2024/6/2曇りのち雨。関東リーグ1部 第6節「南葛SC vs 東邦チタニウム」
今節は、アウェイで東邦チタニウムとの戦いです。
現地観戦の様子などを日記にしました。
はじめに
対戦相手である東邦チタニウムのホームタウンは神奈川県茅ケ崎市。
試合会場は、その茅ケ崎市にある柳島スポーツ公園、人工芝のグラウンドとなります。
ここのグラウンドは、ボールが不規則なバウンドをするなあ、という印象がありますね。
最大の特徴としては、鳴り物、声援、手拍子が全て禁止されているということでしょうか。
キックオフは14:00、この日の試合情報が公式にアップされているので、リンクを貼っておきます。
さて、前節までの順位表を貼っておきます。
南葛は4位ですが、1位との勝点差が2しか離れておらず、このまま離されずに食らいついていきたいところです。
当日を迎えて
この日は朝から雨が降る、という予報もあったのですが、午前中は晴れていました。
本当に雨が降るのだろうか?と疑問に思うぐらい晴れています。
とは言え、いつ雨が降っても大丈夫な備えをして現地に向かいます。
試合会場である柳島スポーツ公園は、最寄り駅である茅ケ崎駅からは3kmほどの距離にあります。
歩けない距離でも無いですが、バスで向かうことにしました。
「茅ヶ崎駅」から終点の「浜見平団地」まで乗り、そこから歩いていきます。
バスがだいたい10分ぐらいで、そこから5分ぐらい歩くと柳島スポーツ公園に到着します。
柳島スポーツ公園到着(12:15~)
柳島スポーツ公園の手前で、駐車場に入ろうとする選手の乗った車とすれ違いました。
些細な出来事ですが、何だか嬉しくなりました。アウェイならではです。
空を見上げると、雲は多かったですが、まだまだ晴れてました。
12:30から横断幕の掲出が可能とのことで、さっそく持参した横断幕を掲出しに行きます。
中に入ると、既に、たくさんの横断幕が掲出されています。
この日は新しい横断幕が4つも増えてました。
どの横断幕もイラストがキャプテン翼風でカッコいい。南葛ならでは、といった感じです。
横断幕掲出後、近くにある柳島キッチンでランチを食べに行きます。
以前から気になっていて、今回はお昼ご飯をここで食べよう!と心に決めてました。
実際に食べてみたら、物凄いボリュームで、価格以上に満足な内容でした。とても美味しかったです。
食べ終わる頃には雨が降り出してたので、足早に会場へ移動します。
一昨年は事前予約をしたり、入り口で検温・消毒が必須でしたが、去年からは自由に出入り出来るようになっているので、あまり濡れずにスタンド席まで到着することが出来ました。
スタメン発表(13:30~)
30分前には公式のスタメン発表があり、この日のメンバーは以下のとおりでした。
スタメン
GK(37)外山 佳大
DF(2)長島 武
DF(3)デイビッソン
DF(4)柳 裕元
MF(17)佐々木 達也
MF(24)田中 大生
MF(15)今野 泰幸
MF(28)神田 洸樹
FW(18)森山 翔介
FW(20)金田 奎人
FW(42)加藤 政哉
ベンチ
GK(1)中林 洋次
DF(29)下平 匠
DF(34 )石井 幹人
MF(7)関口 訓充
MF(23)森永 耀晟
FW(22)奥原 零偉
FW(88)大前 元紀
今節はセンターバックのメンバーが少し変わってます(と言っても、前節の後半と同じ形です)。
キャプテンマークはデイビッソン選手が付けてました。
試合開始(14:00)
試合開始直前に強い雨が降ってましたが、始まる頃には小雨になってました。
ただ、グラウンド状態はかなり悪化したのではないかと思います。
サッカーの場合は、多少の雨でも雷さえ鳴らなければ試合が行われることが多いので、この日も予定通りの時間に試合が開始されました。
いつもとメンバーが異なることもあり、コーナーキックは佐々木達也選手が蹴っていて、なんだか新鮮でしたね。
試合は、南葛がいきなり大きなチャンスを作ります。ヴェルフェ矢板戦と同じような立ち上がりです。
その後も縦に速い攻撃を続け、前半5分には早くも直接フリーキックのチャンスを得ます。
キッカーは金田選手。
前節のVONDS市原戦でもフリーキックを直接決めている選手です。
もちろん、2戦連発のゴールを期待しますが、そんな簡単に決まるものでもないよな、なんて思いながら見守ります。
