2022年 第三十七週
2022年9月5日(月)日本19日目
まっする稽古をガッチリ。今回はアクション監督という役割も任してもらっているので、プロレスの可能性を大きくしたいと思っている今の竹下にとって、ジャストなタイミングで今回の役目がきたなと思っている。プロレスが一試合で見せられるキャパってみんなが思ってるより大きくて、でも短くて。聞いてくれる後輩たちに説明してもなかなか理解するのは難しいようで、この機会にわかってもらえるような作りにできたらいいなと思う。既存のプロレスはぶち壊せ!新しいプロレスを創造しろ!っていうのが最近のモットー。
2022年9月6日(火)日本20日目
結局、通し稽古もないまま本番を迎えることになってしまった。しかし、みんな不思議と自信に満ち溢れている。それはそれぞれの持ち場に得意なパートしか振り分けられていないからだと思う。
プロレスラーはプロレスをする職業なわけだけど、プロレスの試合の中にも細かく分けるといろんな部署があって。個人的には得意な部署で活躍してもらうのがその人の良さが最も引き出されるし、そこから生まれるサムシングが感動を生んだりする。トップ選手になればなるほど、その部署をいくつも兼任しているけれど、芽が出ない選手だとその部署を見つけることすらできずにたらい回しにされているような印象がある。
マネジメントする人がそこにいて、ちゃんとそれぞれ適任の場所を与えると絶対に輝いてくれる。必要のないプロレスラーなんて一人もいない。はず。
2022年9月7日(水)日本21日目
大満足。まっするを通じて、改めて希望のプロレスを垣間見ることができた。アメリカから持ち帰った技術を発揮しているように見えて、実はアメリカでもまっするで得たギフトをたくさん使わせてもらってて。遠いようで近い。
2022年9月8日(木)日本22日目
まっする最終公演、2日目。昨日よりも完成度が高い。しかし緊張感は初日の方がある。どっちもいい。
2022年9月9日(金)日本23日目
最終日の昼夜公演を終えて、みんなで飲むテキーラがとにかく沁みる。大会で生成されたアドレナリンを、強烈なアルコールでブーストをかけるこの感じ。大人の一蓮托生。
よくよく考えたら明日は竹下の10周年記念興行だ。どうかみんなが心の底から楽しんでもらえますように。
2022年9月10日(土)日本24日目
感謝しかありません。今日という日もそうだし、これまでの10年間ずっと感謝しかない。必死に生きているようで、実は必死に生かされているのだと感じる。
大会終了後サイン会に向かう途中、会場を後にするお客さんの声が聞こえてきて、その三人組がTHE ALFEEも顔負けのハモリで「楽しかった〜」って言っててマジでやって良かったと思った。
みんな元気で。
2022年9月11日(日)日本25日目
東京でいつも一緒に仲間達と、地元の西成で遊んでるのは不思議な感じだった。ずっとこの時間が続けばいいのに。なんて思ったりして。
過去と現在がリンクした時に、頭の中のどこかの神経がバグを起こして、ものすごい幸せを感じる体験をした。
西成という私の故郷は誇っていいんだ。
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