海老澤剛の生い立ち89-高校生の頃の愛読書『ヨガの喜び』①
沖正弘導師の著書で初めて読んだ本は『ヨガ入門』でした。
タイトルの通り、ヨガの入門書で、ヨガのことを知らない主人公が、インドのノナワラにあるヨガ研究所でヨガを体験する設定でストーリーが書かれています。
その後、わたしがヨガ教室に通い始めたころに、同じく沖正弘導師の著書『ヨガの喜び』を購入して読み始めました。
そして、この本が、わたしのヨガのベースになりました。
特に、ヨガには10段階あり、その10段階目だけがヨガであると言われているところが、印象的でした。
ヨガの10段階はこちらです。
①心構え(してはいけないこと:ヤマ)
②心構え(すべきこと:ニヤマ)
③体を整える(冥想姿勢:アサナ)
④呼吸を整える(呼吸法:プラナヤマ)
⑤ 五感をコントロールする(制感:プラティヤハーラ)
⑥ 統一(統覚化:ダーラナ)
⑦禅定(放下:ディヤーナ)
⑧三昧(一体化:サマーディ)
⑨仏性(ブッデイ)★
⑩歓喜法悦(プラサード)★
インドの伝統的なヨガでは、8段階目までが説かれています。(『ヨーガスートラ』等で八支則として紹介されています)
沖導師は、⑨仏性と⑩歓喜法悦を加え、10段階目「歓喜法悦」のみをヨガと考えていると言われています。(★を付けました。)
サマーディ、ブッデイを深めると、心と体から真の喜びである法悦がわいてきます。
本当の喜びとは、「私の喜び、あなたの喜び、そして神様の喜び、この三つが一つになった状態」であり、「神の願いが、自分の願い」となったときが神人合一であると言われます。
※沖導師が言われる神は、根源的な生命力のことです。
この本のタイトルが『ヨガの喜び』とされているのも、この10段階目から来ているのだと思います。
わたしの体験でも、冥想で根源に戻れば戻るほど、生命力が溢れ、感謝、幸せ、喜びが湧き上がります。
そして、「わたし」「あなた」「神」を意識した見方は、いつも心がけています。
2024年の現在も、「根源に帰る」「右脳回帰」という言葉をよく聞きます。そこには歓喜が溢れているとも。
人々が、そして全ての生命が、この「歓喜に溢れた状態」になる日が来ることが近いのだろうと思います。
noteで『ヨガの喜び』をご紹介されている方がおられたのでリンクを貼らせていただきます。
本に書かれた内容をいろいろご紹介してくれています。
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