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効率の弊害

地震がありましたね。5時に目が覚め、布団の上に座ってボーッとしていたら、どこからともなく「ゴゴゴー」という低い音が聞こえてきました。音が聞こえてきたと書きましたが、聞こえるか聞こえないか程度の音量で、耳で聞き取るというよりは、体で感じるようなものでした。昔から地震の揺れを感じる前にこの音が聞こえるのですが、普通なのでしょうか。滋賀県北部で震度4程度の地震だったようです。

今朝は不味いコーヒーを作ってしまいました。毎回フレンチプレスでコーヒーを作るのですが、まず、挽いた豆を容器に入れ、お湯を少し入れて30秒ほど蒸らします。その後お湯を適量注ぎ足し、そこから3分半待って出来あがりです。今日はボーっとしていたのか、蒸らしの時点で4分待ってしまいました。タイマーが鳴った時に「あちゃー」と思いましたが後の祭りです。

30秒の蒸らしの間にFacebookのストーリーに写真を投稿しようとしたのが間違いでした。待ち時間の間にひと作業終えることで効率のよさを求めたのですが、そのまま意識がコーヒーから離れ、挽かれた豆たちは少量のお湯に浸かり続け、結果的に不味いコーヒーが誕生しました。僕はこういうのよくあるんです。あなたはどうですか?

効率を求めることは大事なのですが、その結果、劣悪なものが出来てしまっては本末転倒です。ここは本当に気をつけないといけないなと毎回反省します。僕の場合は人間関係、とりわけ奥さんとのコミュニケーションでこれをやってしまうことがあるように思います。

僕がレタッチや何かの作業中に奥さんが話しかけてきます。作業への集中力を遮られたくない僕は「後にして」と伝えます。作業に没頭することで奥さんの話を聞いてあげることを忘れます。すると奥さんの機嫌が悪くなり、家庭に嫌な空気が流れ、居心地が悪くなります。このようなことが何度かあったように思います。

少し話は逸れますが、僕が尊敬する経営者さんがこう言っていました。「経営では効率を求めるが、家庭では効率を求めるな」と。その通りだと思います。

効率を求めるのもほどほどにして、じっと待つことや、作業を中断することを覚えようと思います。特に人間関係においては。

今日は滋賀県で10代の撮影です。

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