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④ BLUE MOON

T:では次は4曲目のBLUE MOON。この曲の仮タイトルは「THE メロハー」(※メロディアス・ハード・ロックの略称)だったんですけども、ここまできたら大体お分かりの通り、うちらの仮タイトルは大抵曲調を表したものになってます。今まで音楽をやってきた中で、Jポップ的なメロディーを持ったハードロック調の曲を作って「うちらの音楽はメロハー!」って主張しても、海外のメロハーを好んで聴いている人達には認めてもらえないと感じていたんですよ。日本人的な解釈が多分に含まれていると「それはJロックだ」と言われてしまう。そういった人達にも受け入れてもらえるようなメロハーらしいメロハーを書きたいと思って書いたのがこの曲です。

N:なるほど。初めて聴いたときにTREAT (スウェーデンのメロハー・バンド) 辺りの北欧のバンドっぽい要素が含まれてるんちゃうかな?と思った。

T:キーボードの音色の雰囲気とかは一昔前の北欧のメロハーっぽいと思う。TREATの名前が出たけど、個人的に意識したのはPETE SANDBERG’S JADE (スウェーデンのメロハー・バンド) のNorthern Lightって曲で、その曲みたいな世界観を出したいと思って書いたので、興味があったら聴いてみてください。

N:なるほど。僕はそんな兄の意向を無視して最後のギターソロのバック (4分23秒~) ではTALISMAN (スウェーデンのメロハー・バンド) を意識してベースを弾いてました(笑)

T:うん、わかるよ(笑)

N:TALISMANのGive Me A Signを聴いてもらったらイメージが湧くかも? また我々兄弟で話してばかりなんで…、どうですか?SHALねーさん。

S:はい。歌詞についてはアルバム中で唯一最後まで暗い感じだと思うんですけど、でもこの歌詞はすごく気に入っています。自分の中では綺麗に仕上がったんじゃないかと思ってますね。歌はですね…、うーん…。

T:全体的にキーが低めやんな?

S:そうですね、これは。低めだったんでとても歌いやすかったですね。 

N:僕はこの曲がいちばん好きかな。ベースもいちばん良いプレイが出来たんじゃないかと。他の派手な曲でのプレイがMarcel Jacob (上記、TALISMANのベーシスト) っぽいって言って頂けることがあるんですが、この曲が最も彼を意識したプレイが出来たんじゃないかと思ってて、気に入ってるポイントでもありますね。

T:確かに。わかる人にはわかる感じの話やけど。

N:すみません、マニアックで(笑) どうですか?ギター的には。

T:ギター? 取り敢えず歌うようなギターを意識したというか…。中盤のギターソロではちょっとアームも使いつつ、初期HAREM SCAREM (カナダのメロハー・バンド) のPete Lesperanceっぽさを意識したんやけど。それっぽさは出てる?(笑)

N:どうかな?(苦笑) ちょっと皆さんも聴き返して頂いてですね…(笑)

T:あまり同意はしてもらえへんかもしれんけど(笑)

S:私には何を喋ってるのか全然わからない(笑)

N:メロハー・マニアということがバレてしまいますけど…、はい。

S:だからこそ出来た曲ですかね? 良かったです、マニアで。

N:こういうのも1つのメロハーの形だと思って頂ければいいんじゃないかと、はい。

S:てなわけで。

N:BLUE MOONでした。

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