2024/5/5晴れ(強風)。関東リーグ1部 第4節「南葛SC vs 桐蔭横浜大学」
関東サッカーリーグが開幕してから早1ヵ月。
第4節はホーム奥戸での最初の開催となります。
ホーム開幕戦はAGFフィールドで行っているのですが、葛飾区での開催は今節が初めてなので、ある意味ホーム開幕戦と言っても過言ではないかもしれません。
はじめに
試合会場は、奥戸総合スポーツセンターで、人工芝のグラウンドとなります。
キックオフ時間は夕方の16:00ですが、この日は「こどもの日」ということもあり、13:30頃から様々なイベントが催されていたようです。
この日の試合情報が公式にアップされていたので、リンクを貼っておきます。
さて、前節までの順位は以下のようになります。
まだリーグが始まって3試合ですが、引き分けが少ないことから、上位と下位の勝ち点差は結構大きくなってる気がしますね。
今節の対戦相手は桐蔭横浜大学、現在は9位に沈んでいる相手ですが、油断は禁物です。
当日を迎えて
かなりの晴天で、暖かい一日でしたが、風が非常に強かったですね。
ホーム奥戸での試合は昨年の10月1日以来、およそ7カ月ぶりとなりますが、そこまで久しぶりな感じはしなかったですね。
キックオフ時間は夕方の16:00なのですが、一部のスタッフは午前中から現地に来て色々と準備をしていたようです。
現地到着(13:00~)
13:00頃には現地に到着します。
会場を歩いていると、これから設置するであろう、今季の「のぼり」が立てかけてあるのが見えました。
今季は「選手・監督のぼり」パートナーを募集しており、「のぼり」の下の部分に、応募したパートナーの名前が印刷されているのが見えます。
もちろん、全員に募集があったわけではなく、ほとんどの選手はパートナーの名前が載ってなかったような気がします。
さて、この日は横断幕を事前掲出することが出来る時間帯が、いつもより早く、13:00~13:40の間となってました。
ちょっと間に合わないかもな、なんて思ってたんですが、なんとか時間内に間に合い、横断幕を事前に掲出することが出来ました。
到着した時には、既にたくさんの横断幕が掲出されてましたね。
イベント・キッチンカーエリア(13:30~)
パトカー・消防車
今回の目玉イベントの一つとして、パトカーと消防車が来ていました。
知らない人からすると、パトカーと消防車が並び、警察官がたくさん居るので驚いた人も居たかもしれませんね。
昨季は、消防車が来た時はありましたが、パトカーは今回初めてだったと思います。
パトカーに乗って写真を撮ることが出来るのですが、さらにパトカーのペーパークラフトや携帯型ライトを貰うことが出来ました。
なかなか(普通は)パトカーに乗る機会も無いと思うので、貴重な体験になりますね。
もちろん、消防車の方も、制服を着て写真を撮ったり、運転席に乗ったりすることが出来ました。
グリーンスローモビリティ
イベントエリアの端っこには、グリーンスローモビリティという「時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービス」の体験も出来ました。
期間限定で、(平日だけですが)葛飾区でも立石と四つ木で運行しているようです。
実際に乗せてもらいましたが、とても静かで快適でした。シートベルトも不要だそうですよ。
マスコットキャラ
会場内には、「のらねこくん」や「翼くん」もうろうろしていて、一緒に写真を撮ってもらったり出来ました。
「翼くん」と一緒に写真を撮ってもらうと、先着でステッカーを貰うことが出来ます。
「翼くん」も「のらねこくん」も、わりと自由に動き回っていて、グリーンスローモビリティに乗ったりもしてました。
シートベルトが不要なので、こういった着ぐるみ、というか、体の大きい人でも余裕で乗れるんですね。
キッチンカー
恒例のキッチンカーですが、この日のラインナップは以下のとおり。
フジサン・デリ(串焼き)
DRINK OF BRASIL(グレープジュース)
ナンカツバーガー(ハンバーガー)
ANZAMANS(タコ焼き)
Nassar Kebab(ケバブ屋さん)
この中だと、ケバブ屋さんとタコ焼き屋さんが奥戸では初めてのキッチンカーですね。
とは言え、昼ご飯にしては遅く、晩ご飯にしては早い時間帯だったので、軽めに済ませることにしました。
ということで、久々にナンカツバーガーを購入することにします。
