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昨日も書きましたが、コロナ禍で、書店の免疫力コーナーは大変な人だかりとか。免疫力、自然治癒力を高めることに皆さんの関心が高まっていることは確かです。 我がインパルス療法(テラぴ)も、顎関節症調整や首周りの筋肉の調整も、生物本来が持ってる自然治癒力、免疫力、回復力といった力を取り戻すお手伝い。 手段です。 「世界中のお母さんがインパルス療法をマスターしたらいいな」と思い、そのような未来を実現すべく頑張ってますが、それがグッと近づいた感じがしてます。  昨日の「免疫力とは」に続き、今日は、「自然治癒力とは」について、私の頭の整理もかねて、まとめてみたいと思います(引用が多くてごめんなさい)

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<<自然治癒力とは>>

自然治癒力の定義のしかたはいくつもあるが、
例えば中川美典は、自身の定義は東洋医学の専門家による
それとは異なってはいると断りつつ、次のような定義を提起している。

自分の意識とは関係なく、たえず作動し、常に待機しており、
何らかの損傷が発生すると自動的に自己修復プロセスを活性化する力
東洋医学では、上記の中川の定義に加えて、以下も自然治癒力としているという。

①生得的に備わっている病気や環境に対抗する力
②脳や免疫系、また心の作用による免疫システム
東洋医学では、体調を整えることに主眼を置いており、生命力を高めることによって治癒力を動かしているとも言える

自己再生機能と自己防衛機能
「自然治癒力」と古くから呼ばれ親しまれている機能の中には、①「自己再生機能」と②「自己防衛機能」が認められる。

①「自己再生機能」とは、体が外傷などを負った時に、(それが少々の規模であれば)傷を治す機能のこと。

②「自己防御機能」とは、生体の外部から浸入してくるウイルス・細菌類と戦う機能のこと。
つまり「免疫」のことである。

二つの機能は連携して機能することもある。例えばスリ傷を負った時の治癒では、生体は浸入してくる細菌と戦いつつ皮膚を再生しているので「自己防衛機能」と「自己再生機能」を同時に働かせているということになる。

②自己防衛機能
免疫機能は非常に高度で精密(あるいは複雑)なシステムである。免疫機能を担っている要素の例としては「リンパ球」が挙げられる。「リンパ球」というのは総称であり、現在のところ「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」「B細胞」「T細胞」などが知られている。ナチュラルキラー細胞は腫瘍細胞やウイルス感染細胞の拒絶に携わっている。B細胞は体液性免疫や抗体産生に携わっている。T細胞は細胞性免疫に携わっている。

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自然に起こる創傷治癒
身体で起こる創傷治癒の過程については多くの研究報告がある

たとえば深い切り傷で起こる創傷治癒の過程を見てゆくと、まず受傷部に流入してくる血液により血栓が形成され、血中のフィブリノーゲンが結合し、線維束を形成する。

炎症反応、異物除去
受傷6〜24時間は、周辺の毛細血管から好中球が滑り出てくる(好中球は、もし創(そう、傷口)が不潔な場合、細菌などを貪食処理する)。そして好中球は短時間で消滅する[14]。 受傷後12〜48時間は、単球が創内に集まってくる。単球はアメーバ状に形をかえつつ、細菌や組織分解物の貪食を開始し、次第に捕食消化する能力を高めてゆく。これは単球がマクロファージに分化し、活性化マクロファージへ変化したことを意味する(もし、創内に向かってマクロファージが集まらなかったり力が弱かったりする場合は、分解物が除去できず炎症が長く続く)

瘢痕治癒
マクロファージによる異物の除去作業が終了するころに、毛細血管の新生が起こり、線維芽細胞が出現する。 線維芽細胞はコラーゲン、タンパク質、多糖類を合成し、細胞間腔に分泌を開始する。線維芽細胞によるタンパク質合成には十分な酸素と栄養素が必要で、毛細血管の新生は、線維芽細胞にそれを供給する役割を果たしている(毛細血管は、周囲の血管から発芽状に発生、創内へとループ状に発育し、網目状になる)。コラーゲン分子は凝集し、原線維となり、瘢痕組織が形成され、創の修復が進む。

この過程にかかわる注意点として、 コラーゲンは線維芽細胞の中にある粗面小胞体で合成されるが、水酸化されてから細胞から分泌される。もし水酸化が進まないと、線維束化されず、治癒は延滞してしまう。コラーゲン線維の水酸化には、ビタミンCが欠かせないとされる。

受傷後12〜48時間の、創に近い表皮細胞の端は、細胞が外観を失い、無定形化および膨化し、移動し、凝血内にある血清タンパク質や線維素の切れ端を貪食消化する(これは細胞分裂の準備を行っている)。そして、連続性を備えた細胞層を形成しつつ、正常な外観を取り戻してゆき、表皮再生と真皮での治癒がほぼ同時に完了する。

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◆最終的に病気を治すのは、あなたの自然治癒力

自然治癒力とは医学的に言うと、「自然と体が正常な状態を保とうとする力」。これは、恒常性ともいいますし、ホメオスターシスともいいます。
病気を治すのは、人に備わる自然治癒力です。適切な治療を受けることは前提にありますが、最終的には、やはり治すのは本人でしかありません。体の不都合は本人でしか治せないのです。

欧米を中心に、代替医療(一般的な病院やクリニックで行われている西洋医学以外の療法)の利用者が多く、たとえば日本では一般的ではありませんが、アメリカでは心身療法のひとつである催眠療法が医療の一環として認知され、健康保険の適応になっています。
そして、西洋医学と代替医療のよいところを統合した「統合医療」と呼ばれる分野もあり、自然治癒力は、その中心的な役割を果たしています。

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◆心のあり方が、自然治癒力を最大限に発揮させる
この「体」に備わっている自然治癒力を最大限発揮させるためには、「心」の力が大きく関わってきます。
体が病む原因は、体質であったり生活習慣や環境であったりしますが、説明のつかないことが多くあります。また、同じ病気であっても、治療効果の早い人もいれば、悪化する人もいます。
その違いのひとつが、「心のあり方」です。たとえば、「この薬は効く」と思って服用するか「この薬はまったく効かない」と思って服用するかで、効果に大きな違いが出てくるのです。
願いや祈りの言葉は、「自己暗示」とも言えます。意識の力は、私たちが考えている以上に体に大きな影響を与えるのです。

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