイプが近いタスティエーラ、ハーツコンチェルトがおり馬体不明では、それらの次点でいいだろう。人気薄で穴☆くらいなら。
残るマイネルラウレアは、持続&長距離性能でメンバー最上位のパンチがある馬体だが、いかにも馬体がひと昔前と言ったSP軽量化の面で今一つな馬体。バイクで言う旧車ネイキッド系、鉄フレ&純正ホイールという感じ。ステイヤーというには筋肉量も多い感でかなり仕上がげてくるほうがいい…とその辺り仕上がりも不明でリスク高い。
シーズンリッチ
上体のパーツ尺や柔らかみありなかなかいい馬だが、少しフロントが低め浅めで心肺容量もコンパクトなど中駆含め、この馬も当診断で言う【L型】要素が強い骨格構造。まぁ3000mは非根幹距離ではあるのだが、G1ステイヤー戦としての評価は人気薄穴☆までかな。
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