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ロシアへの経済制裁を訴える一方でロシアからの原油輸入量を大幅に増やすアメリカ?真偽は如何に

April 11, 2022

Transcription

A Ukrainian defense ministry spokesman says Russia is expected to launch a major offensive in eastern Ukraine "soon.”

Shehbaz Sharif is elected prime minister of Pakistan after the removal of Imran Khan in a parliamentary vote of no-confidence.

In Indonesia, around 2,000 students fill the streets to protest the idea that a presidential term could be extended beyond the country’s current two-term limit.

And in Sri Lanka, protesters continue to demand President Gotabaya Rajapaksa’s resignation as the country faces one of its worst economic crises.

訳例

ウクライナ国防省報道官は、ロシアが 「間もなく」ウクライナ東部で大規模な攻勢を開始する見込みであると述べました。

議会の不信任案が可決されイムラン・カーン氏が罷免されたことを受けて、パキスタンの首相にシェバズ・ シャリフ氏が選出されました。

インドネシアでは、約2,000人の学生が、大統領の任期が現行の2期を超える可能性があることに抗議し、街頭を埋め尽くしました。

スリランカでは、最悪の経済危機に直面しているゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の退陣を求めるデモが続いています。

勝手に探究

ロイターの記事の最後にさらっと重要な内容が書いてありました。

<欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ロシア産原油の禁輸に関する提案を取りまとめている。アイルランド、リトアニア、オランダの外相が11日に明らかにした。ただ依然として合意はないという。>

アメリカを中心とした西側諸国は、ロシア制裁では一致しているはずですが、その温度差はあるようです。

確かに、大将のアメリカに命じられたとしても、生活を支えるエネルギーなどをロシアからの輸入に頼る国々にとってはそう易々と飲める話ではありません。せめて代替措置をアメリカにとってもらいたいはずです。

しかし、そこはアメリカ。ヨーロッパ諸国の足並みが揃わないことは認識しながらも、少なくとも米国自身は禁輸に踏み切り、ロシア制裁に同調する国々には自国の天然ガスをロシア産のものと同等の価格で欧州各国に融通すると約束しています!さすが大将!(以下の記事のタイトルだけでもご覧ください)

しかし、こんなニュースが出てきました。

US oil imports from Russia increase by 43%

In the past week, the US administration has increased its imports of Russian oil by 43%, reaching 100,000 barrels a day.>

米国のロシアからの原油輸入が43%増加

この1週間で、米政権はロシアからの原油の輸入量を43%増やし、日量10万バレルに達しました。>

<Popov told Komsomolskaya Pravda news that "the US forced Europeans to introduce anti-Russian sanctions, while not only continuing to import oil from Russia but increasing volume of [oil] deliveries for the past week by 43% up to 100,000 barrels per day!">

<ポポフ氏はコムソモリスカヤ・プラウダニュースに対し、「米国は欧州に反ロシア制裁を導入させる一方で、ロシアからの原油輸入を継続するだけでなく、先週は(原油)納入量を43%増やし、1日あたり10万バレルにした!」と語った。>

ロシアへの経済制裁を訴える当のアメリカが、ロシアから原油の輸入量を43%も増やして「経済支援」をしている???なんじゃそりゃ。

なんだか、日本の新聞やメディアからは見えづらい情報があるようです。これってどこかが検閲でもしてて出せないのか、米英以外の海外ニュース(先ほどの英文ニュースはレバノンAl Mayadeenです)には信憑性がなく出せないのか・・・。

結局、ウクライナ危機が始まる前の流れ、ユーラシア大陸(欧州中国ロシアインドなど)国家の、アメリカ経済圏からの脱却は止まらないと言うことでしょうか。

まぁアメリカはトランプ前大統領の時からアメリカに引きこもると言ってましたから、それはそれでいいのかもしれません。アメリカは北中米(もしかしたら南米もかな)とオーストラリア、イギリスでやっていくのでしょう。自給自足は可能でしょうし。

新冷戦時代。地球に大きな2つの世界が生まれますが、人口で圧倒するユーラシア連合にアメリカ側がどう立ち向かうか見物です、ってその時日本はどうするのでしょうか。

普通に考えればアメリカ側に入るのですが、今では経済的に中国との結びつきが強く、地理的にも「アメリカの急先鋒」のような扱いをうけるよりはユーラシア連合に入った方が利益は多そうです。

理想を言えば、両陣営の架け橋となり、融和のきっかけを作れればいいのですが。この際、世界大会は全部日本でやるぞーなんて。トヨタカップみたいなヤツがいっぱいきたら楽しそうです。

ってアメリカはダメっていうか。残念。

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