2024/4/10晴れ。社会人代表決定戦「南葛SC vs 横河武蔵野FC」
社会人代表決定戦として、南葛SCと横河武蔵野FCの試合が行われました。
この試合に勝つことで、また一つ天皇杯に近づきます(天皇杯までの道のりについては最後に概要を置いておきます)。
はじめに
リーグ戦の狭間である4月10日の水曜日、社会人代表決定戦がスピアーズえどりくフィールドで行われました。
この試合に勝ったチームが、次の東京都サッカートーナメントに出場することが出来ます。
公式サイトに、当日の試合情報がアップされてたので、リンクを貼っておきます。
当日の試合日程は、以下のとおり。
【15:30~】
横河武蔵野FC(JFL)
vs
南葛SC(関東1部)
【18:00~】
クリアソン新宿(JFL)
vs
エリース東京(関東1部)
水曜日に試合があることは、Jリーグでもよくあることだと思いますが、さすがに15:30から試合をするケースは珍しいのではないでしょうか。
当日を迎えて
数日前には雨の予報だった時もありましたが、当日は晴れました。
ただ、気温はそこまで高くなく、最高気温も17度ぐらいの予報でした。
会場であるスピアーズえどりくフィールドは、葛飾区からだと車で30分程度の場所にあります。
電車を使っていくとなると、遠回りしなくてはならず、1時間以上かかってしまいます。
そこで、バス停まで少し歩くことになるのですが、シャトルセブンを使って行くことにしました。
シャトルセブンとは、亀有駅と東京ディズニーランドを繋いでいるバスで、それを使うと近くまで行くことが出来るのです。
現地へ向けて出発
この日に備えて仕事を調整し、ちょっと残作業があったような気もしましたが、全てを忘れて出発します。
その甲斐あって、14時ぐらいに葛西駅に到着するシャトルセブンに乗ることが出来ました。
バスは結構な人が乗ってましたね。
座席が埋まっていたので立っていたのですが、車内を見渡すと何人かの南葛SCサポーターの姿を発見しました。
あまり本数の多い路線ではないため、このバスで現地に向かう時は、サポとの遭遇率が高いかもしれません。
30分ぐらいバスに揺られていると葛西駅に到着します。
ここまで来れば、会場であるスピアーズえどりくフィールドまで3km弱です。そこまで遠くないので、レンタルサイクルを利用して自転車で向かうことにしました。
現地到着
ゆっくり自転車で向かったのですが、20分もかからず現地に到着します。
過去に関東サッカーリーグの試合で来たことがありますが、この日はスタグル等もなく、静かな雰囲気だったので、なんだか新鮮でしたね。
特にチケットも必要ないので、そのまま会場に入ります。
既に、たくさんの人で賑わっており、両チームとも、たくさんの横断幕が掲出されてました。
持参した横断幕を空いてる場所に掲出し、試合が始まるのを待つことにします。
さて、当日のスタメンは以下のとおりです。
スタメン
GK(1)中林 洋次
DF(23)森永 耀晟
DF(3)デイビッソン
DF(34)石井 幹人
DF(24)田中 大生
MF(40)武田 幸樹
MF(29)下平 匠
MF(6)中村 洸太
FW(17)佐々木 達也
FW(99)金城 アンドレ 泰樹
FW(18)森山 翔介
ベンチ
GK(31)飯吉 将通
DF(2)長島 武
DF(4)柳 裕元
MF(15)今野 泰幸
FW(22)奥原 零偉
MF(30)エリキ
FW(88)大前 元紀
ガラッとスタメンを変えてくるかと思いきや、ガ、ぐらいの変化でしたね。
基本的には、今までベンチスタートだった選手がスタメンで出場しているような感じでした。
その中で、新卒の中村選手と武田選手が南葛での初出場となります。
試合開始
かなり高いところからピッチを見下ろす感じで観戦します。
この高さだと試合が非常に見やすいのですが、応援の声がピッチに届いているか不安になりますね。
かなりの晴天だったのですが風が強く、陽射しが届くところは、とても暖かったのですが、日陰に入ると少し寒かったですね。
おそらく、ピッチ上でも強風が吹いてたのではないかな、と思います。
前半は南葛が向かって右のエンドで試合を開始する予定だったのですが、武蔵野がコートチェンジをしたらしく、南葛の選手が左に移動して行くのが見えました。
前半は、南葛は太陽に向かってプレイするような形になります。
そんな南葛の布陣ですが、公式には4-3-3らしいのですが、どちらかと言えば(相手に合わせて?)4-4-2という形になることが多かった気がしますね。
全体的に、南葛は縦に速い攻撃を仕掛けるのに対して、武蔵野はボールをワイドに展開させてから攻撃を仕掛けてくることが多かった気がします。
両チームが攻撃に掛ける時間が違うため、なんだか南葛の攻撃している時間が短く感じました。
セカンドボールも、あまり拾えてなかったので、より短く感じたのかもしれません。
前半、試合が始まってからは南葛の攻撃する時間も多かった感じですが、徐々に相手のペースになり、自陣でプレイする時間帯が増えてきました。
なんとか凌いで欲しいと思ってましたが、前半19分、相手の36番、新関成弥選手がスルーしたボールを、後ろから来た阿部拓馬選手(背番号34)が落ち着いてシュートを決め、先制されてしまいます。
