2024/6/9 曇り。全国社会人サッカー選手権大会関東予選E組 準決勝「南葛SC vs SHIBUYA CITY FC」
全国社会人サッカー選手権大会(以降、全社)の関東予選について、南葛の試合を中心にまとめてみました。
はじめに
今年も、全社の関東予選が始まりました。
この大会をずっと勝ち抜いていくと、JFL昇格を賭けた大会に出場出来るチャンスを得ることが出来ます。
関東予選ではAからFまでの7つのブロックに分かれてトーナメントを行います。
それぞれのブロックで優勝した計7チームが、次の本戦へ進むことが出来るのです。
南葛はEブロックで、準決勝から始まるので、2回勝てば優勝となり、本戦へ出場することが出来ます。
6月2日に行われた1回戦の結果を反映したトーナメント表を貼っておきます(公式サイトより抜粋)。
6月2日の結果より、南葛の対戦相手は SHIBUYA CITY FC となりました。
今年の3月にカップ戦で戦った相手です。
偶然にも、その時と試合会場も同じ、清瀬内山運動公園サッカー場で行われることになりました。
カテゴリは2つ下のチームですが、3月のカップ戦でも苦労してた相手であり、厄介なチームと戦うことになったな、という印象です。
当日の試合情報が公式サイトにアップされているので、リンクを貼っておきます。
この日は、別の予定が入っていたため、ライブ配信を観て応援することにします。
当日を迎えて
試合の前日は、雲一つないぐらいの晴天で本当に暑い一日でしたが、一夜明けたら空一面の曇り空に変わってました。
11:00キックオフという、ちょうど暑い時間帯での試合となりますが、陽射しがほとんど無かったと思うので、多少は暑さが紛れたのではないでしょうか。
キックオフの30分前には公式よりスタメンの発表があります。
スタメン
GK(1)中林 洋次
DF(2)長島 武
DF(4)柳 裕元
DF(16)新井 博人
MF(17)佐々木 達也
MF(15)今野 泰幸
MF(23)森永 耀晟
MF(24)田中 大生
FW(18)森山 翔介
FW(42)加藤 政哉
FW(88)大前 元紀
ベンチ
GK(37)外山 佳大
DF(29)下平 匠
DF(34)石井 幹人
DF(52)熊川 翔
MF(28)神田 洸樹
FW(20)金田 奎人
FW(22)奥原 零偉
少しメンバーを変えてきました。
まず、キーパーが中林選手です。4月10日の横河武蔵野FC戦以来のスタメンです。
そして、新井博人選手が今季初のスタメンです(3月の試合で途中出場して以来の登場です)。
また、熊川翔選手も、今季初のベンチ入りとなりました。
試合開始(11:00)
定刻通り、試合が始まります。
レギュレーションが通常とは異なり、40分ハーフということで、少し短くなります。
そのため、先制点が重要になりますが、前半は、いきなり相手にコーナーキックのチャンスを与えるなど、やや押される形で始まりました。
前回の対戦時もそうでしたが、相手の右サイドに居る22番、大津佑和選手が切り込んでくるとピンチになってた気がします。
南葛は3バックで始まったのですが、飲水タイム(前半21分ぐらい)以降は4バックに変更しています。
その効果もあったか、南葛は徐々に自分たちのペースで試合を進められるようになりました。
そして、前半41分、森永選手に代わって入った下平選手が値千金の先制点を決めます。
ライブ配信をリアルタイムで観ていたのですが、思わずガッツポーズをしちゃいましたね。
大前選手のフリーキックを、下平選手がヘッドで合わせた見事なゴールでした。
そのまま1-0で前半は終了し、ハーフタイムには森山選手から奥原選手への交代がありました。
さて、後半が始まりますが、あっという間に同点に追いつかれてしまいます。
開始直後に左サイドからクロスを上げられてしまい、それを22番の大津佑和選手がボレーでゴールに叩き込みます。
試合の展開にもよりますが、サイドからクロスを簡単に上げられてしまう相手には苦戦してるイメージがあります。
この日も、両サイドから何度もクロスを上げられてました。
