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2023/11/17雨のち晴れ。南葛SCの退団選手発表

11月17日(金)の12時に、南葛SCを退団、または引退する選手の発表がありました。

なお、昨季は11月15日(火)に発表があり、その時は実に15人もの選手が南葛を離れることとなりました。

その時と比べると今季、南葛を離れる選手は5人となり、昨季の3分の1となります。

だからと言って、寂しさが3分の1になるわけもなく、また辛い時期がやってきたな、という感じですね。


背番号順に、公式サイトのコメントの引用と、一言コメントを書いていきます。

三原向平

三原向平選手が現役を引退することとなりました。南葛での最終背番号は6でした。

以下、公式のリンクと本人のメッセージを引用します。

南葛SCファミリーの皆さん、5年間熱い応援ありがとうございました。

去年、一度は引退をし、「三原向平は南葛SCをやめへんで〜」から復帰した一年でしたが、クラブの目標であった昇格を叶えることができずに、支えてくださったファン・サポーター、そして多くのクラブパートナーの皆さまに申し訳なく思います。

南葛SCに加入してから東京都1部から関東2部、そして関東1部への昇格を経験し、個人でもセンターバックでベストイレブンに選んでいただいたり、仕事をしながらプレーしたりと刺激の多い5年間でした。

ここまで三原向平というプレーヤーを求めてくれたクラブに対して、自分としては愛しかありません。

JFL昇格という目標は叶いませんでしたが、このクラブは可能性があり夢のあるクラブです。南葛SCファミリーの皆さん、これからもクラブを信じて応援してください。僕も今日から南葛SCのサポーターです。一緒に南葛SCをJクラブに上げましょう!

26年前にサッカーと出会い、中田英寿選手に憧れてサッカー選手を目指し、湘南ベルマーレに加入させてもらい、日韓ワールドカップでイナさん(稲本潤一)のゴールに興奮し、ゴールパフォーマンスを真似していた中学生時代を経て、その本人とチームメートになり、同じ目標に向けて日々一緒にトレーニングができました。

また、全国高校サッカー選手権の香川予選で敗退した自分が、同じ年の選手権で優勝し得点王になった大前元紀ともチームメートになりました。

神奈川大学では佐々木翔、伊東純也と共に関東リーグを戦いました。香川県の田舎者で何者でもない自分が夢を諦めずに続けてきたことにより、素敵な人たちと出会いサッカーをすることができました。本当に幸せなサッカー人生でした。
「現状維持は後退」はチョウさん(曺貴裁・現京都サンガ監督)からいただいた言葉ですが、今でも自分の中で大事にしている言葉です。セカンドキャリアでも日々成長し、精進していきます。

三原向平と関わってくださった皆さまに感謝しかありません。プロ生活12年と短い間でしたが、本当にありがとうございました。

(公式サイトより)

昨季は引退発表から撤回宣言がありましたが、今度こそ本当に引退です(たぶん)。

一度は決めた引退を撤回し、南葛のために1年間を費やしてくれたことは本当に感謝しかありません。

試合では、センターバック、サイドバックのどちらでも安定したプレイを見せてくれて、とても頼りになる存在でした。

そして、去年の引退コメントでも言ってましたが「現状維持は後退」、この言葉は、自分を奮い立たせることの出来る良い言葉だと思います。

自分に甘えそうになった時に、この言葉を思い出せるようにしたいな、と思いますね。


岡田翔平

岡田翔平選手が退団することになりました。南葛での最終背番号は9でした。

以下、公式のリンクと本人のメッセージを引用します。

南葛SCに関わるすべての皆さま、3年間ありがとうございました。

まず初めに、路頭に迷っていた僕を南葛SCに誘ってくれた楠神順平選手と、暖かく迎え入れてくれたオーナーの高橋陽一先生、岩本GMには感謝しかありません。

当初、仕事とサッカーの両立の難しさや戸惑いも感じましたが、その中でサッカーをプレーする喜び、楽しさを改めて感じることができたのも南葛SCのおかげです。入団の時、三原選手のお腹を見て、勇気をもらえたのを今でも鮮明に覚えています。

最後に、南葛SCに来て出会えたチームメート、スタッフ、サポーター、パートナーの皆さんとの縁はかけがいのないものになりました。この縁はこれからも続いていくと思います。本当にありがとうございました。今後自分が何をするかは、筋肉と体重と相談します(笑)。

今後もぼくの動向をチェックしておいてください。気持ちだけは負けません!

