恩人たち
イギリスの街並みを見ると懐かしい気持ちになる。思い返せば初めての海外遠征はイギリスのインディー団体だった。DDTに入門した時から、「将来は世界で活躍したいです!」と元気に言ってた竹下少年の意図を汲んで会社がブッキングを受けてくれたんだと思う。その時のことは #竹下幸之介のイギリス放浪記 というハッシュタグでTwitter(現:X)に書き残してだと思うので興味がある人は覗いてみてほしい。
それから親友のクリス・ブルックスの興行に呼んでもらったり、Progressのツアーに参加したりと何度かイギリスは訪れているが、今回はAEWのALL IN LONDONで試合をするために来た。場所はウェンブリースタジアム。クイーンのコンサートで有名な場所らしく、当日は8万人以上のお客さんが入るらしい。私が今まで経験した会場の中でとくに大きかったのは、さいたまスーパーアリーナや日本武道館、アメリカでも1万人以上の中では何度も試合をしているが8万人となるとちょっと規模が違いすぎてまったく想像がつかない。超満員の東京ドームでも5万人というから、果たしてどんな景色なんだろう。今の心境としては単純に自分のプロレスは8万人の最後列で見ている人にもなにか届けることはできるのだろうか?ということに興味がる。
竹下幸之介がこのウェンブリースタジアムに辿り着くまでには何人かの恩師がいる。その人たちに、「あなたのおかげでこんなにスケールの大きいプロレスができるようになりました。ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えたい気持ちが抑えられなくなり、今こうしてnoteを書いている。
立場上なかなか書けないことや、たぶんあまり言っちゃいけないこともたくさんあって、でも書き残さないと後悔するような気がして。気にかけてくれる人に届けば本望なので、そんな事情もあって生意気ながら有料記事にさせてもらってます。
明日、大舞台に立つひとりのプロレスラーはひとりじゃなにもできなかった。プロレスを教えてくれる人に恵まれたから、今の自分がいる。
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