しかし、まだ同点、これからこれから!と思ってましたが、後半5分に逆転を許してしまいます。
左からのクロスに、相手の88番、宮本拓弥選手が頭で合わせ、中林選手が弾いたようにも見えましたが、ゴールラインを割っていたようです。
これで1-2になります。
この時は、新井選手から神田選手への交代があり、同時に4バックから3バックへのポジション変更があった直後だったので、少しバタバタしてたのかもしれません。
ほんの5分前までリードしていたのが、あっという間に追いかける展開となってしまいました。
しかし、まだ後半が始まったばかり、なんとか逆転を信じて応援します。
ただ、後半10分ぐらいまでは、南葛はほとんど攻撃が出来ず、我慢の時間帯が続きました。
しかし、南葛が攻撃する時間も徐々に増えていきます(とは言え、後半は押される展開が多かったですが)。
飲水タイムの後に、田中選手と加藤選手に代わって、熊川選手と金田選手が入りました。
2人とも積極的にボールに絡み、相手ゴールへプレッシャーを掛けてましたが、なかなか得点には至りません。
もう少し、といった感じなのですが、なかなかシュートまで持ち込めない状況です。
なんとか同点に、と思いながら観ていたのですが、後半29分、逆に3点目を決められてしまいました。
右サイドからの縦のクロスを、相手の5番、山出旭選手が上手に合わせてのゴールです。
手前の選手がヘディングをするような素振りでジャンプをしていたので、そちらに意識が行ってしまったのかもしれません。
残り時間10分といったところで2点差になり、かなり苦しい展開です。
それでも、なんとか1点を取れば、せめて同点に、と望みを掛けますが、結局1-3で試合は終了します。
この試合は、アーカイブが残っている(2024年6月時点)ので、リンクを貼っておきます。
ハイライトはこちらになります。
振り返って
残念ながら、去年に引き続き今年も全社は関東予選敗退となりました。
リーグ戦とは違って、負けるとそこで終わってしまいます。
これで昇格するためにはリーグ優勝するしかなくなりました(2位でも可能性が微かにありますが)。
非常に困難な道のりですが、可能性が残る限りは、昇格目指して応援していくつもりです。
がんばれ!南葛SC!
関東予選の試合結果
その他の試合結果や、6月16日の決勝の結果も含めて、まとめてみました。
6月9日の試合結果
南葛は負けてしまいましたが、他の関東リーグ1部のチームは、全て勝ち残ったようです。
6月9日の準決勝終了時点のトーナメント表を貼っておきます(公式サイトより抜粋)。
この中で目を引くのは、VONDS市原と東京国際大学。2チームとも大差で勝利しています。
ひょっとしたら、大学生チームは4月から新体制が始まるので、今ぐらいからチームとしてまとまってくる時期なのかもしれません。
6月16日の試合結果
翌週に行われた決勝戦終了時点のトーナメント表を貼っておきます(公式サイトより抜粋)。
全ての試合が滞りなく終了し、関東から全社に出場するチーム(優勝したチーム)は、以下の7チームとなりました。
・VONDS市原
・東京ユナイテッド
・東邦チタニウム
・横浜猛蹴(関東リーグ2部)
・SHIBUYA CITY FC(東京都リーグ1部)
・エリース東京
・東京23FC
上位カテゴリに位置するチームが順当に勝利をおさめる中、下位のカテゴリに居る横浜猛蹴がつくばFCに、SHIBUYA CITY FCが、ヴェルフェ矢板に勝利しました。
つくばFCが負けたのは、ちょっと意外でしたね。
そして、SHIBUYA CITY FC、東京都リーグのチームが関東予選を勝ち残りました。
南葛に勝ったチームでもあるので、本戦でもカテゴリ上位の相手に良い戦いをしてほしいですね。
なお、本戦は10月19日から滋賀で開催されます。
その頃には関東リーグも終わっているし、なでしこリーグの入替戦予選も終わっている頃です。
うーん、なんだかあっという間な気がしてきますね。
その頃には、どんな未来が待ち受けているのでしょうか。
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