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2023/9/9曇り時々雨。関東リーグ1部 後期第7節「南葛SC vs 東京国際大学FC」

はじめに

4月から始まった2023シーズンも5か月が経過し、残りも1ヵ月を切りました。

今節の相手は東京国際大学FC、アウェーでの戦いとなります。

南葛の公式サイトに、この日の試合情報が公式にアップされているので、リンクを貼っておきます。


さて、東京国際大学のホームで行われる試合は、最終節を除き、全て11:00キックオフとなっています。

関東リーグ2部より下のカテゴリでは、この時間に試合を行うことは珍しくなかったのですが、関東リーグ1部だと珍しい方だと思います。

11:00から13:00ぐらいまで試合を行うので、一日の中でも、かなり暑くなる時間帯に試合を行うことになりますね。


さて、前節までの順位表を貼っておきます。

南葛は9位、降格圏内に居ます。後期に入ってから一度も勝利が無いので、当然と言えば当然の順位とも言えます。

今日の相手はすぐ上の順位に居る東京国際大学、なんとしても勝ちたいところですね。


当日を迎えて

台風が接近している影響で、試合の前日は雨が降ってました。

天気予報では、台風の影響は深夜を過ぎる頃には無くなり、試合当日は曇りか晴れの予報だったので安心してました。

しかし、蓋を開けてみれば、試合開始前から霧雨のような雨が降っていたせいで、湿度も高く、非常にじめじめした天気でしたね。


さて、試合会場である東京国際大学の坂戸キャンパスに、電車で向かうことにします。

最寄り駅は東武越生線(とうぶおごせせん)の西大家駅だそうです。

葛飾区から池袋まで行って、そこから東武東上線に乗り、坂戸駅で乗り換えて行くことにしました。

大学の施設のため、スタグル等は無いことが分かっていたので、お昼ご飯を、あらかじめ購入してから向かうことにします。


西大家駅到着(9:30~)

葛飾区からだと、電車を使っても車を使っても、だいたい2時間ぐらいかかる場所になるかと思います。

坂戸駅から東武越生線に乗り換えると、だいたい7分ぐらいで西大家駅に到着します。

西大家駅


駅に着いてみると、どうやら、この駅は単線となっていて、上りも下りも同じホームになってますね。

ホームからは東京国際大学の広告を見ることが出来ました。

駅のホームの反対側に設置


駅を降りると、お店らしいお店もなく、大学があるにしては、のどかな雰囲気の街並みだな、と思いましたね。

ひょっとしたら、坂戸キャンパスはスポーツ教育の拠点とのことなので、あまり繁華街や、心を乱す施設が近くにないように考えられてるのかもしれません。

ふと見ると、たまたま同じ車両に、南葛サポーターの方が乗っていたので、駅に着いた時に声を掛けてみました。

一人の方が気楽かもな?とも思ったりもしたので、なんとなく距離を置いてみたりしたのですが、なんだかんだ一緒に話しながら現地まで向かうことになりました。

こういった偶然の出会いって、アウェーならではですよね。旅は道連れ、とはこのことか、とも思いました。

はるか前方を見ると、南葛ユニを着た人が歩いているのも見えます。


試合会場到着(9:40~)

曇り空の下、会場の近くまで辿り着きます。

駐車場に南葛のロゴが書かれたトラックが置いてあるのが見えました。

遠くからでも目立つ

グラウンドが見えてくると、去年の全社関東予選で見た東京国際大学の文字が書かれた壁が見えてきました。

雷で中断した試合でした。当時は無観客でしたが、現地に来ることになるとは、何だか感慨深いものがあります。

思い出のグラウンド

それもしても、桐蔭横浜大学と同様、東京国際大学でも、すれ違う大学生たちがみんな「こんにちは!」と挨拶をしてくれます。

元気に挨拶されると嬉しくなりますね。これもスポーツ教育というやつなのでしょうか。


グラウンドの横には観客席があるのですが、それほど大きくなく、すぐ隣の関係者エリアには南葛スタッフの方や、ベンチに入っていない選手の皆さんも座ってました。

当然のように稲本選手(背番号8)も居ましたし、高橋陽一先生も居ます。

こうも近いと緊張しますね。

ちょうど観客席に着いて座った頃でしょうか、霧雨のような雨が降ってきました。

雨雲レーダーを見ましたが、付近に雨雲がまったく映っておらず、この霧雨がいつ頃やみそうなのか、さっぱり分かりません。

霧雨は続いてましたが、10時を過ぎたあたりで、みんなで横断幕を掲出するために、グラウンドに入りました。

想いをこめて
忘れるな!
ゴーゴー!


