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2024/3/10晴れ(強風)。第10回「かつしかふれあいRUNフェスタ」

「かつしかふれあいRUNフェスタ」も、ついに節目の第10回目を迎えました。

だから、と言うわけではないのでしょうが、今回からはハーフマラソンのコースが一部変更になり、多くのランナーを苦しめてきた最後の坂道が無くなりました。

大会概要

エントリー種目は大きく分けて2つ。高校生以上が参加出来る「チャレンジRUN」と、誰でも参加出来る「ふれあい健康RUN」です。

「チャレンジRUN」は、10kmとハーフ(21.0975km)の2種類になります。

いずれも、制限時間内にゴールを目指すことが最低条件なのですが、この大会は、他の大会と比べても制限時間が緩いので、よほどのことがない限り制限時間をオーバーすることは無いと思います。

「ふれあい健康RUN」では、1km、3km、5kmのコースと、ファミリーRUNの2kmが用意されています。

ファミリーRUNは、家族など複数人でゴールを目指すことになります。いずれも距離が違うだけで、荒川沿いを走るコースとなります。

なお、区民先行だと500円引きでエントリー出来ます(10月末ぐらいまでに申し込む必要があります)。


一応、公式サイトのリンクを貼っておきます。(毎年、新しく更新されるので、2024年度の情報は見れなくなっているかもしれませんが)。


大会まで

2~3週間ぐらい前にはゼッケンが届きます。

ゼッケンと一緒に、マラソンプログラムや、コースマップやメイン会場図などが書かれたイベントプログラム、RUNフェスタクーポン等が入っていました。

RUNフェスタクーポン券は、大会当日を含めた3日間(3月8日~10日)しか使えなかったり、使える店舗が限定されているのですが、500円の金券として使用出来るため、かなりお得感ありますね。

そして、イベントプログラムにはコースマップも載っています。

コースマップ(公式より)

沿道で太鼓を叩いて応援してくれる集団や、バンド演奏をしてくれる方は、ほとんど去年と同じ人たちのようです。

それに加えて、今年は新しく「新宿中太鼓部」という和太鼓と、「下町ジェントル・荒川チャーハン」というバンドが増えてましたね。

マラソン以外の、お楽しみ企画として、大会1週間前には豪華景品が当たる事前抽選会が行われてました。

残念ながら何も当たらなかったのですが、かなりたくさんの景品が用意されてましたね。

これに当たっただけで、マラソンのエントリー料金は元が取れてしまうんじゃないか、ってぐらい豪華でした。

当日を迎えて

去年に引き続き、リアル南葛SCのユニを着用して走ることにしました。

今年は、南葛SC10周年記念ユニや、女子チームである南葛SCウイングスのユニを着て走る人も居て、色鮮やかになってましたね。

去年は、南葛SC経由でボランティアを募集しており、南葛の試合でも見たことがある人たちもボランティアとして参加してくれていました。

しかしながら、今年はマラソン大会と同じ日に南葛SCの試合(東京カップ2次戦)があったため、チームとしてボランティアを募集しなかったようです。

その代わり(と言うわけでもないでしょうが)、南葛SCウイングスのメンバーがボランティアとして参加してくれてました。

大会当日

去年と異なり、ハーフのスタートは9:00になるため、早めに会場に向かいます。

堀切菖蒲園駅に着いて、歩いて会場に向かうのですが、相変わらずの歓迎ムードでしたね。

改札を出ると、まずこの横断幕
道案内のとおりに歩いていると、応援のメッセージが
ずらりと並ぶメッセージ


8:30ぐらいに会場に着いたのですが、既に多くの人で賑わっていました。

入り口から、すぐのところにマスコットキャラの投票をする場所があったので、早速投票してみました。

最終選考に残ったマスコットキャラ(公式サイトより)

