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モーズ・ノーズ/モーズ・ジョーンズ (‘74)

Mose Knows! / Mose Jones (‘74)
アル・クーパーのサウンズ・オブ・ザ・サウス・レコードがレーナード・スキナードに続いて放ったアーティスト、モーズ・ジョーンズの「ゲット・ライト」に続くセカンドアルバム。残念ながら、アナログレコードでは所有しておらず、ドイツ盤の再発CDでの紹介になる。

モーズ・ジョーンズは’72年にフロリダを中心にして活動していたバンド、ストーンヘンジが母体となって結成された。その後、アル・クーパーによって見出され、サウンズ・オブ・ザ・サウス・レコードからデビューすることになった。
この作品のリリース後、メンバーチェンジをおこない、3作目をリリース、そして4作目をレコーディングするも、リリースはされなかった。この作品は近年「ロスト/ファウンド」としてCD化された。

サウンドはサザンロックの要素〜絶妙なバランスのまったり感&緊張感〜を感じさせるものであり、レイドバックした曲、インストナンバー、コーラスワークを活かした曲など、非常に内容の濃いアルバムである。個人的にはタイトル曲「モーズ・ノーズ」が最高。ハチロクのリズムが軽快なインストで、ブルース風味が秀逸。シーレヴェルにも通じる雰囲気とも言える。
また、彼らのサウンドの特徴として、オルガンが重要な要素となっており、よくあるギターバンドとの差別化に大きく貢献している。

ジャケット
まさにMose Noses
ブックレット

21世紀になって「ライヴ・アット・リチャーズ〜アトランタ・ジョージア・1974」と先述の「ロスト/ファウンド」がリリースされたが、現在は入手困難である。

個人的にも再発を強く願うアーティストである。名盤!

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