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❖想像力は生命力❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年1月29日)

(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)

◆想像力は生命力◆
私が以前に立ち寄った公園には、不思議なメッセージがいくつも散りばめられている。

円形のコンクリートに丸く並べられた葉っぱの上にドングリか何かの木の実が盛り付けられていた。

多分、この公園で遊んでいる子どもたちが並べたものだと思う。葉っぱをお皿に見立て、ドングリを何かのご馳走に見立てていたのだろう。それが丸いコンクリートに並べられているのは、食卓のイメージだと思われる。

おそらく「ままごと」だろう。自分も小さなとき、家や公園などで様々な「ままごと」をした記憶がある。今、改めて「ままごと」について考えてみると、現実にある具体的な出来事をロールプレイで演じるわけだが、それは現実の具体的な出来事を単にトレースしたものでは終わらない。

出発点は、現実の具体的な設定を利用するが、その後は、子どもたちの縦横無尽で自由自在の想像力が、ままごとの世界を無限に広げてくれる。

そうして時間も空間も関係なく、物質的な制約も精神的な制約も無力化し、色んな立場や年齢にもなれる。色々な時代や国の人にもなれる。目の前に無いはずのものが「間違いなく有る」に切り替わる。

しかし年齢を重ねるごとに、その無限で永遠の世界に近づくことが難しくなる。そうして現実と具体の壁が厚くなっていく。

だが公園の食卓を見たとき、かつての自分も「ままごと」に夢中になって、世界にも宇宙にも自由に旅行していたことや、王様にも戦士にも怪物にも変幻自在に生まれ変わっていたことを思い出した。

あの石の丸テーブルの上のドングリが、出来たてで湯気が上っている美味しそうなご馳走に見えてきた。まさにロビン・ウィリアムズ主演の映画『フック』の世界のようである。

年齢を重ねると、想像力が現実と具体に押さえ込まれて衰えてしまう。すると、想像力が自分に送り込んでくれていた生命力も乏しくなり、若さを保てなくなる。想像力は若さの源。

だから映画『フック』でも、想像力を取り戻した主人公のピーターパンは、生気を取り戻し、無邪気に飛び回れるようになる。

ラオスに住んでいたとき、小学校4年生の担任をしていたが、休み時間、クラスの子どもたちは文房具を色々と組み合わせて、いつもネバーランドを作っていた。そして、その世界で縦横無尽、自由自在に遊んでいた。それを見ていて、私もネバーランドの住人にしてもらい、楽しい気分だった。

日本に戻ってきて最近は、想像力が衰えていた気がする。まずは文章の世界で想像力を膨らませていこうと思う。

(ラオスの休み時間に作られたネバーランドも紹介)
#ロビンウィリアムズ   #映画フック   #ままごと
#ピーターパン   #ネバーランド

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