スタメン発表(10:30~)

横断幕の掲出も終わり、観客席に戻った頃には、キックオフの30分前ぐらいになっていて、スタメンの発表がありました。

今節のゴールキーパーは中林選手(背番号1)でした。

今節は、佐々木竜太選手(背番号20)が、前節では退場してしまったため出場停止となっているのが残念でしたね。

ただ、ベンチを見ると、岡田選手(背番号9)が久々に復帰しています。今まで試合に出られなかった分も得点を決めてほしいところです。

この頃から、南葛を応援しようと、観客席に人がどんどん増えてきて、座れない人も増えてきたようです。

ちなみに、観客席の前にはネットや柱が立っていて、思ったより試合が観づらかったですね。

観客席からの風景


試合開始(11:00)

結局、雨が止まず、そのまま試合が始まります。

霧雨とは言え、ずっと降っているので、ピッチが雨を含んでしまったり、ユニフォームも濡れて重くなることから、ドリブルやショートパスのサッカーは、普段より精度が下がり、体力の消耗も激しくなったのではないかと思います。

そんな中、前半に南葛はいくつものチャンスを作るのですが、残念ながら得点には至りません。

対する東京国際大学も、ロングボールからの攻撃や、直接フリーキックでゴールを狙いますが、なんとか凌ぎます。

特に、東京国際大学が得意とする高いボールは、デイビッソン選手(背番号3)がほとんど全て弾き返していましたね。

結局、前半は0-0で終わるのですが、終了間際に下平選手(背番号29)がイエローカードを貰ってしまいました。

これで累積3枚となり、次節は試合に出ることが出来なくなります。


ハーフタイムが終わり、後半が始まる頃には雨がすっかり上がりました。

イエローカードを貰った下平選手に代わり、新井選手(背番号16)がピッチに入ります。

新井選手は、前への推進力が魅力の一つです。この交代により、相手陣地に侵入する選手の数を増やしたいという意図もあったかもしれません。

しかし、後半は、南葛は自陣でプレイすることが多くなりました。

全体的にラインが下がっていたせいか、ボールを持っても攻め上がることが出来ない状況が続きます。

どちらかと言えば、4-5-1に近いシステムになってたような気がしますね。

トップの位置には奥原選手(背番号22)しか居ない時が多かったせいか、なかなかボールを前線に預けることが出来ません。

一方の東京国際大学は、ロングボールを入れては、セカンドボールを拾って、攻撃を繋げて南葛のゴールを脅かし続けています。

ただ、この日はデイビッソン選手が良かったですね。高いボールも低いボールも、デイビッソン選手が上手く対応していたように見えました。

ただ、セカンドボールがなかなか拾えない。拾ったとしても、前線に味方が居ないので攻め上がれない。なかなかの悪循環でしたね。

前線に、ターゲットとなる強くて高い選手が居れば、とも思いますが、結局試合は0-0で終わります。


この試合は、アーカイブが残っている(2023年9月時点)ので、是非ご覧ください。

ハイライトはこちらになります。


試合が終わって

アウェーでの引き分けで勝ち点1を取った、という状況ではありますが、この試合の重要さを、みんな分かっていたのでしょう。

挨拶に来た選手は、みんな元気がありませんでした。

我々観客も、掛ける言葉が見つからなかったのか、ただ拍手をするばかりでした。

試合後の挨拶をする選手たち


さて、試合が終わったのが13時、まだまだ早い時間なので、最寄り駅の西大家駅から坂戸駅で乗り換えて高坂(たかさか)駅に向かいます。

そこからバスに乗って、こども動物自然公園に行ってみました。30分もかからないで到着します。

入園料は700円

この動物園はコアラが居るんですよね。本物のコアラを見たことありますか?