なんと(先着で)傘カバーが貰えました。

自分がどのマスコットに投票したのか、もはや覚えていないのですが、来年からは選ばれたマスコットキャラクターが会場に登場したりするのでしょうか。

今から楽しみです。

参加賞のロングTシャツも貰い、荷物を預けて準備も万全、といったところで、南葛ユニを着た仲間たち3人と合流することが出来ました。

南葛ユニを着て参加するであろう全員が揃ったわけではなかったのですが、ひとまず4人で集合写真を撮ります。

スタート時間も迫ってきたので、各自、自分のスタートするブロックへと分かれていきました。

自分はFブロックのスタートとなります。

マラソンスタート

9:00からスタートなのですが、今年はウェーブ制を導入していて、3分毎にスタート時間がずれていきます。

【ウェーブ制】
9:00・・・Aブロックスタート
9:03・・・Bブロックスタート
9:06・・・Cブロックスタート
9:09・・・Dブロックスタート
9:12・・・Eブロックスタート
9:15・・・Fブロックスタート
9:18・・・Gブロックスタート

まず、9:00にAブロックのランナーがスタートすると、Bブロックのランナーが、さっきまでAブロックのランナーが居たスタートラインの位置まで移動します。

9:03になったら、今度はBブロックのランナーがスタートし、同様に次はCブロックのランナーがスタートラインまで移動し・・・といった形で、順番にスタートしていきます。

Fブロックなのでスタートは15分後だな、と思い少しずつ歩いていくと、スタートラインの横に居たスタッフの人に「ミズカミさん!」と声を掛けられました。

そちらに顔を向けると、なんと南葛SCのボランティアの時に知り合った人でした。

南葛SCとしてボランティアは募集していませんでしたが、この日は区のボランティアとして参加していたようで、激励の声を掛けてくれます。

スタート直前で、これは元気が出ますね。ちょっと張り切ってしまいます。

9:15になり、いよいよFブロックのスタートの時間になりました。

走る前から応援されたことで気分的に高揚してたこともあり、自分にしては少し速めに走り出します。

沿道には、たくさんの人が応援してくれてました。

ハーフにエントリーしてたのですが、足の故障で残念ながら棄権してしまったランナーも、沿道から声援を送ってくれているのが見えました。

その他にも、同じく南葛SCのボランティアで知り合った人が区のボランティアとして途中のエリアに居て、熱く激励してくれたり、南葛ユニを着て走っているので「南葛エスシー!」と、試合のチャントで応援してくれる人も居ました。

途中の給水所(往路は8kmを越えたあたり、復路は13kmあたり?)では、南葛SCウイングスのメンバーがボランティアを行っていて、ランナーに向かって熱い声援を送ってくれています。

それだけではありません。ずっと太鼓を叩いて応援してる人たちや、バンド演奏で激を送ってくれる人たち、最初から最後までランナーを励ましてくれる「らんらんらんな」の中の人。

それ以外にも、ランナーに声援を送り続けるスタッフの方や、わざわざ沿道まで来てくれた一般の人も、それはもうたくさん居ました。

一人でジョギングする時は、疲れたなあって思ったら、休んだり歩いたりしてしまうけども、こうも応援してくれる人が居ると、頑張らなきゃなって思っちゃいますね。

11km地点(折り返し)

