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あれから1ヶ月が経ちました

今日は9月5日。

SHALが亡くなってから1ヶ月が経ちました。
彼女が亡くなったことを俺が聞いたのは8月11日だったので、気持ち的にはまだ1ヶ月経っていませんが…。

いつからかは分からないけど、俺はあまり感情を表に出さない人間になってしまったので、これまで涙を流すことは殆どありませんでした。
しかしあの日からというもの、彼女の事を考えながら涙を流さない日はありません。
そんな自分にとってはここ1ヶ月で一生分の涙を流してしまったような感覚です。

今はまだTHE UNCROWNEDのTakeshiとしてやらなければならないことがあるので少し気持ちが張り詰めている部分がありますが、それが一段落したときに自分がどうなってしまうのか少し不安です。
でも俺は先のことをイメージして行動していくのが苦手なので、その時が来てしまったらまたその時に考えようと思っています。


前置きが長くなってしまいましたが、今回のnoteでは少し前に体験した不思議な話をしようと思います。

皆さんは死者の魂や死後の世界といった、いわゆるスピリチュアルな世界のお話って信じますか?
正直言って俺はあまり信じていませんが、彼女が亡くなってから少しそういった分野に興味が湧き、そういった世界があっても良いんじゃないかって思うようになりました。


SHALが亡くなったのは8月5日で、火葬が行われたのは8月10日の午後でした。

8月10日。
その日深夜0時過ぎに目覚めた俺は、夜の間ずっと自宅でとあるレコーディングをしていました。
その時点ではまだ訃報の知らせを聞いていなかったので、彼女の無事を祈っていましたが、心のどこかではそろそろ覚悟しなければならないという気持ちもありました。
そんな不安な気持ちを紛らわせるかのようにレコーディングに没頭していました。
そして夜が明けた頃にはレコーディングが一段落し、ベッドの上でくつろいでいるといつの間にか寝てしまっていました。

普段はあまり夢を見ないのですが、その時は夢を見ました。
眠りが浅かったせいか、夢の中でも意識はわりとあったのを覚えています。
夢の中の風景はあまり覚えていませんが、恐らく外だと思われる場所で俺がベンチのようなものに座っていると、前から背の高い女性がこちらに向かって歩いてきました。
女性の方を見るとそれは間違いなくSHALで、彼女はニコッと微笑みながら何も言わずにゆっくりとこちらに向かって歩いてきました。
その時の俺はそれが夢か現実か分からない状態でしたが、8月2日以降連絡が途絶えていた彼女が急に目の前に現れてびっくりしたのは今でもよく覚えています。
そして彼女が俺の目の前まで来た瞬間に視界が真っ白になり、それと同時に胸の辺りが急に熱くなりました。
それは何か熱を帯びた物が急に体内に入り込んで来たような感覚で、びっくりして目が覚めました。

目が覚めた後もしばらくはその熱の感覚がハッキリと残っていて、すぐさまSHALのメールアドレス宛に夢の内容を記したメールを送りました。
その時点で既に彼女は亡くなっていたので返信が来ることはありませんでしたが、今でもそのメールは残っています。

これがスピリチュアルな体験だったのか、何かの生理的な現象だったのかは俺にはよくわかりません。

後日SHALのお母様にその話をしたら「きっと最後のお別れに来たのでしょう」と仰ってくれました。
もしそうだったなら嬉しいです。


生前のSHALはよく「アルバムのリリースまで生きていられなかったら本当に報われないよ」と言っていました。

アルバムのリリースは「9月21日」。
亡くなった日を1日目と数えて、死者の魂がこの世とあの世を行き来できると言われている49日間の最後の日となるのが「9月22日」。

もしスピリチュアルな世界が実際にあるのなら、姿は見えなくとも彼女はアルバムのリリース日をこの世で迎えられるかもしれない。
それに気付いたときは少し救われた気持ちになりました。

SHALのために最後にしてあげられることがあるかもしれない。

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