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タケトピ徒然草  日に日に募る圧迫感


ご飯は食べられなくても蓄えが充分にあるのでとりあえずは困らない。

お腹が張り始めて2週間、そう誤魔化しながら耐え抜いた。今日からパートも4日間お休み。2日寝たけど一向に良くなる気配もなく、もうぱんぱんで動けないってなってさすがにこれは更年期では片付けられないと思い始めた。

が、病院と名の付くものは出来るだけ行きたくない。柱にかじりついて断固拒否したいところだが、2日でお腹の抵抗に負けた。

車で大きな総合病院へ行き、総合内科でいざ受診。呼ばれた部屋に神妙な面持ちで入ったら、そこには中学生のような可愛らしい坊ちゃんがいた。こんな可愛い先生にこのお腹見せるのか…。と、少々げんなりしながらお話をした。
的を得てるのか得てないのか、孫の手がすぐそこにあるのに手が届かない時のようなまどろっこしさを感じながら質疑応答を繰り返す。
もう書く場所なくなったねと思い始めた頃、いよいよ触診とあいなった。

「ここは痛いですか?」
「痛いというより苦しいです」

「ここはどうですか?」
「痛いというんですかね?これは」
「1〜10でいうとどれくらいですか?」
「えー、、、と」

よくこの質問をされるが私はいつもうまく答えられない。私の10は出産で、それはもう命が終わるレベルの痛みだ。これと比べると全てが1くらいな気がしてしまうのだ。
いや、痛いのだが。充分痛いのだが。比べる相手が悪すぎる。
そしていつも適当に
「5〜6辺りですかね。」と言ってしまう。

帰る道々大抵悩むのはここ。
ほんとに痛みは5〜6なのか。
2〜3が持続する、とか言う手もあったのかもしれない。

病院に行くたび2〜3日はこの痛み度数問題が頭を右往左往する。先生からしたらどうでもいいであろう問題。

とりあえずこの問題は置いといて、血液検査と赤ちゃんがいる時に使うエコーというやつで腹水が溜まっている事が発覚した。

                (つづく)

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