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いわきFC: Relentlessに戦えたのか?

 ジュビロ磐田とのトレーニングマッチをネット観戦した。2月1日(水)、合宿地の鹿児島で行われた(鹿児島ユナイテッドの本拠地、白波スタジアム)。45分3本のうち、最後の3本目しか配信されなかったので、情報不足でよく分からなかった。致し方なし。1本目(いわき1-1ジュビロ)、2本目(0-0)、3本目(0-1)だったそうで、いわきの得点は、谷村海那選手。公開情報しか頼るものがない筆者としては、「いわきスタイルがJ2でも通用するのか、どの程度まで通用するのか」という問いへの答えは、未だ不透明と言わざるを得ない。
 3本目は、トップに近藤慶一(背番号9)選手が入って、惜しいシュートを何本か放っていた。全体的な印象としては、いわきが右サイドを攻めて、ジュビロがハイプレスをかわして左に逃げるというパターンが目立った。ただし、それほどはがすのが上手いというわけではなかった。インテンシティは、プレスバックを含め、いわきの鋭い寄せが功を奏し、ボールを奪うシーンが多かった。昨年J1最下位で、今年も補強が進められない制約下にあるジュビロの層の薄さが見えたところである(数日前の大分とのTRでも0-3で敗れたそうである)。
 そこで今回のテーマ、「Relentlessに戦えたのか」を考えて見る。ハイプレスはかなり効いていたが、奪取したボールを得点につなげられなかったので、「容赦なかった」という結論にはならなかった。やはり、昨年の得点王有田選手(17得点)の活躍を待望する。右利きの有田選手の得点は、右足だけでなく、頭、左足、身体でも得点する。「レヴァンドフスキたれ」とは、キャプテンの山下選手の言葉だそうだ。
 突然話が変わるが、2月6日には、アメリカンフットボールのスーパーボウルがある。フィラデルフィア・イーグルス 対 カンザスシティ・チーフスの頂上決戦である。アメフトも大好きな筆者としては、1月からスーパーボウルまでの期間は、とても愉しい。毎週末、ゲーム観戦をする。確かにイーグルスは強い。その攻撃について、実況のアナウンサーが「Relentless attack」と表現していた。今年のいわきFCのキャッチフレーズがどういう経緯で Relentless になったかは知らないが、圧倒するイメージとしては、ぴったりの表現だと、そのとき思った。
 最近、21世紀の森公園を散歩するとき、圧倒するいわきFCの戦いぶりを思い出して、気持ちが高ぶった。とこれで、グリーンスタジアムの改修工事だが、福島民報社が、進捗ぶりをドローン撮影し、YouTubeにアップしてくれた。ありがたいことだ。芝生が美しい。開幕戦まで、約2週間となった今、有田、有馬の現状を把握できていないのが少々気がかりである。開幕戦前に、浦和レッズとトレーニングマッチを行うそうだが、これは非公開だと言う。それなら、開幕の藤枝MFC戦は、昨年8月27日(土)アウェーで3-0と圧倒した(5月15日のホームは、2-2)しているから、それはコンディションを上げるための試合になるのかか、と考えて、ハットした。昨年3―0のとき、先制点は日高選手、2点目は鈴木選手で、今は二人ともいない(3点目は、遠藤選手)。
 心配しても仕方がない。戦いながら進化するのがいわきFCだ。前へ、前へポジティブに行きましょう!

福島民報のYouTube動画:


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