西成ライオット「真っ青を通り越して真っ白な女の人が倒れていた」

小学四年生の時のシュレックと著者



2006年11月09日

プロレスブーム

今日の、学校生活...

勉強づくしでございました...

算数、国語、社会、図工...

おもんね〜〜

そして、ストレスが溜った僕は誰のでも無いことを確認した傘と、プロレスをしました!!(休憩時間に)

まず、静かな立ち上がりから始まり、僕が稲妻レッグラリアートを放ち、僕が優勢に!! だが、大量傘の上にデンジャラスバックドロッブを喰らってしまい、意識もうろう...だが最後は僕の必殺技の、オルガンの上から、ブレーンバスターを放ち、教壇の上からファイブスターフロッグスプラッシュで勝利しました!!


この頃は小学校で空前のプロレスごっこブームが起こり、このブログにあるようなある意味小学生だからこそできたハードコアな試合展開が多くケガ人があとを絶たなかった。

今でも忘れられないのが、茶話会でプロレスの興行をしようということになり、男子6人でチーム分けをして練習をすることに。JSコギャル軍団が倖田來未のダンスの練習に教室の4分の3を使ってしまうため、教室の隅のさらに隅で毎日昼休みの20分を使って受け身の練習とスパーリング。マットもなにもない、ただの教室の床によく受け身とかとってたなーと思う。

茶話会数日前になって、何かがきっかけで旗揚げメンバーと衝突してしまう。

竹下「ヤマモ!(ジンギスカンY本くんのあだ名) ラリアットの受け身はそんなんじゃあかんねん!」

Y本くん「おれもう嫌や! こんなん痛いだけや! おれ受けてばっかや!」

みんな「ヤマモいいこと言うた! みんなそう思ってた!」

竹下「……じゃあエアーラリアットで。透明人間にラリアットされたと思って倒れてみてや」

みんな「ヤマモ! それやったらいけるやろ! 見したら見したれ!」

Y本くん「もうこれで最後な。この受け身とったらおれ抜けさせてもらうから」

最後にそう言い残して教室の木板の上で見事なエアーラリアットからのうしろ受け身をとったY本。みんなが口々にすげぇ!と感嘆の声をあげるも、起き上がる様子をみせない。どうやら瞬間的に意識を失ったらしく、横でキューティーハニーを踊っていたチーム倖田來未はドン引き。先生たちも来て大騒ぎに。

職員室に呼ばれ(校長室だったか?)、誰がこんなことしたんや!!ケンカしましたじゃ済まされへんぞコラ!!と、鬼の形相で怒られるも……。

「ヤマモが自分で……自分で倒れて頭打って……」

それから親たちも呼ばれてこっぴどく叱られ、やはり話の論点はヤマモと誰がケンカして病院送りになってしまったのかという点に。

「あの、だから、ヤマモは自分で滑って頭打って……誰のせいかと言われれば透明人間でして……」

翌日、学校には頭に白いネットみたいなやつを被ったY本くんが。

「おれ、記憶ないねん。でもなんか遊園地の記憶あるねん。志摩スペイン村のパルケエスパーニャにあるスウィングサンタマリア。あれチ〇コ気持ちええよなぁ。」

そう語る姿があまりにも恐ろしく、みんな何かを悟ったのか茶話会プロレスも中止。プロレスごっこをすることはなくなった。

(※スウィングサンタマリア:船をモチーフにした乗り物が、巨大な振り子のように大きくスウィングするアトラクション)



2006年11月20日

あ〜怖い恐い

僕は、本当にホラーなど怖い系は、苦手なので最初は遠慮していました(* ̄O ̄ ですが、トゥアイ君に無理矢理連れてこさせられました( ┰_┰) 部屋を真っ暗にして、カーテンも閉めて見ました ̄◇ ̄

ずっ〜〜〜と、こたつの中に隠れていたのですが、無理矢理呪怨をみさせられました... でも感想は言います!!とにかく、ホラーは怖いシーン以外おもろないですね( ̄人 ̄)

いや〜〜とにかく、怖いというか、皆で怖がってはしゃいでいたので、あんまり内容は覚えていません(笑)

思ってたよりは、怖くなかったかな〜〜とも思います(・o・)ゞ 多分、大勢で見たからだと思いますが...帰りに..



西成と聞いて、いろんなことを思い浮かべる方がいるかと思うのですが、ここで私が見たリアル呪怨の話をひとつ。

たしか中学生になってからのことでした。平日で学校もあるので、朝ごはん食べて歯磨いて用足して、いつもどおり玄関を出たら目の前に真っ青を通り越して真っ白な女の人がうつ伏せで倒れていたんです。

その横には注射器がゴロゴロ。

ここで大阪のおかんのすごいところは、第一声がキャー!とか、見ては行けません!!ではなく

「注射器触ったらアカンで!」

いや、何回かこのシチュエーション経験してないと咄嗟にその注意喚起出てこないでしょ!っていう。

いわゆる薬物中毒の人だったようで、私はそのまま学校に向かい、その後の詳しいことはわからないのです。生きていたのか死んでいたのか……も。

と、ここまでが飲み会で時折披露する私の本当にあった西成の怖い話なのですが、実は本当に怖いのはそこじゃなくて。

その倒れてる女の人を、野次馬の集団から少し離れた曲がり角の所でずっと見てる小さい子どもがいたんです。

駅に向かって自転車を走らせていたので、そのときはこの辺で見ない子やなって思った程度でした。でもよくよく考えると、なんだか薄気味悪くなってきて。朝の8時前に、小学生くらいの子どもがひとりで道端にいることあるか?って。

もしかしたら……。

あの倒れてた人の子どもなのかな……。

そのあと、その子どもの姿を見ることはなく何もわからないのでこの辺で。


2019.4.12

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