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「世界はひとつ」とか言い出したら

VOA60: February 1, 2022

Transcription

In Myanmar, people in Mandalay mark the one-year anniversary of the military's seizure of the government with a silent strike: staying home and closing businesses.

Rights group Amnesty International says Israel operates a system of racial separation meeting the international definition of apartheid. Israel rejects this.

The European Commission says the expulsion of France's ambassador by Mali's military rulers will further separate the African nation from the world.

And India says it will place a 30 percent tax on gains from digital money known as cryptocurrencies.

訳例

ミャンマーでは、マンダレーの人々が軍による政権奪取から1年、自宅待機と営業停止というサイレント・ストライキを実施して抗議しました。

人権団体アムネスティ・インターナショナルは、イスラエルがアパルトヘイトの国際的な定義に合致する人種隔離制度を実施している、と指摘しました。イスラエルはこれを否定しています。

欧州委員会は、マリの軍事政権がフランス大使を追放したことで、このアフリカの国を世界からさらに引き離すことになる、と指摘しました。

そしてインドは、暗号通貨として知られるデジタルマネーの利益に対して30%の課税を行うということです。

勝手に探究

世界の報道機関、つまり英米は、「クーデターは常に悪であり、暴力による政権交代を認めない」という姿勢です。選挙を経て政権を担当している自分たちを否定するようなやり方は許さない、という強い意志が感じられます。

実際英米は、マスコミやインターネットを使って「民意」をコントロールするのは簡単で、自分でつくった仕組みにはめ込んだらこっちのもの、くらい思っているのではないでしょうか。

自らの意を汲む傀儡政権をサポートし、気に入らない行動をするエージェント(担当者)を籠絡・脅迫するだけで一国を丸ごと盗めるのだから、ラクなものです。被害にあっている国民も気付いてなかったりするのでなかなか巧妙な仕組みだと感心してしまいます。

そんな英米の目下の敵は、自分たちの論理が通じない「非科学的なもの」や「キリスト教以外の宗教」、「買収できない独裁者」、なんなら、彼らには全く理解が出来ない「自己犠牲の精神を持つ善人」とかですかね。

英米のいけないところは、良さそうに見えるものを全部奪おうとするところです。放っておいてくれればいいのに。やたらとグローバルを訴える連中は多様性を認めるどころか、全てを奪いにきていると見なして警戒した方が良さそうですね。

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