いつもと違って出来上がったものが置いてあるので、すぐに購入することが出来ました。
この日は気温も高かったので、DRINK OF BRASILさんで、グレープジュースも購入しちゃいました。
これで食事は終わり、のつもりだったのですが、やはり新しいキッチンカーが気になり、どんなメニューがあるのか覗いてみます。
見てたら食べたくなってしまい、結局タコ焼きも購入してしまいました。
色んなソースがあって悩みに悩んだのですが、チーズを購入します。そこまで空腹では無かったのですが、とても美味しかったですね。
物販など
キッチンカーのエリアを抜けると、恒例の、gol.のブースがあります。
南葛ユニのサプライヤーでもありますね。
キャプテン翼の「あねご」の恰好をした店員さんも居ます。
その横あたりに「南葛SC選手お面くじ」を販売しているテントがありました。
これは今回初の企画ですね。200円で選手のお面が当たります。
お面は、そのままでは機能しないので、右側のテーブルで組み立てる必要があります。
せっかくなのでお面も買ってみたのですが、新井選手を見事に引き当てました。
このブースには、たくさんの南葛選手が接客をしてたので、上手く行けばサインを貰えたりも出来たかもしれません。
その近くに、南葛SCのグッズが売っているブースがあります。
こちらも、大勢の南葛選手が店番をやってました。
奥にはユニフォームの背番号をプリントするサービスも実施していたようです。
今回は、キャプテン翼のイラストが印刷されたマヌカハニーを購入してみることにしました。
ハチミツの類は、あまり食べることが無いのですが、このマヌカハニーは癖が無くて食べやすかったですね。
ちょっと甘いので、食パンなどに塗って食べるとちょうどいい感じです。
物販には、新井選手が居たので、さきほど当たったお面にサインを書いてもらっちゃいました。
南葛チームバスの到着(14:30)
この日の目玉企画の一つとして、チームバスに乗って監督や選手たちが会場に入場するのを見送ることが出来ます。
会場までの道を作り、バスの到着を待っていると、ゆっくりとバスが近づいてくるのが見えました。
そして、バスから監督や選手が降りてきて、目の前を通り過ぎてNo.1ゲートを抜けていくのを見送ります。
なんとか選手たちが奮起するような言葉を投げかけたかったのですが、なかなか良い言葉が浮かばないものですね。
ただただ拍手をして選手を見送るのが精一杯でした。
入場(14:45~)
14:45から一般入場が開始されるので、入場ゲートに向かいます。
途中、「のぼり」が掲出されているゾーンを通り過ぎたのですが、めちゃくちゃ風が強かったですね。
「男はつらいよ」のポスターもありました。
アウェイ側の入場ゲートには、恒例のウェルカムボードも貼ってありました。
QRコードを見せて入場すると、プログラムやハリセンの他に、純金メダルの抽選券と男はつらいよのポストカードを貰いました。
それ以外にも、小学生以下の子供はアニアのオモチャが1つ貰えるという太っ腹な企画もありました。
これはかなり好評だったようで、用意していたアニアのオモチャは全部無くなったみたいですね。
中に入ると、グラウンドに水を撒いているのが見えます。暑さによるゴムチップ対策の一環でしょうか。
30分前には公式のスタメン発表があり、この日のメンバーは以下のとおりでした。
スタメン
GK(37)外山 佳大
DF(2)長島 武
DF(4)柳 裕元
DF(24)田中 大生
MF(28)神田 洸樹
MF(15)今野 泰幸
MF(19)玉城 峻吾
MF(17)佐々木 達也
FW(20)金田 奎人
FW(88)大前 元紀
FW(42)加藤 政哉
ベンチ
GK(1)中林 洋次
DF(3)デイビッソン
DF(29)下平 匠
MF(7)関口 訓充
MF(23)森永 耀晟
FW(22)奥原 零偉
FW(99)金城 アンドレ 泰樹
基本的なメンバーはそこまで変わってないのですが、この日はスタメンに金田選手が起用されてました。
東京カップ2次戦以来の出場となります。
試合開始(16:00~)
試合開始前には、男はつらいよの山田洋次監督が登場し、男はつらいよ55周年を記念したセレモニーが行われました。
会場には「男はつらいよ」のシャツを着て来場されていた方も、ちらほら居て、まだまだ根強い人気があると感じましたね。
そして今季からは、スコアボードが増えてました。
Bゲートの真ん中あたりに設置されているのが見えます。
