地味め乳がん闘病記 #59 〜ポートの位置替え

札幌の街中でも初雪、そんななかポートの位置をかえる手術の為、1日入院へ。
がんを取るのに入院した時も雪が降ってた〜というか雪まつり真っ只中な頃。
そしてまた冬…って、なかなかがんに絡む諸々もあるもんだね。
てか、ポートよりも痛いくらいにパンパンの膝から下の方が気になるこの頃。

病院に到着。手術時間まで病室のベッドで横になりながら待つ。
担当の看護師さん、春に入院した時にバリバリの新人さんだった方では?だいぶ慣れた感じになっていて、成長しているわ!
その間、私はただただむくんでいたような…。
そして呼ばれて、ポートを抜くのと太ももに入れる手術へ。

何度痛みで「いーっっっ‼️」と心で叫び、実際「いてっっっ‼️」とアピールし、麻酔を追加してもらったか!
部分麻酔なので前回のポートを入れる手術同様会話等が聞こえてきます。
今回は研修医なのかな?って方がついて私めの諸々を見ておりました。

***ここからは手術時の話なので苦手な方はスルーで***

太ももというデリケートゾーンの手術。
人生初の前バリも。
乳がんにまつわる諸々のなかでも上位に入る痛さだった。
部分麻酔の部分は5ミリ四方のお話ですか⁈ってくらいに。
かなり麻酔を追加してもらい、途中ほとんど痛みを感じなかったが何か異物が入れられてるのはわかった。
さらに片腕に血圧計をしたままだったのでその圧迫とむくみで腕にはちきれるような痛みも。
この別の痛みに多少救われたかも。
前バリをはがすのも痛かったが、体にかけていた粘着シートをはがすのも痛かった。
さらにちらちらと見える高らかとあげられるハサミや「その赤いの血ですよね?」という白地に赤の何か。
「血管広げてまーす」等実況付き。この手のものが苦手な人は卒倒するだろうに…。
左鎖骨あたりに入れていたポートを抜くのもなかなかの痛み。
ポートが癒着していたら時間がかかると言われたが、思ったより癒着していなかったと。(実況による)
「見えるのもイヤかなと思って」とシートで見えないようにしてくれた(今さら⁈)が、さっきより近い分、雰囲気や実況や音でわかったり、想像力が働いたり。
「痛かったら言ってくださいね」と言ってくれてはいたが、こちらの顔も覆われてるので多少我慢するべと「いーっっっ‼️」って表情をしていたら、頭の筋肉も動くのかヅラがずれてきた。
そう、結局ヅラ禁止も何も言われなかったのでヅラのままで挑んだが。
落ちなかったがものの、恐らく側から見てヅラとわかるズレでフィニッシュだったろうよ。

***ここまで手術の話でした***

で、部屋に入った時に何か見たことがあるなーと思っていたのが今回の手術台。
手術台とは言えないな。手術に使ってた台。
そこそこの大きさがある機械。
今までこれを使って何か調べてもらったことがある。
放射線治療の機械じゃないし、CTでもない。
あの白い丸いので最後に腹を押されたような…。
全て終わり、起き上がったところでさらに見えたのがカップをのせる台。

あーっ!デカめの紙コップをあそこに置いたよ!

看護師さんに聞いた。
「これバリウムの、あの機械なんですか?」
「そうなんです。午前中は健康診断に使っていて〜」
乳がんそのものの手術の時から誰もが白い巨塔やドクターXのような手術室を使うわけではないと気付かされたが、まさかのバリウム検査部屋とは…!
途中撮影もしていたようだったが、応用がきく機械ということでしょうか?

病棟の看護師さん(成長していた看護師さん)が迎えに来てくれ、病室へ。何気にテーブルに置かれたタッパーのような入れ物。中に入っていたのが、埋め込まれていたポート本体と管!
思ったよりでかいし、管の長さあるし!
菌がついていたかどうか等調べに出すそうです。

前回1ヶ所部分麻酔で全身麻酔でいいんじゃないかと思ったが、2ヶ所なら尚更全身麻酔でいいんじゃないか?と思いましたわ。

翌日、ガーゼ等取ってあっさりと退院。
あっさりとと言えば、回診はあったけど朝の検温とか血圧とかなかったけどよかったのか?
素人が心配しなくてもいい話かしら?

今回の支払いが限度額適用に薬代、衣服代等含めて45000円少々。
旅に行けるな〜。

心の中の白眼を何度も剥くほど痛い思いをしてるわりになかなか治療が落ち着かない。何だかなーと心の中で愚痴る。
ちなみに今は太ももの傷がじわっと痛いし、ここ最近レギュラー化してるスネの痛みも。

「痛い」「痛ぇ」「いたた」

明日のハーセプチンでまた2万くらいかかるだろうし。はー、懐まで痛いわ。


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