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【特集】和のあかり2021と音楽 vol.2

2年ぶりに復活した和のイルミネーションイベント「和のあかり×百段階段」。その会場を彩るBGMとして生まれた音楽アルバム「HIKARI」について、今回はその全貌をご紹介したいと思います。

※展示テーマのネタバレを含みますので、来場予定の方で、かすかなネタバレもNGの場合はご注意ください。視聴用動画に会場風景は使っておりません。

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今回のイベントコンセプト「ニッポンのあかり、未来のひかり」に寄り添う音楽として、来場者が主人公となって、百段階段という夏の幻想世界に入り込み、美しい夏の風景を旅しながら昔を思い出したり、リセットして明日へ向かえるような、そんな物語を音で設計しています。

会場ごとに全8曲を用意しましたので、その内容をご紹介致します。
全曲ご視聴頂けるようにMIXを用意しましたので、聴いて頂きながら紹介文読んで頂けたら幸いです。

1.KADO(あかりの万華鏡)
幻想世界への入り口に響くのは、荘厳かつ美しい雅楽の調べ。古典楽曲より、夏の調べである黄鐘調(おうしきちょう)をベースに、万華鏡のようにキラキラと輝く環境音楽。
笙:音無史哉

2.MORI(森のあかり)
深い森を表現するのは笙の音色とテルミンの音色。古楽器と電子楽器とが柔らかく絡み合う。背景は多摩の森で録音したフィールドレコーディング。目を閉じて聴くとさながら森林浴のような感覚を覚える。
笙:音無史哉、テルミン:ヨダタケシ 

3.OMOI(祭のあかり)
かぐや姫を主人公にしたラブストーリー。思い人を残して月に帰るまでを描く和ファンタジーR&B。常人でない彼女の秘めていた感情は、星空に爆発する。切ない気持ちと裏腹に、ひたすら美しい祭りと夜空の風景が広がる。Vocal:片山千穂、テルミン:ヨダタケシ
 
4.KAZE(風のあかり)
竹林に響く笙と風鈴。ひんやりとした風を受けながら佇む。
ハーモニカ曲のように素朴なメロディは、少しだけ昔の日本へ連れて行ってくれる。
笙:音無史哉

5.SHOU(ガラスのあかり)
硝子の煌きと思春期の儚さを表現するのは、ソーダ水・グラス・氷を使った立体音響。ソーダ水や氷の中を泳いでいるようなシュワシュワの音響に、硝子をイメージした電子音が弾ける。涼やかな、夏の炭酸ファンタジー。

6.JI(紙のあかり)
テルミンの音色がゆったりとしたハーモニーを奏で続けるAmbient。幼少期のように、何も考えずにそこにいる心地よさを味わう時間。
テルミン:ヨダタケシ 

7.RIN(木のあかり 土のあかり)
木の暖かい色味、模様に包まれる室内を胎内に例え、たゆたう体感をイメージした曲。呼吸、歌声、持続音が年輪のように重なる温浴エレクトロニカ。
Vocal:片山千穂

8.HIKARI(金魚のあかり)
新たな生命に希望を感じながら、片山さんにやさしく歌って頂きました。清々しいバラードです。下階のファンタジーから少しだけ日常の希望へつなぐシーンとして作った曲。明日へつながる現実への入り口。
Vocal:片山千穂

アルバム「HIKARI」はホテル雅叙園東京 ミュージアムショップで販売中です。オンラインショップでの取り扱い予定もありますので、再度ご案内します。https://www.gajoen-shop100.com/


イベント開催概要
「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」
開催期間:2021年7月3日(土)〜9月26日(日) 会期中無休
開催時間:11:30〜18:00(最終入館17:30)
※土曜日及び、7月22日・23日・8月8日〜13日・9月19日は20:00まで(最終入館19:30)
※8月21日は17:00まで(最終入館16:30)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
料金:
・当日券 1,200円
・特別前売券 1,000円(7月2日まで館内(16:30迄)及び公式オンラインチケットにて販売)
・学生 600円(要学生証呈示)
・未就学児 無料

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