vol.141 Q.セミナーを受けても受けても、次を求めてしまう自分がいます・・・(自己内対話71)

A. 現代社会では、常に何らかの目標を立てては、そこに近づこうとし、それを達成したとしても、その頃には次の目標が立ち現れている。そこに向かわなければ自分自身が無価値であるような感覚に陥ってしまう。特にSNSのように身近に比較する対象があふれていると、情報を意図的に遮断しない限り、常に目の前に階段が可視化して現れてくる構造になっています。

そして、その目標達成の手段・問題解決手段として、各種のノウハウを提示しているセミナーがあったりするわけです。新しい情報を手に入れると新鮮なので、自分もバージョンアップした気になるけれど、試してみてうまくいったとしてももっと先が欲しくなったり、試してみてうまくいかなければ、もっと違う手段を求めて学びの旅を永遠に続けてしまう・・・すなわちラーニングジプシーが誕生します。

ラーニングジプシーは、「どこかに正解があるはず」という期待を持ってセミナーを受けてみるものの、完全なフィット感はなく、もっと正解に近づきたいという欲求から次々と講座・セミナーの沼にはまっていくような状況となります。

この沼から這い出すためには、どうしたらよいのでしょうか?

それはいつかは正解にたどりつきたいという正解主義から脱し、自分の波動にあった方法を、いま、この瞬間に使っていくことです。何が正解か?というフィルターではなく、何をすることが自分の波動を反映している行動なのかというフィルターを使って行動してみるということです。もちろん、今までセミナーや他の手段で学んだ道具箱を否定する必要はなく、うまく組み合わせても良いでしょう。ただ、あなたなりのオリジナルなアレンジ・修正・クリエイティビティもぜひ入れてみてください。

料理で言えば、料理のレシピはあるとしても、その通りが正解ではありません。あなた好みの調整によってあなたにベストフィットしたものにすることができます。それがあなたの持つ波動とのチューニングの仕方であり、もちろんあなたが世界には二つとないあなた自身の波動を反映した新しい料理をつくることもできることでしょう。

ラーニングジプシーの沼にいるなと感じたら、さらにさらにと追うのではなく、あなたの波動に立ち返り、フィットする道を模索してみてください。

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