さて、試合の方はスタンドから向かって左が南葛、右が桐蔭横浜大学でスタートします。
前半は南葛が風上ですね。
かなりの強風だったので、かなり難しい戦いになるのではないかと心配してましたが、なんと前半4分に南葛が先制します。
相手ゴール前で、フリーでボールを受けた大前選手のシュートが相手DFに当たったのを、玉城選手が押し込んでのゴールでした。
これは幸先良い展開です。
その直後には、自陣ゴール前からのフリーキックが風に乗り、そのまま金田選手がシュートに持ち込むなど積極的に攻撃を仕掛けます。
危ないシーンもありましたが、前半は南葛が攻める時間帯が多かった気がします。
特に、久々に出場機会を得た金田選手が積極的に攻撃を仕掛けていて、惜しいシーンがいくつもありました。
しかし、いずれも得点には至らず、前半は1-0で折り返すことになります。
気になる点として、飲水タイムなどで試合が止まったタイミングに、スパイクに付いたであろうゴムチップを取っている選手が多かったな、って思いました。
これから、どんどん暑くなると思うので、ゴムチップがますます溶けてくっついてしまうことになります。試合への影響もありそうで、ちょっと心配ですね。
ハーフタイムでは、グラウンドに大量の水が撒かれていました。
また、「翼くん」がピッチを1周するというファンサービスもありました。
そういえば、今、アニメで放映している「キャプテン翼」ジュニアユース編も、いよいよ決勝戦です。
おそらく6月には最終回を迎えるのかな?めちゃくちゃ面白いので、色んな人に見てもらいたいですね。
さて、後半は風下でのスタート、金田選手に代わって奥原選手が投入されました。
そんな奥原選手ですが、後半開始4分に早速チャンスを作ります。
相手のスローインをカットし、そのまま一人で持ち込んでからのシュート。
惜しくもゴールの右に外れていきましたが、かなりワクワクするシーンでした。
その後もチャンスを作るも、逆に後半17分、28分と失点し、逆転を許してしまいます。
1点目を決めたのは背番号10番の根本鼓太郎選手、2点目は背番号18番の佐藤雄選手でした。
いずれも、ペナルティエリアの少し外からのシュートのようです。
前半4分に先制したこともあり、どこか「今日は勝てるだろう」という気分もあったので、かなりショックでしたね。
残り時間は20分を切っています。
前半から、かなりチャンスを作っているのに、なかなか得点が奪えないので、このまま得点出来ず負けてしまうのでは、なんて不安が心の片隅に生まれてきたりしました。
しかし、ここから猛反撃が始まります。
後半30分ぐらいからは(少し攻め込まれるシーンもありましたが)、ほとんど南葛の攻撃が続いていた気がします。
そしてとうとう後半35分に、玉城選手の交代で入った下平選手が、得意の左サイドからクロスを上げ、それを奥原選手が見事なヘディングでゴールに叩き込みます。
これで同点に追いつきました!
負けてしまうのかも、という不安が生まれてきた後だったので、かなり興奮しましたね。
そのまま試合は進み、残すところはアディショナルタイムのみか?といった時間帯に、ピッチサイドで関口選手とアンドレ選手が準備しているのが見えました。
どうやら大前選手と加藤選手に代わって、その2人を投入するようです。
この2人(関口選手とアンドレ選手)なら何かやってくれるかもしれない、そんな思いがよぎりました。
あと1点、なんとか取ってほしい。
その時、南葛がフリーキックのチャンスを得ます。
試合が止まったので、選手が交代するかな、と思いきや、交代はありませんでした。
どうやら、大前選手が交代を待ってほしいと合図をしたようです。
長身のアンドレ選手を入れた方が良かったんじゃ?なんて想いが心をよぎります。
時間は既にアディショナルタイムを残すのみ。ひょっとしたら最後のチャンスになるかもしれません。
フリーキックを蹴るのは大前選手。大勢の人が見守る中、ボールをゴールに向けて高々と蹴ります。
落ちてくるボールに、敵味方が群がっていきますが競り勝ったのは加藤選手。
そして、こぼれ球になったところを下平選手が繋ぎ、奥原選手が見事な逆転ゴールを決めました。
これはもう劇的でしたね。自分の周りもみんな大興奮でした。
そして、先に大前選手と加藤選手が代わっていたら、このゴールは生まれなかったかもしれません。
この後も、桐蔭横浜大学は最後まで粘り、最後のコーナーキックではゴールキーパーまで上がってきましたが得点には及ばず、3-2で南葛の勝利となりました。