今回は、この位置が折り返し地点になります。

去年は(確か)8kmを過ぎた辺りで折り返していたので、少し距離が延びていますね。

普段より少し速いペースで走ってましたが、特に大きな疲労も無かったので、帰りも同じぐらいのペースで走れるかもなあ、って思いながら折り返し点を回ります。

すると、なんてことでしょう。急に強い向かい風に変わりました。

前半、快調に走れていた気分でいたけど、ひょっとしたら追い風のおかげだったのかもしれません。

今思い出しても、この向かい風は、本当にきつかった。

何度も歩こうか、止まろうか、って思ってしまいましたね。

前半と比べて1kmが本当に長く感じます。

そして、さっきまで気にならなかった日陰が、とても寒く感じます。

本当にしんどかったので、短いスパンで目標を立て、モチベーションを保ちながら走ることにしました。

まずは、南葛SCウイングスが居る給水所までは、頑張って止まらないで走ってみよう、と目標を立てます。

短いスパンで目標を立てたつもりでしたが、前半よりも1kmが長く感じていて、ウイングスの給水所までが非常に遠く感じましたね。

何度も心が折れそうになりましたが、なんとか目標であるウイングス給水所まで、止まったり歩くことなく辿り着くことが出来ました。

いつも応援している選手たちから、逆に応援されるのは不思議な気分ですね。

少し元気を取り戻すことが出来ました。

とは言え、まだまだ残りは8kmぐらいあります。

ここからは、とりあえず次の1kmまでは頑張ろう、そこを越えてダメだったら歩いてもいいけど、まずは1km行こう、と思いながら走り続けることにしました。

そうやって何とか自分を励ますものの、残り4km地点まで進んだ頃には、1kmを越えることさえも辛く感じるようになってきます。

「まだ、4kmもあるのか・・・」。

ここまでくると、次の1kmが途方もなく遠い目標に感じられ、モチベーションが下がってしまうので、考え方を変えます。

残り4kmだと、1km6分で走ったとすれば24分ぐらいだから、30分番組より短い。その時間だけ頑張ればいいだけ、と思いながら走ることにしました。

残り何kmとかを考えてしまうと気が滅入るので、あまり考えないようにします。

気を紛らわすため、と言うわけではないのですが、沿道で声援を送ってくれるスタッフの方や一般の方に反応することで、そういった余計なことを考えずに済むし、元気も貰えるので、ありがたいですね。

なんとか心が折れることなく、気付けば残り2kmを切るところまで来ました。

しかし、今度は体が折れそうになりました。足が本当に痛い。

何度も歩きそうになりましたが、「もう2kmを切っているから、このペースなら、あと10分ぐらいでゴール出来るはず。10分なんてすぐじゃないか、余裕余裕」と自分に言い聞かせ、なんとか走り続けます。

そしてついに、ゴールが見えてきました。

ゴール付近には知った顔も居たので、ついカラ元気を出したりしながら、やっと念願のゴールをします。

ハーフを走り切った達成感、があるかと思ったんですが、今回はあまり無かったですね。

やっと歩ける、といった気持ちの方が強かった気がします。

たぶん、ペースを落とせばハーフの完走はそこまで難しくないのですが、今回は自分の限界以上のペースで走ったことと、向かい風がキツかったので、いつも以上に体力を消耗したんだと思います。

本当に、しんどかったんだと思いますね。

ランニングが終わって

走り終わって、水を受け取り、記録証(速報)を受け取ります。

命の水(な気分)

着替えを取りに行こうと歩いていると、南葛SCのボランティアで知り合ったスタッフの方たちが近づいてきて、労いの言葉を掛けてもらいました。

こちらこそ、ボランティアありがとうございます、と言いたいところでしたが、特に口には出しません。

南葛ユニのメンバーとも合流しましたが、この日は午後から南葛SCの試合があるため、現地観戦に行く人も多く、早々に解散となりました。

自分はライブ配信で応援する予定だったので、のんびり会場で休んだ後に帰ることにします。

ステージでは、ほりきりんが現れて、じゃんけん大会をしているのが見えます。

会場の物販エリアでは、半分ぐらいの店が完売してしまい、まだ残っている食べ物を求めて長蛇の列が出来ていました。

10kmマラソンがスタートする頃に、会場を後にします。

まだまだ大会は続いていて、ランナーを応援する太鼓の音も鳴り響いていました。

今回は、コースが変わったことで最後の坂道が無くなり、とても走りやすくなりました(少し寂しくもありますが)。

もし来年も同じコース設定であれば、気軽に参加しやすい大会に、また一つ近づくのではないかな、なんて思います。

前回より記録を少し伸ばすことが出来ましたが、今度はこの記録を越えられるよう、来年に向けて頑張っていけたらな、なんてことを思います。



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