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2023/6/18曇り。全国社会人サッカー選手権大会関東予選F組 決勝「南葛SC vs 厚木はやぶさFC」

はじめに

始まったばかりの全国社会人サッカー選手権大会(以降、全社)の関東予選も、あっという間に決勝戦です。

これで勝てば、全社の本戦に出場することが出来ます。

なお、本戦は10月に行われ、そこも勝ち抜いていくと、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(以降、地域CL)に出場出来て、そこも勝ち抜くと、JFLに昇格出来るのです(詳細は割愛します)。

まだまだ先は長いですが、JFL昇格を目指すためにも、しっかりと勝利を掴み、本戦に出場する権利を獲得したいところです。


6月11日の準決勝終了時点のトーナメント表を貼っておきます。

勝ち残った14チーム


南葛SCはF組に所属しています。

対戦相手は、準決勝で桐蔭横浜大学FCを破った厚木はやぶさFCとなりました。


当日の試合情報が公式サイトにアップされているので、リンクを貼っておきます。

なお、試合会場はVONDSグリーンパークとなり、関係以外は入場出来ないようです。

残念ですが、ライブ配信を観て応援することにします。


当日を迎えて

この週末は関東では猛暑となっており、気温も30度を越える勢いでした。

キックオフが15:30ということもあり、暑さとの戦いも熾烈だったのではないかと想像出来ます。

また、ライブ配信を観る限りだと、風も強かったように見えました。


スタメン発表(15:00)

キックオフの30分前にはスタメンの発表があります。

今回は、今野選手と佐々木達也選手がスタメンに復帰していますね。

この日の実況・解説は南葛SCのスタッフである伊東さんが一人でやるようです。

また、南葛のユニは青のアウェーユニでした。


試合開始(15:30)

定刻通り、試合が始まります。40分ハーフということで、通常よりも短い試合時間のため、先制点が重要になります。

そして、南葛は先制に成功し、前半を1-0で折り返しました。

後半開始直後にも追加点を挙げ、2-0と突き放しましたが、そこまででした。

後半10分と29分に失点を許し、2-2の同点に追いつかれてしまいます。

そのまま延長戦でも決着が付かず、PK戦となりました。

PK戦も5人では終わらず、結果的には10人目までもつれこみましたが、残念ながら南葛SCは負けてしまいました。


この試合のハイライト動画が公開されているので、興味のある方はご覧ください。


振り返って

他のブロックの試合結果を見てみると、勝ち抜いたのは全て関東リーグ1部に所属しているチームでした。

それぞれの試合結果は以下のとおりです。

<A組>
栃木シティFC(関東1部)3-0 横浜猛蹴(関東2部)

<B組>
東京ユナイテッド(関東1部)1-0 日立ビルシステムサッカー部(関東2部)

<C組>
東京23FC(関東1部)3-0 tonan前橋(関東2部)

<D組>
VONDS市原(関東1部)8-0 エスペランサSC(関東2部)

<E組>
つくばFC(関東1部)3-1 東京国際大学FC(関東1部)

<G組>
東邦チタニウム(関東1部)2-0 流経大ドラゴンズ(関東2部)


今後について

さて、これで全社経由で昇格する、というルートは無くなりました。

残すところはリーグ戦で結果を残すしかありません。

果たして、現実的に可能なのか?優勝するには勝ち点はどれだけ取ればいいのだろう?

そこで、2012年度以降の、優勝チームの勝ち点を下記にまとめてみました。

コロナの影響等で試合数が18試合でない年度は、18試合に換算しています。

年度 勝点 優勝チーム
2012 47 SC相模原
2013 40 FC KOREA
2014 41 ブリオベッカ浦安
2015 42 ブリオベッカ浦安
2016 44 東京23FC
2017 42 VONDS市原
2018 52 栃木シティ
2019 46 VONDS市原
2020 46 栃木シティ
2021 41 クリアソン新宿
2022 37 栃木シティ

平均すると「43」になります(小数点以下切り捨て)。

今の南葛は勝ち点7、残り試合数は12。全勝すれば43になります。これなら優勝できます。

ひゃっほう!

・・・書いてて現実味がまったくありません。

ただ、こうなっては残り試合、全勝を目指すしかありません。

去年のように団子状態になれば、勝ち点37で突破出来る可能性だってあります。

もし、これで優勝したら本当にマンガみたいですね。優勝が決まった瞬間、号泣してしまいそうです。

叶うかなあ。叶うといいなあ。


さて、余談ですが、第3の道も残されています。

ちょっと長くなりますが、JFLに昇格するための大会である地域CLに出場する条件を並べていきます(2022年度の話なので2023年度は変わる可能性もあります)。

①9地域サッカー最上位リーグより各1チーム (9チーム)。但し出場出来ない場合には、次順位チーム(2位チーム) の参加を認める。

全国には地域リーグが9個あるので、それぞれの優勝チームがこれに該当します。関東リーグ1部で優勝すれば、この条件を満たすので地域CLに出場出来ます。

②9地域サッカー最上位リーグのチームで、第58回全国社会人サッカー選手権大会のベスト4以上の上位3チームで、JFLへ入会を希望するチーム (最大3チーム)

全社本戦でベスト4に入り、そこから権利持ち(①に該当するチーム)を除いた上位3チームがこれに該当します。

③上記で12チームに満たない場合には、Jリーグ百年構想クラブが所属する地域サッカー最上位リーグで、当該チームが2位で有れば、優先的に出場を認める。但し、複数のJリーグ百年構想クラブが該当する場合には、Jリーグ百年構想クラブに認められた順番とする。優先的な出場は1回を限度とする。

これが、第3の道です。

全社でベスト4に残ったチームで、2チーム以上が権利持ち(①に該当するチーム)であった場合は、②に該当するチームが3チームより少なくなります。

その場合のみですが、③の条件を満たしたチームが地域CLに出場することが出来ます。

南葛は百年構想クラブに入っています。ですので、2位になっていれば、まだ可能性は、限りなく低いとはいえ、残っていることになります。

そこで、同じく2位の勝ち点をまとめてみました。

年度 勝点 2位のチーム
2012 33 エリース東京
2013 38 ヴェルフェたかはら
2014 36 東京23FC
2015 38 VONDS市原
2016 36 VONDS市原
2017 41 つくばFC
2018 38 VONDS市原
2019 37 東京ユナイテッド
2020 40 ブリオベッカ浦安
2021 41 ブリオベッカ浦安
2022 35 東京ユナイテッド

平均すると「37」になります(小数点以下切り捨て)。

残り試合で9勝0敗3分、または、10勝2敗0分すれば、この勝ち点に到達します。8勝では駄目です。

もちろん、2位になったとしても、地域CLに出場出来る可能性なんて、ほとんど無いと思います。

それでも、どうせなら長く夢を見ていたい。

勝利を期待して、次の試合も応援します。

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