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『彗』『暁子』とNYAIのこと


セルフライナーノーツ的なやつ第2回です。
振り返ると昨年の夏はいっぱい書いてましたね。仕事中に登場人物の名前考えたり、脳内で会話させたりしていたなあ。

ある日ふとNYAI『tape drug』が脳内で再生されて、「宛はまだ無い手紙を書く」という歌い出しの一節で、「訳あって父親の顔も名前も知らない男の子」がわたしの中に現れました。
「これは絶対面白いお話になる!」と、ものすごくウキウキしたのを覚えています。
最初は『彗』で終わらせるつもりでしたが、「わたしも彗のお父さんのことが知りたい!」と思って『暁子』も書くことにしました。
彗の「お父さんの部屋」の本棚の中身は多分わたしの夫の本棚に近いでしょう。井上三太とか望月峯太郎もあるはず。
デイヴィッド・リンチの映画は20代のころすごくハマって観ていました。大好きなんだけど妊娠〜出産〜乳幼児の子育て期にあたる30代前半はダークだったりグロテスクだったりバイオレンスな要素があるものを受け付けなくなってしまってしばらく離れていました。『ツイン・ピークス』は子どもが幼稚園に行ってる間に家で観ていました。その頃には母親になる前の元の自分の要素もちょっともどってきていたんだと思います。

ライブハウスに行くのが好きなのも、元の自分の要素であると言えます。子どもが小さいうちはなかなか出来なかったライブハウス通いを再開した理由のひとつは確実にNYAIというバンドの存在です。先にハマったのは夫で、わたしが初めてNYAIのライブみたのは2017年の12月の西風だった…かな?場所は今はもうないgigiで、and Young…も出ていた…気がする!TKちゃんはCHAIのスウェットを着ていたような気がする!
それから2019年9月(台風の夜だった)これまたgigiで『Out pitching』を聴いて不覚にも泣いてしまったことも忘れられない思い出です。
こんな感じでNYAIの思い出書き続けていたら夜が明けてしまうのでこのへんで。 
いつか彗の父親真のお話も書けたらいいな。

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