その後も、全体的に押されてた感じですが、得点は動きませんでした。
そのまま前半は終わり、ハーフタイムではいつものように2人交代します。
今回はボランチではなく、前線の2人を交代させてましたね。
後半が始まってからも、南葛は前回のつくば戦と同様に、なかなかシュートまで持ち込めない展開が続きます。
最後のところで、パスの出し手と受け手の息が上手く合ってない感じですね。
受け手は、もっと前で貰おうとしているのですが、出す方が少し短くなってしまう、そんなケースが多かったように思います。
それにしても、武蔵野の選手は体全体を上手く使ってプレイする選手が多いイメージがありました。
ですので、体の大きな選手は本当に厄介でしたね。
南葛では、石井選手と下平選手が上半身を使うのが上手いですね。
あとは、上から見てると分かりやすいんのですが、今野選手が忍者のようにスススっと近づいていってボールを奪うシーンも、ちらほらありました。
1点を追いかける展開が続きますが、後半アディショナルタイムにPKを取られ、致命的な2点目を献上してしまいます。
最後まで諦めずにゴールを狙っていましたが、残念ながら0-2で敗戦となりました。
試合のアーカイブは無いのですが、ハイライトはアップされていたので、リンクを貼っておきます。
その他の試合結果
この後に行われた、もう一つの社会人代表決定戦の結果は、以下のようになりました。
クリアソン新宿 0-1 エリース東京FC
どうやら、後半6分にクリアソン新宿の選手が退場となってしまい、10人となってしまったようです。
その後、エリース東京に1点を先制され、そのまま試合が終わったとのことです。
この結果より、4月21日から行われる東京都サッカートーナメント(観戦は有料)には、横河武蔵野とエリース東京が出場することになりました。
残念ながら、今季の天皇杯への道は、ここで終わりとなります。
ただ、クラブとして社会人代表決定戦に出場出来たのは初めての経験ですし、確実に前進しているとも言えます。
何事も一歩ずつ、でしょうか。
振り返って
平日の午後ということもあり、応援する人がかなり少なくなるだろうなあ、と思ってましたが、普通に多かったですね。
武蔵野の方も、たくさんの横断幕が掲出されてました。
あまりにも普通にみんな居たので、平日感があまり無く、なんだか日曜日な気分になってました。
初めてのミッドウィークということで、どういった起用をしてくるのかに注目していたのですが、思ったより選手の入れ替えが少ないな、という印象でした。
この中で、唯一連続でフル出場をしているのが田中選手です。
もともと運動量の多いサイドバックの選手にも関わらずフル出場しているので、相当期待されているのでは?と思います。
また、今まではハーフタイムでボランチ2人を交代することが多かったですが、今回は前線の2人を交代させてました。
何故いつもボランチを交代させるのだろうか?などと色々と深読みしてましたが、これはもう、交代枠の5人を全部使って、なるべく多くの選手に経験を積ませようとしているだけ、な気がしてきました。
そうやってシンプルに考えた場合、2戦連続で得点が生まれていない状況ですが、特にテコ入れなどもせず、次も同じような布陣で挑む気がします。
イメージが共有出来るようになる(違った言い方をすると、スピードが合う、時間が合う、など)までは、こんな試合が続くのかもしれませんね。胃が痛くなりそうです。
ただ、こちらで出来るのは応援だけなので、次の試合も勝利を信じて応援あるのみ!
がんばれ!南葛SC!
(参考)天皇杯までの道のり
天皇杯に繋がるカップ戦なのですが、簡単な流れは以下のとおりです。
東京カップ1次戦
⇩
東京カップ2次戦
⇩
社会人代表決定戦 ⇦ 今ココ
⇩
東京都代表決定戦
⇩
天皇杯
それぞれの概要について、簡単にまとめてみます。
東京カップ1次戦
東京都リーグ1部~4部に所属している上位チームと、自治体のチームでA
、B、Cの3ブロックに分かれて試合をします。
各ブロックで優勝したチームの計3チームが、次の2次戦へ出場することが出来ます。
東京カップ2次戦
1次戦を勝ち抜いた3チームと、関東リーグに所属している東京都の5チームでトーナメントを行います。
上位2チームが、次の社会人代表決定戦に進むことが出来ます。
社会人代表決定戦
2次戦で優勝、準優勝したチームと、JFLに所属する東京都の2チームが試合をします。
勝った方が次の東京都代表決定戦に進むことが出来ます。
東京都サッカートーナメント
社会人代表の2チームと、大学生代表の2チームでトーナメントを行い、優勝したチームが東京都代表として天皇杯に出場することが出来ます。
天皇杯
毎年5月に行われているカップ戦です。
各都道府県代表チームと、Jリーグのチームで行われるトーナメントになります。
非常に注目度の高い大会です。
余談ですが、漫画「フットボールネーション」では、主人公の所属する社会人チームが天皇杯に出場し、Jリーグのチームと戦うといった内容になります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?