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タケトピ徒然草  決まった矢先の卵巣癌疑惑

「卵巣癌の疑い」

そう告げられた時、一番に頭に浮かんだのは

「店長になんて言おう」

実は面接を受ける頃には少し体調が悪かった。
更年期だな、と、ただ季節の変わり目が過ぎるのを待つ気満々だったから健康状態を聞かれた時も元気です!と答えた。
春から色々な仕事に応募して、50才手前では面接まで漕ぎ着けるのもままならない事が身に染みたので、ここは迷わず「元気です」が正解だと思えたのだが、後で考えればちょっと立ち止まって考えるべき、いやいや、病院に行ってから応募するべきたったとしか言いようがない。
働く日が決まった頃にはお腹が張るなという症状が出始めていた。

食べたいのにご飯が入らない。
少し食べるとお腹いっぱいで動けない。
そんな日が続いていた

いざパート初日、用意してもらっていた13号のスカートがまるで入らない。
「10cmは足りません」
店長とはいえ、主人にもこんな事言いたくはないのだが仕方ない。
まあウエストは昔から太いからな。そうだろうとも。店長が問い合わせた結果、10cmだと、、とりあえず最大サイズまで用意してもらう事になり次の日に試着してみる。

さすがに15号なら

入らない

ウソだろー17号?!

入らない

、、、。

もうこれ以上はないので最大サイズの19号をいただき、履くことをやめた。

自前の黒いズボンでも可。

もー!
本部にまで轟いた19号。
いらん情報やんかー。


一人静かに泣いた。



ところで
ブラウスは11号。
最近食べてないのに凄いな。
更年期って侮れない。



                 (つづく)

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