進んできた道

こんにちは、ひろなかです。

今日小屋入りでした。初のこまばアゴラ劇場。最寄りは駒場東大前。
ふと2年前のことを思い出しました。2年前の二月。僕は受験生としてここにきていました。

もちろん東京大学は落ちました。3年生の6月からギアを上げてもとてもじゃないけど届く場所ではありませんでした。ただ大学に進学できるかわからなかった高二の冬を考えると、そこに立てたのは成果なのかなとも思います。もちろん自己満ですがそれでいいと思います。

縁というのは不思議なもので望んだ道に進めなくても、悪くない未来が待ていたりするものです。思えば人生で小中高大受験しましたが、第一志望に受かったのは小学校だけです。まあ小学校は自分の意思じゃないので、実質一回もないということになります。だからと言って進んだ道が失敗だったかというとそうではないし、程よく勉強だけに囚われず生きてこれたのかなと思います。挫折を味わったことで向上心を忘れることなく。

もともと受けない予定だった成蹊大学。担任の先生に「頼むから出願だけしておいてくれ」と言われて出したら、成蹊しか受かりませんでした。浪人生にならなくてよかった。おかげで色々な人に出会えて今ここにいます。何かボタンを掛け違えるだけで人生は大きく変わるし、予想もしていなかった世界が広がっていく。先生の話を聞かずに出願していなかったら今は大学一年かもしれないし大学生に慣れていないかもしれない。一年遅かったら隆也さん・泰成さんとの接点もないから小劇場に出会えなかった。本当に一期一会って大事だし、だからこそ出会う人出会う人は大切にしたい。いただける機会・チャンスはしっかりものにしたい。そんなことを思います。

たまに見かける質問があります。”もし人生をやり直せるなら?”とか”もし過去に帰れるなら?”とか。僕はこう答えます。「やり直したくない」やり直したいことはもちろんいっぱいあります。でももしそこをやり直したら今はないわけで、もしかしたら今出会っている人は誰も出会えなくなるかもしれない。今を手放してまでやり直す必要はないなと思います。そんなに今は不幸じゃない。

たくさん選択をして、たくさん失敗して、たくさん成功したい。

面白いですよね、人生。

今日はここまで。
読んでいただきありがとうございます。

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