見出し画像

美容外科の門を叩くアラサー

数ヶ月に一度、電気シェーバーの替刃や洗浄液をAmazonで注文しようとするとき、結構な金額を支払うのに躊躇ったまま日が過ぎていく。気がつけば洗浄液は空になり、切れ味の悪くなった電気シェーバーで出勤時刻と戦う日々。在宅のときは楽だったけれど、出社の多い最近はそうも言っていられない。

面倒くさいなぁとぼやいて朝が家を出て、夕方ごろには頬が青くなり、夜化粧水を塗る時に伸びた髭でコットンがボロボロになる。そんな日々の繰り返しに疲れてきた。(僕は乾燥肌なので化粧水塗らないとえらいことになるのです)

美容外科のHPを見て気にかけていたけれど、ちょっと抵抗はあった。でもこの歳でいろんな物事への抵抗感が薄れてきた。むしろ毎年何か新しいことをやるくらいがちょうどいい。仕事柄平日代休を取ることが増え、平日割でさらに安いと気がつき、勢いのままオンラインで予約をしたのが先週。そして今日いまさっき治療を受けてきて、筆の赴くまま書いているのがいまだ。


男性の脱毛へのハードルが下がってきた

女性なら高校卒業後、運転免許か全身脱毛の費用どちらかを親に出してもらう、なんて話も東京では割と聞いた。それくらい一般的なのだと思う。

しかし男性の場合、4〜5年前から「脱毛いいよ」と紹介割目当てで勧めてくる人は何人か居たけれど、まだ一般的ではなかったと思う。身近な仲の良い人にまで広まり、男性の抵抗感が薄れてきたのはここ1〜2年というのが実感だ。

勤務先でも、本社では若手は割と皆やっていると思う。あまり美容に興味のない理系層と話していても話題になることがある。コロナも終わりつつあり、マスクを外すことが増えて、やっぱり試してみたいとは思っていた。

ホームページで予約をする

そうと決まれば某S美容外科のホームページ上から、カウンセリングの予約を行う。その際に当日治療を希望するかの項目があるので、ここに打ち込めば予約日=治療日になる。

この際もし知人に経験者がいれば、紹介コードを受け取っておけば数千円安くなるのでよりお得だ。(興味がある方は紹介コードお伝えします。)

美容外科ってどんなところ?訪問から契約まで

私が通院しているのは某S美容外科だ。知名度があるし、通勤先と家の近くそれぞれに新世代設備が揃った支店がそれぞれあり、在宅でも出社時でも隙間時間に通えると思ったため。

それにしても美容外科なんて初めて訪問したから、最初は結構緊張した。

主要駅からすぐの綺麗なビルの上層階にあり、エレベーターの扉が開くとカウンターが目の前にある。こちらに気がついた素敵な受付の方々が一斉に立ち上がると「いらっしゃいませ」とにこやかに挨拶してくれる。シティホテルや航空会社ラウンジと遜色ないので、この辺りは高い買い物をする前の不安が払拭され、より安心できると思う。

予約確認をされた上で番号札を受取り、待合室で待つこと5分ほど。スタッフの方に個室へ案内されて、診断メニューの確認や多くの人が選んでいるメニュー、アレルギー有無などを確認説明される。

個人的にはどの程度痛いのかが一番気になっており、向こうから聞かれた。

「痛みには強い方ですか?」
「いえ全然。同僚に脅かされてきましたよ。飛び上がるほど痛いって笑」
「そこまではないですよ(苦笑)でも鼻の下とか皮膚の薄い箇所は痛みがあることもあるので、その際は仰ってくださいね」

このときの説明スタッフの方も綺麗でフレンドリーな方で、話していて楽しい。少し雑談も踏まえつつ、不安点などの解消をしつつ見積もりを行う。この際日焼け止めサプリや導入化粧水を勧められ、遠慮がちながら症状ケアに関して納得できる説明を頂いたし、たいした金額でもないので購入した(断る人は断るのだろう)

待ち時間の余談として、最初は美容外科へ来ることに緊張したことを伝えた。
「そうですよね。。でも最近は男性の方が受診される方がとっても増えていて、むしろ女性より多いと思います。それだけ美容外科に来ることが特別じゃなくなってきたと思いますよ」