試合終了後には、奥原選手のヒーローインタビューや、選手たちの挨拶回りが行われます。
Dゲートの前に選手が移動して来た時に、何か首に掛けてる選手が居るな、と思ってたのですが、どうやらCゲートの前を通過した時に、お菓子のレイ(首飾り)を子供たちから掛けてもらったようです。
これは子供たちにとって良い思い出になりますね。とても素敵な企画だと思います。
そして、南葛が勝利した時に歌う葛飾ラプソディー(の替え歌)を、みんなで歌いました。これからも、どんどん歌っていけたらいいな、って思います。
その後、桐蔭横浜大学の選手も挨拶回りに来てくれました。
この中から、大学を卒業してプロになる選手や、南葛に来ることになる選手も居るかもしれないな、なんて思いながらエールを送ります。
この日の試合はアーカイブが残っている(2024年5月時点)のでリンクを貼っておきます。
ハイライトはこちらになります。
その他の試合結果
その他の試合結果は以下のとおりです。
ヴェルフェ矢板 1-0 東邦チタニウム
VONDS市原 2-0 東京国際大学
つくばFC 3-2 エリース東京
東京23FC 1-2 東京ユナイテッド
ヴェルフェ矢板と東邦チタニウム、最も距離の離れた2チームの戦いはヴェルフェ矢板に軍配が上がったようです。
遠く離れたアウェイの地で、11:00から試合をするのは大変だったんじゃないかと思ったりします。
VONDS市原は引き分けを挟んで3連勝、今季もまだ負けがありません。
つくばFCは2-0から同点に追いつかれたものの、後半アディショナルタイムに1点を追加して勝利。
東京23FCと東京ユナイテッドの戦いは、後半44分に東京ユナイテッドが勝ち越しに成功し、東京23の連勝をストップさせました。
この結果より、順位表が以下のようになりました。
勝点順に並べてみます。
勝点 チーム
------------------------------------
10 VONDS
9 東京23、南葛、つくば
8
7 東京U
6 矢板
5
4
3 エリース
2 東チタ
1 桐蔭横浜、東京国際大
次の試合日程(リーグ戦)
第5節の試合日程は、下記のようになります。
5/18(土)
11:00 東京国際大学 - つくばFC
5/19(日)
11:00 ヴェルフェ矢板 - 東京23FC
16:00 南葛SC - VONDS市原
17:00 桐蔭横浜大学 - 東邦チタニウム
19:00 エリース東京 - 東京ユナイテッド
我らが南葛SCは、昨年のリーグ覇者であり、今季も未だに負けのないVONDS市原との戦いになります。
これはもう、今季の今後を占う一戦とも言えるのではないでしょうか。
ヴェルフェ矢板は、次節もホームで試合なので、これで4連続ホームになります。なかなか変則的な日程ですね。
そして相変わらず11:00キックオフというアウェイチーム泣かせな時間に試合が行われます。
振り返って
かなり早い時間に先制したものの、後半には逆転されてしまうというハラハラドキドキな展開でした。
終わってみれば、奥原零偉選手の2連発で再逆転に成功し、劇的な勝利となりました。
それにしても、東京カップ2次戦や、第1節で見せたボランチ2枚替えは、すっかり無くなり、交代のタイミングも遅くなりました。
そして、どんな選手かな、と気になってたンワディケウチェブライアン世雄選手は、残念ながら試合には出てませんでした。
気になったのが今回の失点シーンです。2点とも同様のパターンでやられています。ここは今の南葛の弱点とも言えそうです。
前への意識が強いためか、ボールをロストした時は、まずゴール前をゾーンで固めることを優先してしまい、ボールホルダーへの対応が遅れる時がありますね。
ただ、こういった課題がありつつ、勝利することが出来ているのは良い傾向だと思います。ひょっとしたら次はもう同じことを繰り返さないかもしれません。
さて、次は、いよいよVONDS市原との戦いです。
昨季は2試合やって2敗と非常に悔しい想いをしました。
今季も、昨季と同様に失点が少なく、リーグ戦では、まだ負けていないという堅さ。
南葛の攻撃的サッカーが、どこまで通用するのか、不安もありますが楽しみの方が大きいですね。
がんばれ!南葛SC!
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