目醒めー記憶喪失、歩行不能、嚥下障害を経て/SLE(全身性エリテマトーデス)という難病とともに生きる(27)
<2018年2月>
決定的とはいかないながらも、妻の意外過ぎる覚悟を知った私は、一層の決意で社会復帰への道を急ぐ、そんな想いを密かに抱きながら、母の運転する車で遠路1時間半程走り、リハビリセンターに到着した。
早速どんな課題を課されるのか、はたまた、自力でスタスタと歩行し、普通に受け答えもできている自分の現状を見れば、寧ろ病院側が驚いてリハビリ不要とGoサインを出してくれるのではないか、そんな淡い期待と不安の入り混じった状態で、まずは約束していたソーシャルワーカーとの面