下記は少し古い記事だが、あるシンクタンクの調査によると2014年に2800億円程度だった市場規模が2019年で4000億円を超えている。5年で1.5倍弱、これは単価より顧客が増えている、特にこれまで来院の少ない男性層を取り込めていることの裏付けだろう。

その後、医師が肌状態を一瞬で目視確認、問題がなければ支払いを済ませる。ここまでで1時間弱程度だが時間を感じなかった(2回目以降はこの工程がないのだと思う)

いざ治療

さて、契約が終わり個室で待つこと5分ほど。医療服の方に治療室へ案内されると景色が一変する。雰囲気は病院のそれに近くなり、違いといえば全治療区画がカーテンで徹底して隔離されていることだ。プライバシー配慮のためだろう。

案内頂いた看護師の方から改めて丁寧な説明を受け、ベッドに上がり、改めて医師が肌状態を確認。問題なしとわかるとGoとなった。

「今日は麻酔なしでよかったですね?」と確認され、
「(まぁいいか)ええ、はい」と覚悟を決めた。

「それでは右頬から始めますね。もし痛みが強い際はおっしゃってください」と優しく説明され治療が始まる。

「いきますよー。いち、にー、さん、、、バチ!

よく輪ゴムで弾くような痛みと言われるが、個人的には感電した時の印象がより近い。少し焦げたような匂いもするので、より生々しい。電気系の知見がある人だと尚更抵抗感あるんじゃなかろうか。

「いち、にー、さん、、バチっ!いち、にー、さん、、バチっ!

ゆっくりとリズミカルに丁寧に照射頂くなかで気がついたのは、箇所により痛みが異なること。もみあげの近く、鼻の下、顎は特に電撃感が強かった。逆に頬や唇の下は全く痛みもない。ただ、電気が来るとわかったまま電撃を食らい続けるのはちょっと怖いぞ

でもアラサー過ぎてこれだけ優しく応対されるサービスって、まずないよなぁと不思議なことを考えていたら「連続照射してもよいですか?」と訊かた。まぁ大丈夫かとお願いしたら、結構早い感覚で打ってくださる。痛みの強めな顎などは改めてゆっくりにしてもらうなど、少し配慮いただいた。だいたい20分くらいで施術は完了した。私は痛みに弱い方だけど、これなら麻酔なしでも大丈夫だと思う。

「それでは保湿のためにクリーム塗りますね」と塗っていただき、アフターケアの説明を受けて治療完了。そのままフルアテンドでエレベーターまでご案内いただける。

振り返ると基本的に待合室以外で他の患者と顔を合わせることはないし、番号呼びや事前予約必須であること、院内はフルアテンドされることから、知人に会う恐れはほぼないだろう。このことは徹底されていた。

感想

というわけで、意外とあっさりと終わった脱毛1回目でした。6回セットで購入したので、おおよそ半年毎月やると思うと結構負担かもしれないが、でも社会人になって通う先が増えるのは気分転換によいと思う。

余談

余談だけど職業柄調べてみると、美容外科の待遇面の凄さにビックリした。新卒基本給や社割医療制度あり。業務特性上、深夜残業や急患もない。商品性から若くお金や社会的余裕のある方が多いから、一般的な医療系よりはストレス性が低いと思う。人手不足の世の中、そりゃ高待遇の成長市場に流れますよね。。。

追記7/4

洗顔の際に鼻の下を少し擦ったら、ぽろぽろと髭が落ちていった。あまり力は入れていないけれど、ほんとぽろぽろと落ちていく。結構青髭でコンプレックスだったので、これは結構嬉しい。1回でこれなら、6回行けば結構満足度高そう。

追記7/25(2回目の施術)

1ヶ月経ったので再度訪問。1ヶ月程度前に予約すれば問題なく抑えられた。初回ほど痛くもなく、サクサクと連続照射で10分かからず完了。鼻下など痛みの強い部位が既に抜け落ちていたのが大きいかもしれない。

次回は8月下旬。さてさてどうなるやら。


頂いたご厚意は、今後の撮影・取材に活用させて頂きます。 どうぞよろしくお願いいたします。