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分離主義者は親ロシア派で共和国の大統領

February 18, 2022

Transcription

A separatist leader in eastern Ukraine is calling for civilians to evacuate to Russia. Shelling between Russian and Ukrainian forces continues as Russia holds a nuclear training exercise.

In Brussels, The World Health Organization announces that Egypt, Kenya, Nigeria, Senegal, South Africa and Tunisia will receive mRNA technology for vaccines.

In Paris, the government advises people to work from home during a one-day public transportation strike.

And in China, Olympic committee chief Thomas Bach says those responsible for giving banned drugs to a 15-year-old figure skater will face "very strong measures."

訳例

ウクライナ東部の分離派指導者は、市民をロシアに避難させるよう呼びかけています。ロシアが核訓練を行う中、ロシア軍とウクライナ軍の間で砲撃が続いています。

ブリュッセルでは、WHOがエジプト、ケニア、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、チュニジアにワクチン用mRNA技術を提供することを発表しました。

パリでは、公共交通機関がストライキを行う1日の間は、在宅で勤務をするよう政府は勧めています。

中国では、トーマス・バッハオリンピック委員長は、15歳のフィギュアスケート選手に禁止薬物を摂取させた責任者は「非常に重い措置」を受けることになるだろうと発言しています。

勝手に探究

"a separatist leader in eastern Ukraine" を直訳すれば、「ウクライナ東部の分離主義者のリーダー」くらいになるのですが、そのリーダーであるデニス・プシーリン氏をどう呼ぶかで、メディアが彼をどう見ているか伝わります。プシーリン氏の”肩書き”を並べてみました。

分離主義者=ウクライナを分割しようとする反政府組織のリーダー

親ロシア派リーダー=ウクライナの地方自治政府のトップ

ドネツク人民共和国大統領=ウクライナからの分離独立をした国家の元首

以上の3つから、プシーリン氏をアメリカは「分離主義者」、ロシアは「ドネツク人民共和国のリーダー」と呼んでいます。

今回のウクライナ問題はウクライナ共和国をターゲットとしたアメリカの策謀ですから、ウクライナの親ロシア勢力は全部敵になります。

いつもながらの強引なやり口に、西側にカウントされる「アメリカチーム」は内心「いいかげんにせえ」と思っているのでしょうが、頼りのプーチンが毎回なんとかしてくれるとは言い切れないので、味方のフリを続けているのでしょう。ロシアが強くなりすぎるのも嫌だったりして、困ったもんです。

世界はいい加減、アメリカとロシア、あるいは中国といった超大国が覇を競っているから争いが絶えないのではなく、アメリカが全部盗もうとするから衝突していると気付くべきです。いや、アメリカを動かす弱肉強食のプレデターが全てを喰らい尽くそうとしていると言った方が正確かも。

思わず、芝居がかった言い回しになってしまいました。え、そんなこと知ってるよって?そうですよね。これだけ露骨にやってりゃ気付きますよね。みなさん、お付き合いお疲れ様です。

そんな資本の論理で世界がかき回される中、フランスでは名物のストライキが行われています。迷惑を被るパリジャンの、意外な温かい反応の秘密を考察するページを見つけたので、是非目を通してみてください。

これまでの経験で身に付けたストライキ対処法に加えて、ストライキでも動く無人列車とコロナ禍で一般化したリモート勤務によって、ストライキの影響力が小さくなっていると感じます。そろそろフランス国鉄の職員は、効果的な新戦略で労使交渉を行う時期に来ているのかもしれませんね。

参考にしたページ


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