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第12回 立川こしら【華麗なる落語家ライフ】『対馬では、「笑点」越え人気のこしら師匠』


2024年6月11日 内幸町ホール『こしらの集い』より

2022年2月3日 内幸町ホール
書籍『“まくら”で知る落語家の華麗なるITライフ』続編!書籍未発表テキストを竹書房落語Noteで連載! 過激過ぎる内容の為、関係者からクレームがつき次第、公開中止! 購読はお早めに!

2024年6月11日 内幸町ホール『こしらの集い』より

【猛毒(舌)注意】購読の前にご確認ください。
◆本テキストは立川こしらの落語口演のまくらをテキストにするにあたり、文章としての読みやすさを考慮して、全編にわたり新たに加筆修正いたしました。
◆本テキストに登場する実在する人物名・団体名については、一部を編集部の責任において修正しております。予めご了承ください。
◆本テキストの中で使用される言葉の中には、今日の人権擁護の見地に照らして不当・不適切と思われる語句や表現が用いられている箇所がございますが、差別を助長する意図をもって使用された表現ではないこと、また、古典落語の演者である立川こしらの世界観及び伝統芸能のオリジナル性を活写する上で、これらの言葉の使用は認めざるをえなかったことを鑑みて、一部を編集部の責任において改めるにとどめております。
 
【著者立川こしら】
立川こしら(たてかわ こしら)落語家。落語立川流真打。千葉県東金市出身。1975年11月14日生まれ。本名は若林大輔。1996年、立川志らくに弟子入り。落語を中心に様々なエンターテインメントを幅広く手掛ける、アナログからデジタルまで使いこなすクリエイター。
 
《まくらの前説》
〇オミクロン株……新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株の一つ。令和3年11月28日、国立感染症研究所は「懸念される変異株」と位置付け、令和6年3月現在まで、多くの亜系統が報告されている。
ウイルスに、既存の株以上に多数の変異が見られている。スパイクタンパク質の変異によって、細胞の受容体に結合しやすくなり、感染力が高まる可能性が懸念されている。
〇対馬ケーブルテレビ……対馬市CATVは、長崎県対馬市をサービスエリアとするケーブルテレビ局である。
〇桂宮治師匠……1976年10月7日生まれ。落語芸術協会所属の落語家。東京都品川区出身、在住。出囃子は『阿波踊り』血液型B型。 落語芸術協会若手ユニット「成金」メンバー。2022年1月23日放送の日本テレビ『笑点』の「大喜利」レギュラーメンバーとして初出演。メンバーカラーは若草色。

 今年はね、落語やっちゃってますけど……(笑)、去年もそんなようなことを言ったような記憶があるんですけれどもね(笑)。
遂に来ましたよ、皆さん。わくわくしてるんじゃないですか? ……オミクロン(笑)。凄い勢いですねぇ? 沖縄で、今、出てるっていうので、……で、ボクね、元々対馬ですから、住んでいるところは。対馬って佐賀県な訳ですよ。で、佐賀県っていうのは、なんかね、米軍の基地かなんかがあるのかなぁ……。あるらしいのよ。よく知らねぇけれど、……? 佐賀じゃない。長崎、長崎、そうそう、長崎県ですよ(笑)。だから、外国の人がよく出入りするっていうので、意外と、長崎も、今、感染者数が増えてるらしいのよ。で、今年になって、未だ自宅(対馬)に帰ってないけれども、帰るとね、もらってくるかも知れないから、オミクロン。気をつけてよ、皆さん。まぁまぁまぁまぁ、これからね。どういう風になっていくのか分からないですけれども、また緊急事態宣言になるかも知れないんですよ。どうします? 
 まぁ、緊急事態宣言になってもね、我々にはネットがありますから、緊急事態宣言になると、(袖のスタッフに向かって)内幸町ホールって貸してくれないですかね? お客さん入れなかったら貸してもらえますかね? ……ほう、……おう(笑)、……なるほど、50パーで、8時で閉めちゃうんですね。次になったら、なるんですね? お客さんを入れなくて、配信のみみたいな……。生の声で話しているんですよ(笑)。凄いね(笑)。アッハッハッハッハ、内幸町ホールのホール担当の人が、気軽に入って来れるってのね(爆笑)。いままで、この歴史はなかなかなかったですからねぇ。ありがとうございます。
 そういう段階があるらしいんだね。だから一番ヤバいのはボクの場合、8時までって奴ね。これを守るのが下手だからね。何時まで言われても守れなくて、オレ、日本橋亭出入り禁止になったからね(笑)。でも、ここは大丈夫。(袖に)10時まで大丈夫なんですよね? 10時まで大丈夫だから(爆笑)。で、まぁ、これで演ってたらで、2年後ぐらいには10時半ぐらいに終わらせてさぁ、「ちょっといい加減にしてくださいよ!」って(爆笑)、怒られてる可能性もありますけれども。今日は9時で終わりたいって、もう自分の中でしっかりとね、これは、ここだけは、今年は守っていこうと思ってますから……。今年守るのは、時間を守る。
 でもね、違いますよ。他の人たちのときは、オレ、結構守るのよ。他の人と演るときは時間を守ったりとか、あとはバランスを考えて演ったりするのよ。1人で演るときに、ついつい……甘えちゃう(爆笑)。皆と、(袖を指さして)あの人に(爆笑)。甘えちゃう訳ですよ。その結果、もう甘えてるのレベルじゃなくなってくるっていうのがね、あったりしますけれども……。

2024年6月11日 内幸町ホール『こしらの集い』より

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