最後に心残りは、外山選手がひとりぼっちになってしまうことです。ぼくが彼に残してあげられることは、背番号9番を彼に引き継いでもらうことくらいです(チームと要相談でお願いします)。

(公式サイトより)

試合の時やイベントの時に、何度か話せたことがあるのですが、その時は、ちょっと無口な選手なのかな、なんて印象でした。

しかし、ラジオでは非常に饒舌で、トークも上手だったし、今回の退団のコメントも非常にポジティブで笑いも誘う内容で、全然イメージが違いましたね。

試合では、後半に投入されることが多い印象で、相手のゴール前を、かき回して、そのままゴールも奪ってしまうような、非常に頼りになるストライカーでした。

退団ということなので、またどこかでサッカーを続ける姿を見ることが出来るのかな、と思います。


佐々木竜太

佐々木竜太選手が引退することになりました。南葛での最終背番号は20でした。

以下、公式のリンクと本人のメッセージを引用します。

2023シーズンをもちまして、南葛SCでの選手活動を終了する決断をしました。

ここ2年ほどは「まだまだプレーで貢献できる」と感じる自分自身と、思うように身体が動かなくなってきた自分へのもどかさしさとで常に葛藤がありましたが、南葛SCの「葛飾からJリーグへ」という夢の一員としてプレーできたことは自分にとってかけがえのない財産となり、最高の時間を過ごすことができました。

東京都1部リーグから関東2部リーグ、関東2部リーグから関東1部リーグという2度の昇格を経験できたことで、ほんの少し南葛SCに貢献できたのかなと思います。

再びJリーグに戻るという夢が叶わなかったのは心残りではありますが、ここから先は今いるメンバーと新たなメンバーたちが必ずJリーグの舞台まで駆け上がってくれると信じてます!

南葛SCの選手としては引退になりますが、生涯プレーヤーとしてサッカーを楽しみたいと思います!

南葛ファミリーには感謝しかありません!

今まで本当にありがとうございました!

また会いましょう!

(公式サイトより)

ついに引退の時が来てしまったか、という感じですね。

この発表の直前に行われた試合(市原カップ)では、2得点を決める活躍を見せていただけに信じられない気持ちでした。

今季のプレイを見てると、ピッチの上での存在感は増すばかりで、まだまだ来季もやれると思っていただけに残念です。

自分にとって、南葛の試合を観るようになってから、最初にファンになった選手でもあるので、一つの時代が終わった感じがしてしまいます。

試合だけなく、葛飾区のパートナー企業とも繋がりが強く、ササプレッソという商品(アイス)まで作られてしまうのって凄いですよね。


加藤威吹樹

加藤威吹樹選手が退団することになりました。南葛での最終背番号は24でした。

以下、公式のリンクと本人のメッセージを引用します。

この度、一身上の都合でチームを離れることになりました。

南葛でプレーさせてもらった約2年半、高橋陽一先生はじめ岩本GM、そして各コーチングスタッフや南葛SCに関わるすべての方々に心から感謝いたします。

この2年間、JFL昇格を目標にやってきましたが、リーグ戦やカップ戦を通してチームを勝利、昇格に導けなかったことを、とても悔しく思っています。

そんな中でもチームや僕を後押ししてくださったパートナーやファン・サポーターの方々には本当に感謝しています。

そして、僕自身、まだサッカーに心残りがあるので、どこかでまたプレーできる環境があれば続けられたらと思います。

最後に、これからは双子の弟と南葛SCの選手の皆さんの試合を楽しみにして、新生活を頑張っていこうと思います。

2年半、幸せな時間をありがとうございました。

(公式サイトより)

