岡江久美子さん 訃報によせて

まさかこの1ヶ月の間に2回目の訃報記事を綴ることになるとは思わなかったし、速報を見たときには頭が真っ白になってしまった。

志村さんの時と同様、世代によって印象は多少異なるのかもしれないが、30代~40代で会社勤めしている方の大半はこちらの番組の方が印象強いかもしれない。

「天までとどけ」(1991年~1999年)

一番好きな昼ドラだったし、とみ子が産まれる前からとみ子が小学生になるまですべて観た。

自分はこの13人兄弟の1人だったら、どことどこの間に入るのだろうかと調べたこともあれば、「岡江さんのようなやさしいお母さんがよかった」と母に愚痴ったこともある。

ドラマの中で事件が何も起きなくてもずっと観ていたいような、そんな温かな気分にさせられる作品はそう滅多にあるものではないが、「天までとどけ」はまさにそれ。

カバー曲は個人的にあまり好きになれないのだけど、川越美和さんが歌う「涙くんさよなら」は坂本九さんの原曲を知る前だったことと、ドラマに欠かすことのできないおかずのような存在になっていて、思い出深い曲になっている。

そうか、まだ63歳だったのか。

ドリフのコントとは系統は違えど、私の幼少期~青年時代におけるテレビ鑑賞を彩ってきた象徴的な2名が相次いでお亡くなりになられたことが残念。これからますますのご活躍を期待していたのだが・・・

謹んでご冥福をお祈りいたします。


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