夜のサイクリングが、日々のマインドフルネスに

終業後にクロスバイクで走ることが日課になった。日中は30度を超える真夏でも、夜になれば23度程度まで下がる。水辺の近くで風を感じながらゆったりと走れる自転車は、とても気持ちの良い有酸素運動だ。

走っていると不安とか後悔とか、余計なことを考えていられない。段差に乗り上げたら痛いし、下手したら事故るかもしれない。まっすぐと今に目を向ける時間。こういう時間をマインドフルネスというらしい。

本来は自室で目を閉じて行うものらしいが、自分にとっては走ることがそれなのだと思う。自分の体を認識して、今、ここに存在していると認識すること。運転中以上に今に集中力を向けられることは、そうそうない。

そうして1時間くらいのんびり走り終えた頃、羽田空港に駐機しているAirbus A350が見えた。穴守稲荷の鳥居近く、こんな隅っこに最新鋭機が駐機されるとは思ってもみなかった。来てよかったなぁ。