日本の動物園では、コアラが居るのは7か所しかなくて、その一つがこの、こども動物自然公園なんですね。

17時で閉園なことや、敷地が恐ろしく広かったので、全て回りきることは出来ませんでしたが、楽しく過ごすことが出来ました。


振り返って

自力で残留するためには、どうしても勝たなくてはならない試合でしたが、結果は引き分けでした。

途中交代で入った関口選手(背番号7)や、岡田選手が、ドリブルの際にボールを上手く扱えないシーンがあったので、雨を含んだピッチでドリブルするのは想像以上に大変だったのかもしれません。

高さに強いフォワードが居れば、また違った形になっていたかもしれませんね。

高さと言えば、試合中に負傷交代してしまった梶塚選手(背番号5)の状態も心配です。南葛は、センターバックの層が、意外に薄い気がします。

そういえば、左で使われている佐々木達也選手(背番号17)ですが、中央か、それより右に居る時の方が生き生きしていたので、本領発揮するなら中央か右寄りの方がいいのかな、なんて思ったりします。


さて、その他の試合結果は以下のとおりです。

栃木シティ    0-1   VONDS市原
東京23FC   3-1   つくばFC
東京ユナイテッド   3-0   流経大ドラゴンズ
桐蔭横浜大学     1-1   東邦チタニウム

栃木シティとVONDS市原の直接対決は、またもVONDS市原に軍配が上がりました。

これでVONDS市原の優勝が確定します。

残り2試合はホームでの開催となりますが、勝ちにこだわらず、チャンピオンズリーグに向けて色々な選手を試したりするのではないかと思ったりします。


さて、この結果を踏まえ、今回も現在の順位の差を見える化してみます。

勝点 チーム
------------------------------------
43 VONDS市原
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33 
32 栃木シティ 
31 
30 
29
28 東京U
27
26
25
24
23 つくば
22
21 東チタ、東京23
20
19 桐蔭横浜
18 東京国際大
17
16 南葛

南葛が1回勝てば追いつけるかもしれないチームが、桐蔭横浜大学と東京国際大学の2チームだけになりました。

また、2連勝すれば追いつけるかもしれないチームが、東邦チタニウムと東京23FCの2チームになります。


そうなると、残り2試合、注目するのは上記4チームになりますね。この4チームには、出来る限り負けるか引き分けてほしいところです。

それぞれの残り試合の相手を見てみます。


まず、桐蔭横浜大学ですが、次節は流経大ドラゴンズ、最終節はVONDS市原との試合で、いずれもアウェーでの試合になります。

前期の対戦成績だと、流経大ドラゴンズには勝利、VONDS市原には負け、となっています。


次に東京国際大学。次節はアウェーでつくばFC、最終節はホームで東京23FCとの試合になります。

前期の対戦成績では、つくばFCには負けて、東京23FCとは引き分けでした。


東京23FCも見てみると、次節はホーム最終戦で栃木シティ、最終節は東京国際大学との試合になります。

前期の対戦成績では、栃木シティには大差で負け、東京国際大学とは引き分けでした(すぐ上にも書いてありますが)。


最後に東邦チタニウム。次節は南葛SC、最終節はつくばFCとの試合になります。いずれもホームでの試合となります。

前期の対戦成績では、南葛には負けて、つくばとは引き分けでした。


と、この4チームが、まだ追い抜ける可能性を残す4チームとなりますが、この中で直接対決が残っているのが、東邦チタニウムだけとなります。

そのことからも、次節の東邦チタニウム戦は、何としても勝利がほしいところです。


しかし、東邦チタニウムの今季の成績を見ると、なかなか厳しい。

南葛としては勝ちたいのですが、相手は引き分けでも十分なので、守りに入られると厄介ですね。

特に東チタは失点が少ないチームです。後期に入ってからも、ほとんどの試合を1点か0点に抑えています。

また、ホームに強い(ここまでで、3勝1敗3分)。

東チタはホームで、あのVONDS市原に勝ったりしてます(VONDS市原の、今季唯一の黒星がここです)。


そんなわけで、前回の試合では2-0で勝ってはいるものの、非常に難しい試合となることは間違いありません(下平選手も出られませんし)。

それでも、勝利を信じて応援したいと思います。

色々と大変なシーズンになってしまいましたが、アウェー最終戦は勝って終わりたい。がんばれ!南葛SC!

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