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2023年 第九週

2023年2月20日(月)アメリカ80日目

昼ごはんはベトナム料理屋さんに足を運んだ。オーランドはベトナム人の方が多いらしく、この一帯だけでもフォーを食べられる店が10以上もある。なぜそこまでと思うがとりあえずベトナム料理好きとしては無視はできないので、教えてもらったお店に来てみたというわけだ。

唯一、行列ができているその光景には否が応でも期待が膨らむ。

とりあえず全部載せにしたらものすごいのが出てきた。ほぼ生の挽肉が入っていて、正直お腹を壊さないか心配だったがとりあえず大丈夫だった。一緒についてくる薬草たちが助けてくれた気がしないでもない。


2023年2月21日(火)アメリカ81日目

泣いた。ひとりのレジェンドがプロレスという終わりなきマラソンを終えた姿を見てとにかく泣いた。

同僚が東京ドームで試合をしている姿を見てるといてもたってもいられずに、深夜にも関わらずジムへ行きトレーニングをしながらそのあとの試合を見た。

最後のサプライズ演出。「Fantastic City」が鳴り響いた時には涙腺が崩壊。腹筋のマシンをやりながらスマホで見ていたので、ジムにいた人は竹下が腹筋を泣くほど追い込んでると思ったらしく、大丈夫か?と聞かれたので大丈夫じゃないよ。と、答えた。


2023年2月22日(水)アメリカ82日目

今日の試合からまた一歩ずつ歩き始めた。今年に入ってから猛ダッシュをしていたので、また助走となる一歩目からだ。ただこの一歩目が大事で、遠慮しすぎても置いていかれてしまうし、欲張って大きく踏み込みすぎてもスピードに乗らない。

要するに、そのあと気持ちよく走れるように助走することが一番いいわけで。スピードに乗ってさえしまえば誰も追いつけないぜ。なんて気持ちはとうの昔に置いてきた。とにかく自分を信じて走ること。走れ。それだけ。


2023年2月23日(木)アメリカ83日目

寂しがりやのプロレスを見てくれ。悲しい夜は人恋しいから。



2023年2月24日(金)アメリカ84日目

車を運転していたら駐車場で突然前に割り込んできて中指を立てられた。なんだこのヤローと日本ではなっていたかもしれないが、車内からは大麻の煙がモクモクしており、銃の一丁や二丁はいかにも持っていそうな見た目だったのでおとなしくしていた。一瞬たりとも油断のできない国・アメリカ合衆国。


2023年2月25日(土)アメリカ85日目

初めてのROHのリング。またひとつ子供の頃から見ていたアメリカの団体で試合をすることができた。プロレスキャリア10年にして、アメリカ編が始まりようやくいろんな団体に出ることもできた。やはり行動しないと、待ってるだけでは何も起こらない。もしこれを読んでいるプロレスラーがいたら伝えたいことは一つ。人生変えるなら今のタイミングだと思う。


2023年2月26日(日)アメリカ86日目

この日も試合で久しぶりの連戦でかなり疲れていたのか気が付いたら朝になっていた。なんかこういう日が増えた気がする。誰かが早送りしたような時間の進み方。

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