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THE UNCROWNEDのSHALさんはどんな歌い手が好きだったのか、というお話

SHALってボーカルやってるわりにはあまり音楽の話をしないよな、って思ったことのある人もいるんじゃないでしょうか。

例えば多感な時期に歌うことや楽器を演奏することに目覚めて、プレイヤー的な立場で音楽を聴くようになると、色々と拘りも生まれてアレやコレやと語りたくもなるものです。
しかし彼女の場合は大人になってから、シンガー経験ゼロの状態でいきなりTHE UNCROWNEDを始め(させられ)てしまったものですから、そもそも語るほどの知識も妙な拘りも無かったんじゃないかと…。
「音楽のことで語りたい事って特にないなぁ…」ってよく言ってましたしね。(苦笑)
その言葉に対して「音楽のこと以外で語りたい事って特にないなぁ…」と俺が返答するのが2人の間では一種のお約束になっていました。(笑)

そんな彼女はシンガーとして誰かに影響を受けたのかな?と考える事がたまにあります。(そういえば本人に尋ねたことはなかったな…。)

バンドのホームページのプロフィール欄には好きなアーティストとして、中森明菜、レキシ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの名前が挙がっています。
勿論全て彼女の自己申告ですが、歌い方で影響を受けているかというとどうでしょうかね?
レキシ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの2組は全く似ていないし、この3組の中だと中森明菜さんが一番近いのかもしれないけど、影響を受けたってほどではなさそう。
影響とかじゃなくて好きな芸能人って感じなのかもしれない。(苦笑)


そんな彼女がたまに放った音楽ネタ発言で印象に残っているのは『私が曲を好きになるかどうかは歌い手の声によるところが大きい』という言葉。
彼女が歌うようになってから『この人の歌(声)が好き』って言ったのは、俺が覚えている限りでは2人います。

まず1人めはDeen Castronovo。
ハードロック / ヘヴィメタル界隈では歌えるドラマーとして有名な人ですよね。
知り合いの方に連れて行ってもらったライブでたまたま彼の歌声を聴いて衝撃を受けたんだそうです。

特に彼が歌うRevolution Saintsのこのバラード曲がお気に入りだったみたいで『需要ないかもしれないけど、この曲の歌ってみた動画をやりたい』と言っていた事もありました。
殆ど洋楽を聴かない彼女がそこまで言うくらいだから、よほど好きな歌声だったんでしょうね。
余談ですが、ライブのときにDeenが穿いていたジーンズのダメージ具合があまりに酷かったらしく『新しいズボンを買ってあげたい』と言っていました。(笑)


2人めはWANDSの初代シンガー、上杉昇さんでした。

肺に転移したガンの影響で咳が酷くなり、眠れない夜に見ていたアニメ、スラムダンクのエンディングに流れたこの曲を聴いて衝撃を受けたんだそうです。
3~4ヶ月くらい前の話ですね。
上杉さんに関しては『とにかくこの人の歌声は気分が高揚する。この人は選ばれた声の持ち主だよ。』と言っていました。
その後にWANDSのベスト盤CDを買っていたみたいなので、かなり気に入ったんだろうな、と。

WANDSは俺も大好きなので、彼女がそう言ったのは嬉しかったですね。
リアルタイムではCDを買うお金がないガキんちょっだったので、大人になってからCDを買い集めましたが、改めて上杉さんの声を聴いたときはその存在感に圧倒されて「こりゃ売れるわな」と思いました。
個人的には新ボーカルを迎えて活動を再開した今のWANDSも大好きですが、未だに上杉さん信者が沢山いるのも納得です。


SHALが歌うWANDSの曲、聴いてみたかったな・・・。




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