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海老澤剛の生い立ち83-高校バスケット部同期
わたしが高校の時にバスケット部に在籍し続けたのは、彼らのプレーを見たかったからでした。
一人ずつご紹介させていただきます。
1番ポイントガード カニさん
頑丈な体はバスケット部No.1で、握力は確か
65kgだったと記憶しています。70kgだったかな?とにかく我々の中ではダントツの握力の持ち主でした。
正確なパスワーク、安定したドリブルで、確実にフロントコートまでボールを運び、ノーマークの見方を見つけて素早くパスを出していました。
基本に忠実なプレーをされていましたが、急に背中を通してのパス(ビハインドバックパス)を行なったり、フックパスを出したりと、トリッキーなパスや派手なパスを披露していました。
部室の入り口に「冷静沈着ドリーファンクJr.になろう」という標語が書かれていましたが、カニさんはまさにその実践者でした。
✴︎カニさんは、ニックネームです。
わたしがエビなので、カニさんと魚介類コンビと呼ばれました。
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2番 シューティングガード 上公
我チームの副キャプテンです。
器用なオールラウンダーで、2番、3番、4番はどこでもできる選手です。
チームで一番華のあるプレーヤーでした。
外からのシュートも高い確率で入りますが、ステップの速さはチーム1なので、中に入ってディフェンスをかわすプレーが得意でした。
ディフェンスのときは、相手の動きを読み、素早くコースに入ってチャージを取るのが上手でした。
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3番スモールフォワード テツ
我チームの頼れるキャプテンです。
先に紹介した標語「冷静沈着ドリーファンクJr.になろう」は、キャプテン・テツが書いたもので、このスローガンを掲げたプレーをしているようでしたが、試合が進むにつれて、プレーに熱いものを感じました。
中距離シュートは確実に決めてくれます。
体がガッシリしているので、リバウンドにも貢献していました。
キャプテン・テツはセンターシューネンとともに、バスケ部のエンターテイナーで、練習以外でも、私たちチームを盛り上げてくれました。
個性の強い我々の代を纏めるのは大変だったと思います。お疲れ様でした。
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3番スモールフォワード ガワくん
スリムでスピードがあるフォワードです。
基本に忠実な動きをしますが、素早い動きでディフェンスを振り切る攻撃が魅力的でした。
スポーツと共に音楽も得意で、高校卒業後は、シンガーソングライターを目指して、九州(福岡)に音楽の修行に行きました。バスケ部メンバーの結婚式では、自作の曲を歌ってお祝いしてくれました。
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3番スモールフォワード オタ氏
中学のころはバレー部のキャプテンで、運動神経は抜群です。
レギュラーメンバーのレベルが高かったので、スタートメンバーにはなれませんでしたが、中学未経験のハンディを短期間で克服していました。
テツとオタ氏は、後に中学の教師になり、バスケット部の顧問として生徒さんたちを指導されています。
オタ氏は大学卒業後、一度企業(メーカー)に就職しましたが、教師になる夢を諦めずに実現させました。
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4番 パワーフォワード インベ
1年の始めの頃から顧問のT居先生に認められ、試合に出してもらっていました。
外からのロングシュート、素早いカットイン、中距離のジャンプシュート、全体を見渡す広い視野、全て完璧なプレーを魅せてくれました。
技術はチームNo.1ですが、決して偉ぶることはなく、むしろ控えめにアドバイスをくれる謙虚な性格の持ち主です。
わたしがバスケットを続けようと思わせてくれた恩人でもあります。
上公、テツ、インベは、3人とも2番、3番、4番ができるオールラウンドプレイヤーでした。
実際、試合中は状況に応じて役割を交代していたように見えました。
わたしたちが1年のとき、T居先生のツテで神奈川県No. 1チームである相模工業大学附属高校(相工大)と練習試合をさせてもらう機会がありました。
試合後に相工大の監督から名指しで「うちに来てくれたら、すぐにガードで使うよ」と言われていました。彼のバスケットセンスは、それほど輝いていました。
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5番センター シューネン
わたしたちの代のセンターは彼一人でした。
1年のときは、スリムで背が高いという印象でしたが、筋トレを続け、3年のときはムキムキになっていました。
本人は地味なプレーをしていたと言っていましたが、わたしから見るとポジショニングが上手く、細かいステップとターンでディフェンスをかわしてシュートを打つのが上手でした。
リバウンドを取るのも上手で、そこは本人も「リバウンドを頑張っていた」と言っていました。
先にも書いた通り、テツとシューネンはわたしたちの代のエンターテイナーで、いろいろ楽しませてくれました。
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途中でバスケット部は辞めましたが、もう一人仲間がいます。(N男、Chi-Hi-、KNDOもバスケの仲間ですが、代表してKDO氏をご紹介させていただきます)
5番センター KDO氏
1年のときに身長180cmを超える長身で、同じクラスでした。
バスケット部に来てくれたらいいなと思っていたら、シューネンからすでに誘われていたそうです。
中学のときは野球部だったそうで、バスケットは未経験でした。
KDO氏とシューネンのツインタワーが実現したら、ゴール下は最強でした。
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一つ上の代の先輩たちも期待をかけられていましたが、わたしたちの代も、良いメンバーが揃っていたので、大きな期待をかけられていました。
私もこのメンバーなら関東大会も夢ではないと思っていました。でもその夢は叶いませんでした。
しかし、結果は関係なく、わたしはこのメンバーと3年間一緒にバスケットをできたことが幸せに思います。
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