2022年シーズンに販売された南葛グッズに、ドライTシャツという、好きな背番号を選んで購入出来る商品がありました。

その時に選んだ番号の一つが24番でした。

そんな風に、密かに応援していた威吹樹選手ですが、今季の栃木シティ戦は、値千金のゴールを決めたのは嬉しかったですね。

これが、南葛に来ての初ゴールなのですが、最後のゴールにしてほしくないな、なんて思ってしまいます。

叶うなら、一回り大きくなって、いつか南葛に戻ってきて大活躍してほしいですね。


長谷川悠

長谷川悠選手が現役を引退することとなりました。南葛での最終背番号は32でした。

以下、公式のリンクと本人のメッセージを引用します。

今年でサッカー選手としてのキャリアは終わりにすることにしました。

まずは南葛SCでこのリリースを出させてもらえることに感謝します。

2019年のV・ファーレン長崎を最後にオーストラリアに行ってからは、もう日本ではプレーすることはないと思っていました。

しかし、このようなチャンスをくれたことに本当に感謝しています。繋げてくれた親友の匠ありがとう。そして素早い決断からオファーをくれた岩本GMに感謝します。

南葛SCでの生活は本当に楽しかったです。匠や順平、竜太などの同世代の選手たち、またレジェンドの選手たち、個性豊かな仲間と毎日を過ごせたこと、また自分には縁があまりないと思っていた流経の後輩たちと一緒のチームになれたこと、当時伝統校ではなかった自分の高校時代からは想像もつかない本当に感慨深いものになりました。

思えばここ5年ほど、どうやってサッカー選手としての区切りをつけるかを考えていた自分としては、この1年でやり切って引退しようと考えていました。しかし、ケガで1年間ほぼプレーできずチームに貢献できずに申し訳ありません。ケガしたままサッカー選手としてのキャリアが終わるとは思ってませんでしたが、これも自分らしいなと受け入れております。未来ある南葛SCの今後の活躍を期待してます。

2006年にプロのキャリアをスタートさせてから、柏レイソル、FC岐阜、アビスパ福岡、モンテディオ山形、大宮アルディージャ、徳島ヴォルティス、清水エスパルス、V・ファーレン長崎とたくさんのクラブにお世話になりました。

どのクラブも、このような自分を受け入れてくれてありがとうございました。良い時ばかりではなかったですが、皆さんから受けたサポートを忘れません。本当にありがとうございました。

サッカーを通していろんな仲間が全国にできたこと、皆さんに会えたことが僕の財産です。またサッカー以外でもたくさんの仲間が全国にいることも僕の自慢の一つです。多趣味で良かったです。ありがとうございます!

全国どこにいても応援してくれたサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。そしていつも応援してくれ、自由にさせてくれた家族に感謝しています。ありがとう。

今後はまた自分らしく生きられるように、好きな所へ住めて好きなタイミングで好きな人に会える。
そのような生き方を探していきたいと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。またどこかで会えることを楽しみにしています。

(公式サイトより)

今季は怪我のため、ほとんど試合に出られませんでしたが、来季こそは元気な姿を見れるんじゃないかと期待していただけに、この発表は本当に残念でした。

コメントを見ると、今季で引退する覚悟を持っていたんだと分かります。

それだけに、怪我が無ければ完全燃焼して引退することが出来たのかな、なんて思っちゃいますね。

試合での印象は、自己を抑え、チームのために戦える選手だった気がします。

187センチという恵まれた体格に甘んじることなく、足元も器用で、良い選手が加入してくれたと思ったものです。



南葛に在籍していた経験が、今後の人生において役立ちますように。

応援していたサポーターやファンが居たことを、いつまでも覚えていてくれてますように。



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