がっ!、まさかの2戦連発となるゴールを叩き込むことに成功しました。
これはもう凄い選手が入ってきたな、なんて素直に思いました。
これで1-0となります。
その後も、相手ゴールを脅かし、コーナーキックのチャンスも作りますが、追加点には至りません。
ただ、流れは南葛、遅かれ早かれ追加点も取れるに違いない、なんて気楽に観ていたのですが、前半20分に悪夢が訪れます。
なんと、デイビッソン選手のタックルがレッドカードの判定で、一発退場となってしまいました。
残り時間は、まだ70分もありますが、南葛は1人少ない10人で戦うことになります。
1点リードしているとは言え、あまりにも残り時間が長い。
なお、デイビッソン選手が着けていたキャプテンマークは柳選手が受け継いだようです。
タックルを受けた相手選手の16番、鈴木一朗選手は、この後すぐに交代してたので、大きな怪我をしていないか心配ですね。
さて、スリーバックの1人であるデイビッソン選手が居なくなってしまったので、一時的に今野選手が降りてきて、長島選手、柳選手と共にスリーバックを形成していました。
ただ、それだとボランチが手薄になってしまうので、最終的には田中選手がスリーバックの位置に入り、今野選手と佐々木達也選手かな?がボランチの位置に入ったようです。
前半28分、金田選手に交代して、森永選手がボランチの位置に入ります。
この交代で、ひとまず中央のラインは落ち着いたと思います。
それにしても、フリーキックという飛び道具を持つ金田選手をここで代えたということが、今季の南葛の戦い方を象徴しているような気がしてなりませんでした。
1人少ない状態になっているのだから、守勢に回ることも考えて、金田選手を残し、また訪れるかもしれないセットプレーに賭ける、という選択肢もあったかと思います。
(もちろん、直接ぽんぽん入るもんでも無いとは思いますが)。
しかし、そうしなかったということは、残り時間は長いが繋いで点を取っていくのだ、というメッセージが強く表れた交代だったのではないかと感じます。
さて、やや南葛は押されていたような気もしますが、前半はスコアが動かず1-0のまま終了します。
前半44分には、あわや失点か、というシーンもありましたが、相手のゴールはオフサイドの判定となりました。
前半47分のフリーキックも佐々木達也選手が蹴っていたのが、個人的には印象に残りましたね。
さて、ハーフタイムには神田選手から下平選手への交代がありました。
この交代で、下平選手と今野選手が中央に入り、森永選手は右サイドでプレイすることになります。
加藤選手が左サイドで、森山選手と佐々木達也選手がツートップ気味のポジションを取っています。
緊急事態ということもあり、今のメンバーでは、この布陣がベストだと判断したんだと思います。
特に、森永選手の右サイドは、中央でプレイする時より選択肢を絞れるせいか、かなり積極的にボールに絡むプレイしていた気がします。
後半5分には自陣ゴール前で、下平選手が相手選手と接触し、その影響で、ピッチから出て治療を受けることになりました。
交代したばかりで、おいおい。。。と、ちょっと不安になりましたが、すぐにピッチに戻ってきてくれたので、ほっとしました。
後半開始直後は良い形を作れることが多く、チャンスも多かったのですが、なかなか追加点とはいきません。
そんな中、後半15分、ついに失点してしまいます。
決めたのは背番号18番の渋谷拓海選手でした。人数では勝っていたのですが、押し込まれてしまった感じです。
これで同点に追いつかれてしまいました。ついに、追いつかれてしまったか、という感じです。
いつもであれば、「南葛エスシー!」と皆で声援を送るのですが、禁止されているので、それも出来ません。ただただ祈るだけです。
後半19分、森山選手と加藤選手に代わって、大前選手と奥原選手が投入されました。
この2人は、今季のチームの中で、ゴールとアシストを多く決めている2人です。
なんとか1点取ってくれ、と祈るような思いで試合を見つめます。
1人少ない南葛ですが、東邦チタニウムのゴールを何度も脅かします。
もちろん、東邦チタニウムも負けてはいません。
フリーキックのチャンスを作ったり、南葛のゴールに何度も迫るシーンが続きます。
