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タケトピ徒然草 ギャップが過ぎる
結果を聞く日はどうにも不安で仕方なかった。
中学生のような可愛らしい先生に、
「写真の先生がこう言われました。処置は特にありません。そのうち治るので治るまで頑張って耐えて下さい。さようなら。」
とか言われるんじゃないかと。
もしこう言われたら
「こっちは死ぬほど苦しいっちゅーねん!
もう耐えられへんわボケー!
子供の遣いやないんやぞー!」
とかぶち切れてしまうんじゃないかと。
そんな妄想が飛び交う脳内を収めつつ扉を開けると、そこには中学生の先生と一緒に大学生くらいのお兄ちゃん先生が立っていた。
あ、ちょっと大きい人いた。
ホッとしたようなしないような。
話始めたら物凄いこなれた口調の大学生が
「苦しいですよね」
とねぎらいを挟みながらの診断結果を丁寧に説明してくれた。
お二人とも私がショックを受けるのではないかと思って一生懸命吸収剤のような言葉を挟みながらの
「卵巣癌の疑いがあります」
「、、、。」
神妙な面持ちの先生方を見て気がついた
胸毛!
よく見るとマスクの下には青い海原が広がっている。
「先生、、、。」
中学生扱いして、、、ほんと
すいませんでした!
(つづく)
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