日本人の宿命。フクシマと向き合う。
July 19, 2023
Transcription
United States climate diplomat John Kerry ends three days of "detailed meetings” in China, including talks on the issue of climate change.
A Japanese government spokesman says China has stopped importing some Japanese seafood over concerns linked to the release of treated radioactive wastewater from the Fukushima nuclear center.
In Thailand, Pita Limjaroenrat accepts an order by the country’s Constitutional Court to suspend him from parliament over an election rules violation.
And in Kenya, police in Nairobi clash with demonstrators protesting new taxes and the high cost of living.
訳例
アメリカの気候変動問題担当のジョン・ケリー米大統領特使は、気候変動問題に関する協議など、中国での3日間の「入念な会談」を終えました。
福島原子力発電所からの放射性物質処理水の放出を懸念して、中国が一部の日本産水産物の輸入を停止したと日本の内閣官房長官が発表しました。
タイでは、ピター・リムジャラーンラット氏が、選挙規則違反で同国憲法裁判所から出された国会議員資格停止命令を受け入れました。
ケニアでは、ナイロビで新税と物価高に抗議するデモ隊と警察が衝突しました。
勝手に探究
フクイチからの処理水、これどう見ます?「科学的に見れば安全」が優位に思えますが、根強い反対派の中には感情論と言って切り捨てられない気になる意見もあります。
両サイドに専門家がいます。素人にはどちらが正しいのか正直言って判断できません。
「文句を言っている中韓だってそのくらいのことをしている」とか「もっと環境に悪いものもある」とか、「処理水の悪」を相対化する声も聞こえてきますが、そんなものは目くそ鼻くそというやつで。
もうこれ以上溜め込めないから仕方なく、というのも分かるのですが、そんな理由では国際社会は許してくれません。実際、きちんと手順を踏んでIAEA(国際原子力機関)に処理水の海洋放出を認めてもらっているのですから、本来は粛々と行動に移せばいいだけです。
それがすんなりいかないところが、この問題をややこしくしています。国際機関も信用がなくなったものです。
海に流すか流さないか、選択肢は2つ。答えは、まだ、ない。
海洋放出できないから12年間もタンクを作り続けて溜めてきました。技術の進歩で解決策が見えるようになるまでもうしばらく待ちます?
う~ん。海に流したらもう元に戻せないと考えると、1基30億円とも言われるタンクをどんどん作っておいた方がいいのかも。
人間の文化的な生活のために発明された夢の発電システム、原子力。やっぱり人間風情が、制御できない大きな力を持つべきじゃないのでしょうか。
いかんいかん。もう起こった事故をなかったことにすることはできません。今、何をすべきかが大事です。
皆が納得する解決策、、、、、
こうなったら公募しますか。世界に広く。
報酬はどどーんと10億円!とかにして2,3年掛けて厳正なる審査をする。日本国政府は原則それに従うことにすれば奇跡の解決策が生まれるかも。
仮にそううまくいかなくても、この問題を広く世界に問い、共有した試みがあれば日本の最終決断も理解が得られ易くなるハズです。
後でいちゃもん付けられるのも何なので、審査員は世界トップクラスの原発研究者や化学者、海洋生物学者などを揃え、そのほとんどを外国人にしておきましょう。これで外国からも公平に見てもらえます。
というか、これは言い訳作りのミッションではありません。考えうる限りの最善策をやろうという提案です。
ほんとうは正解なんて多分、誰も知りません。しかし、決断しなければいけない時があります。だからこそ、なるべく多くの人たちの理解を得られる手段を模索すべきでしょう。
震災は終わっていない。
福島に今もなお、日本人である限り目を逸らせてはいけない現実があります。現場で戦っている人たちがいます。私たちにできることは何なのか考え続けるのは、日本人の宿命なのかもしれません。
参考にしたページ
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