なんとか次の1点を、と祈るように応援してましたが、後半38分、ついに均衡が破られます。
東邦チタニウムの30番、清水光選手にゴールを決められてしまいました。
先日の桐蔭横浜大学戦で失点した時と同じパターンです。
南葛守備陣は、前への意識が強い代わりに守備に戻るのも非常に速いのですが、戻ることを最優先にしているせいか、2列目の選手をフリーにしてしまう傾向があり、今回もそれでやられてしまった感じです。
ちょうどこの時、堰を切ったように雨が降り出しました。
視界も制限されるんじゃないかと思うような豪雨です。こんな雨の中、まともにサッカーなんて出来るんだろうか。
後半40分、南葛は最後のカードを切りました。
今野選手に代わって、石井選手(かんかん)が入り、そのままトップの位置でプレイします。
石井選手と言えば180センチを超える高身長のプレイヤーです。
本来はDFの選手ですが、豪雨と言うこともあり、パワープレイに勝負を賭けたのだと思います。
おそらく、この時点では、この選択が一番得点出来る可能性が高いと判断したんだと思います。
しかし、その想いも叶わず、残念ながら1-2の敗戦となりました。
選手たちは、早い時間に1人少なくなり、最後は豪雨の中での試合となりましたが、最後まで諦めずに前を向いて戦ってました。
そんな選手たちを前にして、声援はおろか、手拍子ですら応援することが出来ないのは辛かったですね。
この試合は、アーカイブが残っている(2024年6月時点)ので、リンクを貼っておきます。
ハイライトはこちらになります。
その他の試合結果
その他の試合結果は以下のとおりです。
つくばFC 0-1 VONDS市原
エリース東京 1-1 ヴェルフェ矢板
東京ユナイテッド 2-1 東京国際大学
桐蔭横浜大学 1-6 東京23FC
2位つくばと、3位VONDS市原の直接対決は、VONDS市原に軍配が上がりました。
昇格組であり、勝点6で並んでいたエリース東京とヴェルフェ矢板の試合は引き分けとなりました。
未だに勝利の無い東京国際大学と桐蔭横浜大学の大学生チームは、今季も両方とも敗戦となりました。
この結果より、順位表が以下のようになりました。
勝点順に並べてみます。
勝点 チーム
------------------------------------
15 東京23
14 VONDS
13
12 つくば
11
10 南葛、東京U
9
8 東チタ
7 エリース、矢板
6
5
4
3
2
1 桐蔭横浜、東京国際大
東京23FCとVONDS市原が、やや抜け出した感じです。
南葛は、少し上位グループからは離されてしまいましたが、まだまだ半分も終わっていないので、これからです。
次の試合日程(リーグ戦)
第7節の試合日程は、下記のようになります。
6/22(土)
16:00 東邦チタニウム - VONDS市原
6/23(日)
11:00 東京国際大学 - ヴェルフェ矢板
12:00 南葛SC - 東京23FC
16:00 エリース東京 - 桐蔭横浜大学
18:00 つくばFC - 東京ユナイテッド
6月の2週目と3週目には全社の関東予選というカップ戦?があるため、リーグ戦は少し間が空きます。
振り返って
かなり早い時間に先制しただけに、逆転された時は悔しかったですね。
それに加えて、最後まで諦めずに走り続けた選手たちに対して、応援することが出来ない、手拍子すら出来ない、というのが辛い。
まともに応援出来ないので不完全燃焼だったせいか、試合後はなんだかモヤモヤした気分でした。
レッドカードが出なければ?もう少し早く豪雨になっていれば?なんて色々考えてしまいます。
ただ、この敗戦を糧に、また一つ強くなることを期待したいですね。
そんな次の対戦相手は、今季めちゃくちゃ調子の良い東京23FCとなります。
その得点力に目を奪われがちですが、失点も少ないチームです。
南葛とは勝点が5も離れています。リーグ優勝を狙うのであれば、これ以上、勝点差を離されるわけにはいきません。
なんとしても勝ちが欲しい。
次の試合会場は味の素フィールド西が丘なので、鳴り物も大丈夫なスタジアムになります。
今度は精一杯応援が出来る!
がんばれ!南葛SC!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?