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2022/10/20晴れ。第58回全国社会人サッカー選手権大会を振り返って

5日間におよぶ大会が終了しました。

参加した選手や応援したサポーター、チームスタッフの人など、関わった人の数だけ色んな想いが生まれた大会だと思います。

南葛SC敗退後の3日間と、この大会の振り返りと来季への想いを書きました。

2022年10月17日(大会3日目)

この日は普通に仕事をしていました。

敗戦のショックの大きさは人それぞれだと思いますが、自分の場合は、仕事上のトラブルが発生し、いつもより少し忙しくなったおかげで、あまり他のことを考えず仕事に集中出来ました。

この日は午前中と午後に2試合ずつ計4試合が行われます。

  • おこしやす京都AC   対 ヴェロスクロノス都農

  • 栃木シティFC     対 ブリオベッカ浦安

  • BTOPサンクくりやま 対 アルテリーヴォ和歌山

  • FC延岡AGATA   対 関大FC2008

仕事のため、配信は観ずに結果だけを追いかけていたのですが、この日は、都農、浦安、BTOP、延岡が勝ちました。

3日目を終えて

これで、4、5日目の試合結果に関わらず、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(以降、地域CL)に出場するチームが全て確定したことになります。

というのも、全国社会人サッカー選手権大会(以降、全社)の上位4チームから最大3チームに地域CLの出場権が得られるのですが、BTOPは既に地域CLに出場する権利を持っているため(いわゆる権利持ち)、他の3チームが自動的に出場権を得た、ということになります。

ちなみに、上位4チームに権利持ちのチームが2チーム以上あると、今度は各地域リーグで2位になったチームが出場権を得られたりします。

逆に言えば、この3日間を勝ち抜きベスト4に残りさえすれば、地域CLに出場する可能性が非常に高くなると言えます。

2022年10月18日(大会4日目)

この日も仕事でした。

現地では、初日は32チームだったのが、もはや4チームを残すのみとなり、会場に訪れる人も減ったのではないかと想像しています。

この日も、午前と午後に1試合ずつ行われます。

  • ヴェロスクロノス都農  対 ブリオベッカ浦安

  • BTOPサンクくりやま 対 FC延岡AGATA

勝利したのは浦安とBTOP、この2チームで翌日決勝戦を行います。

負けてしまった都農と延岡も、翌日3位決定戦を行う予定となっています。

この4チームは地域CLで再び対戦する可能性もあるため、ここでは無理せず手の内を隠す、といった戦術を取ったチームもあるかもしれません。

この日は仕事も気持ちも余裕が出てきたため、KSL市原カップについて日程を調べたりしてました。

市原カップは、現在のメンバーで行われる最後の公式戦であるため、可能な限り現地に行って応援したかったのですが、どうやら難しそうです。

2022年10月19日(大会5日目)

この日は10:00から3位決定戦、12:30から決勝戦が開始されます。

3位決定戦の対戦カードは、ヴェロスクロノス都農とFC延岡AGATAになります。

都農はベスト4に残ったことで安心したか、それとも地域CLに備えて手の内を隠したか、結局3位決定戦でも負け、4位になりました。

そんな長いようで短い全社も、残り1試合で終了となります。

決勝戦はBTOPサンクくりやまとブリオベッカ浦安の対戦。お互い決め手に欠け、結局PK戦にもつれこみます。

後攻のBTOPは、2人目のキッカーが点を決められず、先行の浦安が5人全て点を決めたため、最後の5人目が蹴ることなく、浦安の勝利が確定しました。

全社58回目の覇者は、ブリオベッカ浦安に決まりました。

最終結果

それにしても58回、なんと歴史のある大会でしょうか。第1回は、単純計算すると58年前に開催されたことになります。

その歴史に、ブリオベッカ浦安は名前を刻むことになります。


※ここから、個人的な感想をつらつらと書きます。賛否両論あるかと思いますが、こんな考えもあるんだな、と思って読んでいただけると幸いです。

全社を振り返って

結局、全社において南葛は2回戦で敗退してしまいました。勝てる試合だった、と言う人も、少なからず居ます。

今年の南葛は、良くも悪くも関口選手が中心のチームでした。

ターンオーバーするのであれば、関口選手不在であってもチーム力が落ちないようにするべきで、言うなれば、第二第三の関口選手が必要だったかと思います(個人的には、寺沢選手がなれたんじゃないか、なんてことを思います)。

しかし、結局そうはなりませんでした。そうなるには時間が足りなかった気がします。

関口選手がスタメンを外れたのは2回、8月28日のブリオベッカ浦安戦(1-1の引き分け)と、翌9月4日の東京ユナイテッド戦(1-0で敗戦)のみです。

しかし2回とも、結局(負けてる状態から)途中出場しています。

スタメンだからと言って必ずフル出場してたわけではないのですが、全試合必ずベンチに入り、短い時間でも試合に出ていたことになります。

2回戦は関口選手はベンチスタートでしたが、ここまで来たら、今季は関口選手と心中しても良かったのかもしれないな、なんてことを後になって思います。

もちろん結果論であり、逆に、そうしていても勝てなかったかもしれないし、関口選手が連戦で怪我してしまう可能性だってありました。

しかし、関口選手がスタメンに出て負けたのであれば仕方ない。そう言えた気がします。

良くも悪くも、今年の南葛は、そんなチームだったように思えます。

来季に向けて

今季はリーグ戦が7位で、全社予選は勝ったものの、2回戦で敗退。目標がJFL昇格であることから、結果的には失敗のシーズンでした。

これから、今季の失敗などを振り返り、来季に向けて改善をしていく必要があります。

その中で、構想から外れた選手は、南葛を去っていくことになるのでしょう。中には、スタッフで残る人も居るかもしれません。

個人的には、今季の路線を継続し、ターンオーバーしてもチーム力が落ちない南葛を目指してほしいと思っていますが、果たしてどうなるか。

例年だと退団発表は12月にすることが多いようです。個々の選手に愛着を持ってしまったので、非常に辛い時期がやってきます。

今季は失敗のシーズンだった、と書きましたが、無駄では無かったはずです。時として失敗は、大きな前進に繋がる可能性を秘めています。

そして、この先退団していく選手もチームにとって無駄だったわけではなかったし、選手にとってもこの1年も決して無駄な時間ではなかった。はず。

最後には(何年後になったとしても)、色々あったけど良いシーズンだった、誰もがそう言えるような未来に期待して。

(※)ちなみに、京成関谷駅付近に「こんちゃん」というお店がありましたので、なんとなくタイトル画像にしちゃいました。

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